【アドラー心理学】自己肯定と自己受容の違い
あなたはとてもポジティブだ。
と私は周りから言われることが多々あります。
これはもちろん良い意味(前向きであるという意味)で言ってくれていることだと思います。
しかしながら、嫌われる勇気を再読して気づいたのは、自己肯定だけのポジティブは単なる幻想に過ぎないのではないかと思います。
前回の記事では嫌われる勇気、幸せになる勇気をやや批判的に書きましたが、今回は良い意味での新たな気づきとして書いています。
自己肯定と自己受容の違い
まず自己肯定について嫌われる勇気では以下のように定義されています。
できもしないのに「わたしはできる」「わたしは強い」と、自らに暗示をかけること
一方で自己受容については以下のように書かれています。
仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいくこと
これを見て思うのは、できるだけ客観的な情報に基づき自己を見つめて、実現可能性が根拠を持って考えられているかどうかに、自己肯定と自己受容の違いがあるように感じます。
例えば私が競馬場に行ったとして、とあるレースに賭けて大敗したとします。
その次のレースを挽回しようとして絶対に勝てると信じてお金をかけるとしたら、それは自己肯定による悪い作用が出ているかもしれません。
他方で競馬で大敗した際に、次のレースでも勝てる保障がないから、次のレースでは賭けずに、アルバイトの日数を増やして買いたかったものを買おうとするとしたら、それは自己受容により判断できていると言えるでしょう。
自己肯定感が高い・低いについて
Googleで自己肯定という言葉を検索すると、大抵上位に自己肯定感が低い人は危険、みたいな記事が量産されていることに気づきます。
その内容はともかく、個人的に腑に落ちないのが自己肯定感が高い・低いという話についてです。自己肯定感が云々と書いてある記事を読むと、自己肯定感を自分に自信があるかどうか、という意味で捉えられることが多いのですが、個人的にはだいぶニュアンスが異なると思います。
嫌われる勇気に書いてある、自己肯定と自己受容の話で言うと、別に自己肯定はなくても自己受容が出来ていれば、自分に対して自信を持つことは十分に可能だと思います。
むしろ、自分の得手不得手、ビジネスの観点で言えば勝てるマーケットか負けるマーケットなのかをより深く理解している自己受容が出来ている状態こそが、自身を生み出すような気さえします。
自己肯定が万能薬のように扱われている記事や書籍も目にしますが、おそらく自分を肯定して常にポジティブにというメッセージの方が本が売れたり、記事が読まれたりするからではないでしょうか。
自己肯定からのポジティブは耳障りの言い響きがあります。他方で現実を見た上で自己受容した方が良いというのは夢がないようにも思えます。そして自己受容はある意味、自分の現実と向き合う必要があるため、簡単な作業ではありません。
ですから自己肯定をよしとする風潮が強いのかなと思います。
自己肯定が必要な場面
では自己肯定が必要な場面が全くないかと言えば、そうも思いません。多くの場面では自己受容をした上でポジティブに考えるのが良いと考えますが、火事場の馬鹿力が必要な場面では自己肯定も必要だと思います。
例えば自分が陸上競技の選手で走り高跳びの選手だとします。今までに自己記録で出したことがない高さが優勝ラインだとした場合に、本番の時に「出したことのない記録だから飛べない」と考えて助走を取る選手はいないと思います。
どちらかと言えば、「自分は飛べる」と考えて助走を取る選手が多いのではないでしょうか。
このような一瞬何かの力が必要な時には自己肯定、自己暗示は効力を発揮しそうな気がします。科学的な調査の結果は知りませんが、少なくともこのように瞬間的な場面では精神的には自己肯定が合った方がプラスに働きそうな印象です。
逆に火事場の馬鹿力が必要な瞬間以外は、ほとんど自己肯定は必要ないのではないかと個人的に思います。
以上となります。
今回は嫌われる勇気を再読して気づいた、良かった発見についてまとめました。
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【アドラー心理学】幸せになる勇気から考える尊敬と尊重
最近、6年ほど前に読んだ、“嫌われる勇気”を再読しました。
そして、その後に“幸せになる勇気”という続編を見つけて、そちらも読了しました。
ただ、この続編の“幸せになる勇気”には、強烈な違和感を覚える箇所がありました。
それが、この本で定義されていた、“尊敬”という言葉についてでした。
まずは本書での尊敬という言葉の使われ方について見ていきます。
本書の中で尊敬とは「人間の姿をありのままに見て、その人が唯一無二の存在であることを知る能力のことである」と定義されていました。
そして相手のことを信頼するには、相手を尊敬することが必要だと本書では説かれています。また、相手が誰であろうと、相手がどう思うかに関わらず、まずは自分が相手を尊敬し、信頼することは、アドラー心理学の骨格であるかのように感じました。
私が違和感を覚えたのは、まず尊敬という言葉の定義です。
本書で使われているような、「相手をありのままに見て、唯一無二の存在だと認識する」という意味で、日常生活において尊敬という言葉を使わなくないか?という疑問です。
尊敬という言葉の意味をネットで調べると、「相手の人格を尊いものと認めて敬う。行為・実績などを認めて敬う」と定義されており、どちらかと言えばこちらの方が尊敬の意味として、個人的にはしっくりきます。
本書で定義されている尊敬という言葉の意味があまりにも実感がなくて、モヤモヤしていました。
また、“ありのまま”という言葉の使い方も曖昧で分かりにくいと感じました。何をもってありのままなのか、というのが釈然としません。
加えてもう一点が、誰に対しても尊敬することが大事だと繰り返し説かれていますが、そもそも自分が嫌いな人に対して、わざわざ尊敬(アドラー心理学的定義、辞書の定義に関わらず)しなくないか?ということです。
本書では相手がどのように自分を感じるかは自分の課題ではなく、相手の課題だから気にする必要がないと書かれています。要するに嫌われてもあなたの責任ではない、という話です。
しかし、自分が嫌いな相手に対してはどうするのか、この点はあまり触れられていないように感じました(触れられていたらすみません)。
誰に対しても尊敬の気持ちで接する。聞こえはいいですが、こんなことできる人は完全に悟りを開いている人くらいしかいないのでは?と感じました。
要するに現実的じゃないという印象です。
それでここから“尊重”の話になります。
実は本書の中盤以降で再び尊敬の定義が書かれており、そこでは「ありのままのその人を尊重する」と書いてありました。
なんか尊重の意味も一般的な意味とズレているなあ、と感じたのが率直な意見です。
対応する箇所から読み解くと、尊重は「唯一無二の存在だと認識する」という意味で本書では捉えられますが、この意味では一般的に使わないと思います。
辞書的意味は「価値あるもの、尊いものとして扱うこと」とあります。やっぱりこっちの方がしっくりきますね。
そこで個人的に思ったのは、誰に対しても“尊重”するのが信頼する上で必要不可欠である、という捉え方がしっくりくるということでした。
日本で長らく生きてきましたが、誰に対しても尊敬は正直難しいですが、尊重なら相手・年齢問わず、できると思います。嫌いな相手でも尊重はできます。
よって個人的な結論は、人間関係において相手を無理に尊敬する必要はなく、相手を尊重することが大事ではないか、ということです。
どうしても読了して納得ができなかったで、備忘録がてら書いてみました。
一つお伝えしておきたいのは、単にアドラー心理学や本書を批判したいわけでは決してありません。むしろ、読んで気づきが大きく数年前から実践できており感謝しています。今回の記事も私のただの感想です。
一方で本書を批判的に読んで著者と意見が異なっても、そこに今回のように気づきがあれば、それはそれで正しい読書の一つだとも思っています。
色々な読み方で様々な気づきがある。
これが読書の良いところだなと実感しつつ、今回の記事を締めたいと思います。
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本能寺の変から見る、明智光秀の人生
戦国時代に天下統一を果たしたのは最終的に徳川家康でした。
しかし、戦国時代で天下統一の流れを作ったのは誰かと言えば、間違いなく織田信長でしょう。
畿内を制圧し、中国地方、四国地方に進出し、北陸地方、中部地方まで制圧していた織田信長。間違いなく1582年においては最も天下統一に近かった人物でしょう。
この年には武田家も滅ぼしています。まさに敵なしの状態でした。
ところがその織田信長の天下統一を阻止することになったのは、奇しくも信長が重用していた明智光秀によってでした。
ではそもそも明智光秀はどうして信長を討たねばならなかったのか。
明智光秀は謀反を起こしたものの、結局羽柴秀吉のいわゆる中国大返しという、荒業とも言える軍略の前に敗れ去りました。あまりにも短かった、明智光秀の天下は三日天下などとも言われております。
黒幕は足利義昭、朝廷、イエズス会など様々なものがありますが、光秀が謀反に動いた理由はなんだったのでしょうか。現代までに様々な考察が行われていますが、諸説ありハッキリとしたことは分からないままです。
明智光秀が謀反を起こした理由を諸説の中から、いくつかピックアップしてみます。
母親を殺された恨み説
比較的有名な説です。
1575年に織田軍は丹波の波多野家に進行を始めました。その丹波進行を任されていたのが明智光秀です。
しかし後に信長が波多野家との約束を破った結果、光秀の母が磔の刑にされて殺されました。
その時の恨みが信長を討つ理由になったというものです。この説は今では割りと信ぴょう性が薄いと言われているようです。
将軍足利義昭陰謀説
1573年に室町幕府最後の将軍となった15代目の足利義昭が、
実は裏で明智光秀とつながっていて、信長を討ち果たしたという説です。
しかし、この説は考えにくいでしょう。当時、足利義昭は毛利家の元にいましたから、光秀と結託していたなら秀吉の和睦に応じずに、そのまま備中高松城から動けないようにしていたはずです。
朝廷あるいはイエズス会が黒幕説
陰謀論的な要素が強いのが、この二つでしょうか。信長が将来的に朝廷を廃する動きを取っていた可能性がないとは言い切れませんので、そういった意味ではありかもしれません。イエズス会については、よく分からないですね・・・(笑)。
私が考える本能寺の変が起きた理由
ここからは個人的な意見になりますが、私は単に光秀も天下を取りたかった、というのが一番の理由では無いかと思います。
母親を見殺しにされた、四国攻めで面目をつぶされたなど、理由は色々これまで考えられてきました。そしてそれらは納得のいく理由となるものです。
ただ根幹にあったのは、単純に光秀は天下を信長から奪って、自分がその座につきたかったということではないかと思っています。
明確に光秀が天下を狙っていたという根拠はないですが、信長が天下統一ということを成し遂げかけていただけに、それを目の前で見てきた光秀が自分も天下を取りたいと思ったのではないでしょうか。
当時は戦国時代と言われることから分かる通り、弱肉強食の世界でだまし討ちや裏切り行為は日常茶飯事でした。
光秀がそのように考えても何ら不思議はないでしょう。しかも光秀は優れた武将です。
自分なら天下を取れると考えていたかもしれません。
光秀は一般的な歴史の勉強では本能寺の変を起こし、その後あっさりと秀吉に敗れさるイメージが強いですが、信長に重用されていた非常に優秀な武将です。
本能寺の変の片が起きた当時、信長配下の優秀な武将たちは、畿内を離れていました。
柴田勝家は北陸にいましたし、滝川一益は中部、秀吉は中国などなど、諸将は遠くにいたのです。
そんな中、有力武将のうち畿内にいた、明智光秀は信長を討つチャンスだと捉えたのではないでしょうか。
おそらく相当に隙があったのでしょう。逆に言えば信長は隙を生み出すほど、安心しきっていたということがわかります。
隙を作った理由は定かではないですが、明智光秀を信用していたからこそ、不意打ちを食らってしまったと考える事もできます。
光秀は千載一遇のチャンスだと飛びついたものの、準備はしっかりと出来ていなかったことが見てとれます。
自分の娘が嫁いだ先の細川家や比較的関係が良好だった筒井家が、光秀の味方をしてくれませんでした。これは大きな誤算だったと思います。
根回しが十分にできていなかったのは明らかです。裏を返せば、それだけ突発的に実行したことと、だからこそ動きが読まれなかった可能性があります。
ですから光秀としても一か八かの賭けのような、行動だったかと思います。
光秀は本能寺の変後に、朝廷に接近するなど動きは素早いものでしたが、いかんせん周りがついてきませんでした。
ではなぜ周りがついてこなかったか。
それは謀反を起こした大義名分のようなものが、無かったからだと推測されます。
謀反後のプランを持ち合わせていなかった、あるいは示せなかったので、周りがついてこないまま、秀吉らの謀反人を討伐するという大義名分の前に敗れ去ったのではないでしょうか。
光秀が天下を取れなかったのは、計画性がなかったことと、その後の展開を知らしめることが、できなかったという2つの点からだと思います。
もちろん本能寺の変で信長を討てたのは、計画性がなかったからこそだと言えるでしょう。
明智光秀は謀反人のイメージが強いですが、結局彼は武士として勝負をしに行ったのが、本能寺の変ではないでしょうか。大胆な賭けに出た、というのが光秀の人生最期の瞬間だったと私は捉えています。
今年は大河ドラマで明智光秀が主役で放送されていますが、この諸説ある中でどのような動機が描かれるのは楽しみです。
今回は以上です。
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無駄な飲み会を5年以上断り続けた結果
今日は無駄な飲み会を5年以上断り続けてきた結果について書いていきます。
結論から言うと、断り続けた結果、自分の時間が劇的に増えて、未来に投資する時間が増えました!そして、自身の目標に近づくことができたと感じています。
私が無駄な飲み会と考えるもの
全ての飲み会を無駄と考えていたわけではありません。まずは、私が無駄な飲み会と考えているものを挙げていきます。
・社内の愚痴大会の飲み会
・社内のやたらと先輩社員に気を遣う飲み会
・昔話ばかりの飲み会
・単純に気が進まない飲み会
これら上記の飲み会の共通しているのは、“特に得るものがない”、“面白くない”、“疲れる”などです。個人差はあると思いますが、私はこのように感じていました。
だから無駄な飲み会だと位置づけています。
あと、飲み会と言えば仕事関係の飲み会も確かに多いですが、プライベートの飲み会も無駄なものには参加しないように気を付けていました。高校、大学の同級生との飲み会も昔話にしかならないことが多く、いつしか参加することを止めていました。
一方で社内の飲み会に参加しないと、仕事上不利益があるのではないかと当時の私は考えもしましたが、結果的に仕事には全く支障がありませんでした。
どのような事態になったか。まず、社内の飲み会に誘われなくなりました。ですので、結果的に断る回数も減り、ストレスも少なくなりました。
“あいつは飲み会に誘っても来ない”、というブランドが出来たらしめたものです。
ほとんど誘われることはなくなると思います。
でも、そもそも飲み会をどのように断ればいいのか?という話もあると思います。
断り方が難しいという声もこれまで聞いたことがありました。
これはかなりシンプルに考えて良いと思います。
単純に「今日は用事があるから行けない」のような、適当な理由を付ければ大丈夫です。
私はこれで人に恨まれたこと(あるいは恨み節を言われたこと)は全くありません。
私は断り始めの頃は罪悪感を覚えることもありましたが、そのうち気にならなくなりました。というのも、断る方が自分にメリットがあることに気づいたからです。
飲み会を断って得られたもの
まず、時間を得ることができました。
通常、飲み会をするとしたら18~19時くらいから始まり、21~22時くらいに終わるのが一般的でしょう。酷い時は23時や終電になることもあります。
ですので、1回断るごとに約3時間が自分の時間として得られることができます。得られるというよりも、守ることができるというのが正しいかもしれません。
いずれにしても私はこの浮いた時間で読書や勉強の時間にあてることが出来ました。
読書では仕事の質を上げるための気づきや、人生に対する様々な考え方を得ることが出来ました。
そして、勉強では主に英語の学習を行なっていましたが、結果的にこれが私の海外駐在への道を開いたのは間違いありません。海外で働きたいという思いも、飲み会を断り続けたからこそ得られたものでもありました。
それから個人的な話にはなりますが、私はお酒がほとんど飲めません。
ですので、お酒をやたらと進めてくる飲み会や、飲まざるを得ない空気のある飲み会は心底ウンザリしていました。
そのような飲み会でつまらない思いもしませんし、二日酔いにもならないので、まさに無駄な飲み会に参加しないのは良いことづくめです。
無駄だと気づいた日
私が無駄な飲み会があることに気づいたのは、社会人一年目でした。これはかなりの幸運でした。それも数ヶ月で無駄な社内の飲み会には出ないと決めることができました。
実は何回か社内の飲み会に参加しましたが、そこで繰り広げられていたのは諸先輩方の陰口の言い合いや噂話などで、まるで足の引っ張り合いを目の前で見ていた気分でした。これはおかしいと思えたことで、その後、意識的に無駄な可能性が高い飲み会には参加しないようになりました。
私の感覚では社内の飲み会の8~9割くらいは無駄な飲み会だと思います。
一瞬の罪悪感があろうがなかろうが、くだらない飲み会に参加すると、時間を奪われるのは自分です。人生の貴重な時間を費やしていいものか、そのように考えた結果、私は簡単に断れるようになりました。
今回は以上です。
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他人と比較する無限ループから脱出するべき
私は10代後半から20代の前半くらいまで、よく他人と自分の比較をして一喜一憂していた時期がありました。
あの人よりは自分は上回っている、逆に落ちこぼれていると。
しかし、ある時から他人と比較して一喜一憂しなくなりました。
無駄に他人と比較するとはどういうことか、今回はそれを記事にまとめました。
私は他人と比較すること自体に意味がない、ということを言いたいわけではありません。比較する行為自体はとても大事なことだと思います。
私がここで言いたいのは、比較し続けて一喜一憂するという、もったいない行動についてです。ハッキリ言って精神をすり減らすだけで、意味がない行為のことです。
では具体的に見ていきます。
10代20代でありがちな他人と比較するポイント
・スポーツの能力
・大学(学歴)
・社名(給与なども含む)
スポーツの能力
私は大学時代に体育会の部活動を行なっていました。定期的に大会が行われ、順位付けがされていました。
そうすると、否が応でも自分より上手な人、下手な人がいます。私は当時、自分と他人の競技レベルを比較し続けてしまっていました。
大学
私の出身大学はお世辞を込めても、世間一般で言うところの三流大学程度です。
ところが私の通っていた高校はそれなりに進学校だったために、周りは自分より偏差値が高くブランド力のある大学に通っていました。
大学時代に飲み会を結構な頻度で開催していましたが、その時に何とも言えない劣等感がありました。
社名
これは自分が勤務している会社ということです。
そもそも大学生の就職活動をしている時から、何となく自身も社格がありそうな会社、知名度のある会社などを好んでいたような気がします。
社会人になってからも、私は全く無名のベンチャー企業で働いていたことがありました。
周りの友人は誰もが知っている一流企業に勤めている人も数多くいて、もちろん給与も私より全然良かったです。
共通項は?
これら3つの点で他人と比べてしまう時の共通項は何でしょうか。
それは、動かしようのない事実で自分と他人を比べているということです。
運動能力、学歴、会社などはそう簡単に変えられるものではありません。
ですから、そこで他人と比較して一喜一憂してもどうにもなるわけではありません。
ではなぜ他人と比較をしてしまうのでしょうか。
特に学歴や社名に関して強く思うのは、これらが重要視されるのは世間一般的に見栄えが良く、赤の他人からも評価してもらいやすいからでしょう。
だから、学歴もなく有名な会社に勤めていない人は羨むのだと思います。
でも人生や仕事を楽しむには別に絶対に必要なものではないと私は気づいています。
自分のキャリアでそれは体感してきました。
もちろん、学歴や会社のネームバリューが一切いらないとは言いません。
むしろ、学歴がある方が就職活動での選択の幅が広がると思いますし、OB会のような強力な組織もあったりします。これらは大きなメリットです。
だけども、人生楽しく生きるのにそれが全てではない、ということです。
20代前半は他人の視線を気にしすぎていましたが、気にしないようになり自分が好きなことや興味関心があることに注力できるようになりました。その結果、人とは違った面白い人生になり独特な経験、そして面白い人生を歩むことが出来ています。生活することにも全く困っていません。
中には好きなことがわからない、見つからないという方もいらっしゃるかもしれません。
でもそれはひょんなことから自分で気づいて見つかるものです。
見つけるために方法なんてものはないと思いますが、好奇心を持って行動し続けることがとても大事だと思います。
好きか嫌いかは感情ですから、実際に行動して体験したり、見て感じる以外には王道の方法はないと思います。人間関係や恋愛とも似ていると思います。
そして好きか嫌いかを見極めるには、自分自身の感覚で考えることが絶対的に大事です。他人が言う事には耳をかさないべきです。なぜなら他の人はあなたの感覚は分かりませんし、その人の意見や一般論でしか語れないからです。
これができないと他人と比較する人生を進んでいくしかなくなってしまいます。
あなたの考えは何なのか?
これが最も大事な自分自身への問いで、他人と自分を比較してしまう無限ループから抜け出す、唯一の方法だと思います。
今回は以上です。
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20代で経験して良かった3つの事
私は2020年現在、30代前半ですが、今回はキャリア形成において20代のうちにやっておいて良かった3つの事について書いていきます。
私は大手企業、ベンチャー企業での勤務経験があり、転職を複数回経験しています。
また、20代のうちに駐在で海外勤務を経験し、外国人を含めた海外現地法人のマネジメントの経験がこれまでにあります。
そんな私の経験を元に、今回は特に20代の方向けの記事を書いてみました。
海外で働いてみたい方、若くてマネジメントを経験したい方、ちょっと人とは違うキャリアを歩んでみたい方などを想定して書きました!
① 英語の勉強
まずはこれです。想像に難くない事ではあると思いますが、海外で働くためには少なからずある程度の英語スキルが求められます。
私が20代のうちに海外駐在を経験できたのも、継続して英語を勉強していたからに他なりません。英語は短期では絶対に実力がつきません。例えばたった数週間で英語力が劇的に向上するということは天才でない限りは難しいでしょう。
簡単に英語力が上がる、ということを謳い文句にしているサービスがありますが、最も大事なことは継続して英語を勉強することです。結局これが難しいと分かっているからこそ、簡単に英語を身に着くというサービスを考える人もいるし、それに飛びつく人もいるということでしょう。
では実際に海外で求められる語学スキルはどれくらいなのか?
これは結論から言うと、行きたい国によって必要とされる英語のレベルは変わってきます。
ちなみに私は恥ずかしながら、ぺらぺらに英語が話せるわけではありません!
仕事での会話や生きていく分での英語スキルはほどほどにありますが、馴染みのないテーマの話や専門的な話を急にされたら理解できない可能性が高いです。
では具体的に必要な英語レベルについて書いていきます。
まず、英語圏であれば言うまでもないと思いますが、相当高いレベルの英語が求められることが多いです。日系企業で海外現地でも日系企業の日本人と仕事をすることが多い、あるいは社内でそこまで英語を使用しない場合、通訳がいる場合は稀に英語があまりできない方もいらっしゃると思います。
しかし、ほとんどの場合でビジネス・私生活において話される英語の理解ができ、発信ができる会話力が求められるかと思います。
一方でアジア圏であれば比較的、求められる英語レベルは英語圏に比べると下がりますし、中にはこれまで仕事で英語を使う機会がなかったけれど挑戦したい、という方もいらっしゃいます。
大事なのは自分がどこの国に行きたいのか、またそのために必要な英語スキルはどれくらいなのか、それらを考えて目標を作り努力をし続けていくことだと思います。
② 営業職
海外で働く上で営業職を経験しておいて良かったと感じています。
というのも営業職が海外で必要とされやすいポジションだからです。
ではそれはなぜか。
日系企業を例に考えていきます。
例えば日系企業が海外に進出をして拠点を作るとなると、多くの企業が営業の人材を必要とします。なぜなら、進出先の国でもビジネスを拡大したいと考えている企業が多いからです。
となると必然的に営業の人材が必要となります。
これは日本にある、欧米系の外資法人でも同じことがあります。
日本に進出している理由は日本でビジネスを拡大したいからです。
そして海外拠点でマネジメントを任せるとなると、営業出身の人材が海外拠点のトップとして白羽の矢が立つことが多いです。
つまり、割と誰でもなれる営業職が実はかなりの可能性を秘めたポジションであるということです。
③ 自分の価値観を整理
なんだかんだ抽象的な価値観の整理ということが、最もやっておいて良かった事だと感じています。
ハッキリ言って、キャリア形成というものには必ず運がつきまといます。自分自身の実力、成果だけではどうにもならないものがあります。努力しても何とでもならないものがあります。
ただし、運が来た時にその運を逃さずに掴みやすくすることもできると思います。
それは、自分自身の価値観を整理して、自分に大事なことを理解しようとし続けていることだと思います。
己を理解できている状態であれば、運がたまたま目の前に転がってきた時に大事なものだと気づいて掴むことができるでしょう。
自分の人生で何が大事か、あるいは何が大事ではないか、何をする必要があるのか、何を止めるべきなのか、これらを考えることで価値観は整理されていきます。
私は20代の後半から自身の考え方を整理してノートにつけることを始めました。
ポイントは必ず書き出すことです。思っているだけでは整理ができません。
可視化することによって、自分にとって本当に大事なものが何かが浮かび上がってきます。
私は大学4年生の時からいつかは海外で働いてみたいと考えてきました。
会社の中でも事あるごとに、上司に海外で働きたい気持ちについて話してきましたし、また海外に行けるチャンスがある時は漏れなく、手を上げ続けてきました。
そして、最終的には海外で働くことができました。
これが出来たのも、自身の価値観を認識できていたからだと思います。
“大事な事だから必ずやると決めたこと”と“面白そうだから、いつか出来たらいいね”では雲泥の差があります。
ところが、例えば海外で働きたいかと聞かれた場合に“行きたいです”という人の中には、上記のいずれの方もいらっしゃいます。そして海外で働きたいと思っていたのに機会を逃してしまう人の中には優先順位が決まっていなくて、その時に一歩を踏み出せなかったという方が少なからずいます。
全てのケースで当てはまることではないですが、機会を逃さないためにも自分の価値観の整理はしておいて良かったことだと今でも思っています。
最後に
私は運には恵まれてきたと思いますが、天才ではなく才能もないと自分のことを思っています。
大学は謙遜ではなく三流の大学卒ですし、スポーツも何かに秀でていたわけではありません。そして、新卒で入った会社も三ヶ月で退職しています。
ようするにパッと見の経歴では全然評価されないタイプの人間だと思います。
ただし、自分の好きな事を探し続け、大事なことを考え続けて行動した結果、少しずつ人生が形作られてきたような感覚があります。
学歴、経歴だけで人生が決まるわけではないと大学生や社会人の若い方に伝わればいいなと思います。昔の私は良い大学に通う友人や、新卒で良い会社に入って立派に勤め続けている人たちに対して、どこか劣等感がありました。
劣等感は相手と比較することで発生する感情ですが、相手に勝てないところでの劣等感ほど意味のないものはないです。私の場合で言うと学歴がそうですが、気にしたところで良い大学に入れるわけではないので、どこで自分が頑張りに行くか、大事にするかという事を考えて行動していくことが最も大事な事だと思います。
誰かと比較することは必要だと思いますが、それがただ劣等感を得るだけでは意味がなく、自分のポジションをどこに置くかを考えることが大切です。
今回は以上です。
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人の死を考えた時に気づいたこと
つい先日こんなことがありました。
私の7年来の友人が、北海道に出張に行ったきり、ぱったりと連絡がつかなくなりました。
普段であれば、毎日連絡を取るような仲の友人であったので、急に連絡が途絶えて妙な胸騒ぎがありました。
10日間ほど音信不通となり、さすがに何かあったのかと心配になり、
LINEでメッセージを送るものの、既読にはなりますが返信は全く来ないという状況になりました。
いつもであれば既読のみならず、積極的にコミュニケーションを取ってくるタイプなので、既読スルーの状態はかなり気持ち悪く、何かしらの事件に巻き込まれたのではないかと、そのうち考え始めました。
他の仲の良い友人からも、音信不通になった友人と連絡が取れないという連絡があり、これはいよいよ何かがあってもおかしくないと思いました。
もしかしたら最悪、何かの事故に巻き込まれていて亡くなっている可能性もあるかと思い始めました。考えすぎと思われるかもしれませんが、それくらい頻度が高く連絡してくる友人だったのです。
とにかく誰かと連絡が取れていればと思い、同じ会社の同僚にまずは連絡を取ってみることにしました。
結果、この音信不通になった友人とつい最近会ったし、連絡も取れていることがすぐに判明しました。
どうやら忙しくて、ただ単に連絡が取れていなかっただけだということが最終的な事実でした。
何事もなく本当によかったのですが、安堵と共に図らずも人の死を考えて気づいたことがありました。
それは誰もが突然亡くなるかもしれないということでした。自分も含めて。
明日は何が起きるかわからないということは、当然ではあるのですが普段はなかなか意識しづらいと思います。普通に生活している時は、あの人が明日亡くなるかもしれない、とは何かしらの重い病気を持っている方以外には考えづらいでしょう。
ところが何か不慮の事故であったり、何かしらの事件に巻き込まれることも、予期せず人生では起こる可能性があります。今日会えている人も、明日会えなくなる可能性があるということをとても感じました。
それと同時に、明日会えなくなる可能性があるからこそ、相手との一瞬一瞬の時間を大事にして、相手には感謝することが後悔のない人付き合いではないかと考えています。
もちろん、すべての相手にそれはする必要がないと思います。特に自分が嫌いな人に対してですが・・・(笑)。
相手との時間を大切するにはどうするのか?という話にはなりますが、個人的には誠実に相手に接することが何よりも大事だと思います。誠実というのは相手に嘘をつかずに向き合うことだと思います。
例えば相手と自分の意見が違うのに、意見の対立を避けるために自分の意見を伝えないのは不誠実だと思います。誠実とは何もかもを相手に合わせるのではなく、自分の考えや思いを思った通りに伝えることだと思います。
相撲で例えると“がっぷり四つ”の状態が相手に誠実に向き合っている状態に近い?かもしれません。
そして感謝に関しては、そのままですね。何に対して感謝するのか、ということに関してはあらゆることだと思います。
例えば、ランチに行くとしたらランチに行く時間そのものを自分に使ってくれた、と感謝の対象になります。もしランチを御馳走してもらってしまったら!、これは分かりやすいですが、お金を使ってくれた行為もそうですし、御馳走しようとしてくれたその心に何よりも感謝せざるを得ないです。
誠実さと感謝、これを人間関係において大事にしていかないといけないと再認識させられました。私もまだまだできてないことが多いと感じていますので、誠実さと感謝の気持ちを忘れずにこれからを過ごしたいと思いました。
今回は以上です。
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【筋トレ】8か月で体重が15㎏増えました
今回は久しぶりに筋トレの続報を書いていきます。
昨年11月に本格的にウエイトトレーニングを始めたのですが、あれから8か月ほどが経ちました。
一時期、コロナウイルスの影響でジムに通うことが難しかったのですが、筋トレ自体は自重トレも含めて継続していました。
ブログで筋トレについて書くのも7か月ぶりですが、トレーニングの継続はしておりました!
トレーニング状況
現在の進捗をまずは以下にまとめます。
身長:176㎝
体重:78㎏
BIG3:ベンチプレス75㎏、スクワット100㎏、デッドリフト100㎏
そして筋トレを始めた、昨年の11月時の状況は以下の通りです。
体重:63㎏
BIG3:ベンチプレス40㎏、スクワット50㎏、デッドリフト0㎏(できなかった)
ざっと見た感じ、だいぶ成長しているかなと思います。
特にデッドリフトは広背筋の下部はほとんどトレーニングをしたことがなく激弱で、かつデッドリフトのやり方もよくわからなくて恥ずかしながらできませんでした…(笑)
今のBIG3の数値もMAXチャレンジをして挙げている数字ではないので、実際はもう少し挙がると思います。
脂肪も結構ついていますが、周囲の人からは身体が大きくなっていると言ってもらえることが最近増えてきました。
続けていれば効果が出るのだなと実感しております。
それから今年に入ってから目標も追加しておりまして、10月末までにBIG3の合計が300を超えたいと考えています。
何となくこれを超えたら、初心者は卒業かなと勝手に思っています!
今のペースであれば超えられそうなので、達成できたらまた新しい目標を立ててチャレンジしたいと思います。
そして最近のトレーニングの仕方についても、振り返ってまとめてみました。
以下の3つをトレーニングのポイントとして取り組んでいます。
① 追い込まない(オールアウトしない)
② MAX重量でやらない(ボリューム重視)
③ コンパウンド種目(BIG3)を中心にする
これらを5月に意識し始めてから、扱える重量が急激に伸びました。
5月までは真逆のトレーニングスタイルでした。
常に追い込んで、もう挙がらなくなるまでの回数でやり、MAXでどこまで挙がるかのチャレンジを頻繁に行い、またBIG3はやらずにマシンやアイソレイト種目を取り入れ種目数が多い、というトレーニングスタイルでした。
色々なトレーニング理論はあるかと思いますが、私のような筋トレ初心者の方は、私が取り組んでいるトレーニングプランの方が適しているのではないかと、身をもって実感しております。
と言っても、何もこのトレーニング方法は自分自身で見つけたものではありません。
当然ながら、このトレーニング方法を提唱している人を参考にしていました。
その方とはYouTubeで筋トレ系YouTuberとして活躍されているSho Fitnessさんです。
とにかくSho Fitnessさんの動画は参考になるものが多く、初心者が見ても勉強になる動画を多く配信されています。
有料のnoteの記事も販売されていて、個人的にはこれが最も参考になり、効果的なものでした。
初心者・初級者向けに書かれているので、大変理解しやすい内容になっています。
Sho Fitnessさんのトレーニング理論を参考にするまでは、基本的に追い込むトレーニングしか取り組んでこなかったので、追い込まなくて本当に大丈夫なのか、激しい筋肉痛が来ないけど大丈夫なのかと心配にはなりましたが、結果的には大当たりでした。
もちろん個人差はあるので、Sho Fitnessさんのトレーニング方法が万人に効果的なものではないと思います。
ただ、私の実体験では非常に効果的なトレーニング方法だと感じています。
ちなみに一切、Sho Fitnessさんの回し者ではございませんので、ご安心ください(笑)
何故筋トレが続いたか?
筋トレは続けないと間違いなく効果が出ないので、筋トレの最大の敵は筋トレを続けずに止めてしまうことです。
ではなぜ8か月ほどあまり続けることができたのか、最後にまとめたいと思います。
大きく分けて2つありました。
まず一つは目標を立てて取り組んでいること。体重の目標、挙げる重量の目標を立てて取り組んできました。そのために努力したいという気持ちと姿勢になりましたので、
目標を立てて目指すことの大事さを実感しました。
これはテレビゲームのRPGゲームとも似ているかもしれません。
ボスを倒すために何レベル必要なのか、みたいな考え方と一緒のような気もします。
そしてもう一つがお金をかけて取り組んでいることです。
当初はジムとパーソナルトレーナーにお金を払ってトレーニングをしていました。
しかもパーソナルトレーナーは前払い制でしたので、行かないと損するという気持ちに自然となります。
これはトレーニングを継続するという観点でいうと、大きな効果がありました。
結局気持ちもそうですが、続けるための仕組みをいかに作るか、これも大事な要素であることを学びました。
今回はトレーニングの話ですが、勉強に関しても同じようなことが言えると思います。
例えば予備校に通うとか、資格の専門学校に通うとか、お金を投じると人は投資を回収するために必死になって取り組むのではないでしょうか。
そうせざるを得ない、という環境を作るのが継続する一番の秘訣かもしれません。
今回は以上です。
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“自分らしさ”というのは相手からの評価が始まり
「自分らしさって何だろう?」
と何かを迷った時や、何かを意思決定する時に考えることがあると思います。
誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
でも自分らしさというのは、実は自分で考えるだけでは答えにたどり着くことができません。
結局は自分らしさというのは、相手からの評価が始まりです。
ではなぜそう考えるのか?について書いていきます。
自分で考えても答えが出ない
自分らしく生きよう、という言葉一見するととても綺麗な言葉です。
これまでの人生でも、何度も何度も自分らしく生きることが大事だというメッセージを目にしてきました。
ところが自分らしさとは何なのかを知るのに、自分らしさとは何だろうと自分だけで考えてしまう人が多いように、これまで生きてきて感じてきました。
これはきっと、自分らしさを認識するための方法についてはあまり言及されずに、自分らしく生きるという綺麗な言葉だけが世の中に広がってしまったからではないかと考えています。
私自身も以前は、自分らしさとは自分で考えた先に答えが見えてくるものだと思っていました。
しかし、それでは答えが出ません。
なぜなら、自分の思いだけで考えると、それは相対的な評価になっていないからです。
自分らしさとは結局、他人との相対評価の上で成り立ちます。
例えば、私が高校生でサッカーをやっているとします。クリスティアーノ・ロナウドやメッシくらいの、実力を兼ね備えたスター性(要はサッカーが抜群に上手い)が自分らしさだと思っているとしましょう。
ところが高校の部活でそもそもスタメンでなければ、誰も世界トップクラスの選手になれる人材だと私のことを思わないでしょう。
誰も認知しないということは、世界クラスのサッカー選手になれる実力=私らしさにはならないということです。なぜなら周りがそのように評価していないからです。
自分らしさの評価軸とは
次に自分らしさが他人から評価されるポイントが何かを考えてみたいと思います。
私は能力と性格の2点が他人から評価されるポイントだと考えています。
そして能力と性格のいずれにしても絶対的な評価指標というものは存在せず、自分の能力や性格がどこと比較されるかで、自分の評価が決まり自分らしさとは何かが初めて定義されます。大事なポイントは絶対的な指標はなく、あくまでも自分と何が比較されるかです。
もう少し具体的に見ていきましょう。
まず能力に関しては自分の運動能力であったり実績、また仕事における営業力などが能力に該当する項目です。
例えばあなたが100mを12秒で走れたとしましょう。これはオリンピック記録からすると、全く早くない記録になります。ところが、仮に100mを15秒くらいで走る人ばかりがいる集団にいたら、あなたは相対的に足が速い人間とみなされるでしょう。
これが評価ポイントに絶対的な指標がないという理由です。
あなたが何と比較されるか、その上での評価がどうなのか、これが大事な点ということです。
では続いて性格の評価についてはどうでしょうか。
結論から言うと性格の評価に関しては、経験の評価とは異なり、自分の性格について違う母集団の3人が同じことを言っていたら、それは確度の高い自分の評価と受け止めるべきでしょう。
つまり、これが自分らしさの指標となります。
例えば、私は違う母集団の人、大学の知人、先輩、加えて会社の上司などからよく言われるのが、「お前は頑固だ」という点です。
自分が思っている性格が頑固かどうかに関わらず、これが世間での自分の評価で、かつあなたらしい性格ということになります。
上の例で言うと、私以上の頑固者は中々いないと言うこともできるでしょう。
とはいえ、頑固と言われてもそれはマイナス評価に見えるし自分らしいと言えるのか?、という疑問も同時に湧いてきます。
ところが性格の評価に関してはプラスに見える評価、マイナスに見える評価のいずれも、良い点も悪い点も含まれている表裏一体の評価であることを認識すると良いでしょう。
先ほども例に出た、“頑固”というのは一般的にはあまりいい意味では用いられません。
しかし、頑固という言葉を良い意味で捉えると、自分の意見を持っている・自分の軸を持っていて曲げない、と言い換えることができます。
また、頼まれたら引き受けてくれる人、という一見良さそうに見える評価があったとしましょう。
これも逆に悪く捉えると、ただのイエスマンにも見えるし、断れない人という見方もできます。
ですので、先ほども述べたように性格の評価というのは非常に曖昧で、良くも悪くも捉えることができます。だから一見悪そうな評価をされたとしても、それは気にする必要がありません。あなたらしい良い点を把握することができます。
自分らしさを知るために
では最後に結局自分らしさを知るためには、どうすればいいのかをまとめます。
まず能力に関しては、これは社会で生きていれば否が応でも分からされることでもあります。というのも社会は競争原理で成り立っているからです。
世の中は会社員で暮らしている人がほとんどだと思いますが、会社員として生きていれば良くも悪くも他人との差を感じざるを得ません。
仕事の成果は自分と相手の相対評価をする時には、最も分かりやすい指標だと思います。
また能力は結果や数字で表されないものもあります。
例えばコミュニケーション能力に関しては、数値化することはほぼ不可能でしょう。
「あなたの話し方は信頼できる」「話しやすい雰囲気を作るのが上手」などといった評価も、あなたが優れている可能性の高い能力になるはずです。
次に性格については先述したように、3人ほど遠慮なく自分について話してくれる人に自分の性格について聞けばよく分かると思います。
これらの過程を通して自分らしさが見えてくるはずです!
最後に一つ言いたいのは、今回書いた内容は何も人の目を気にし続けろ、ということではありません。
現実的に”自分らしさ”とは周りの何と自分を比較するのか、他人の自分の評価はどうなのかを踏まえないと正しい姿が見えてこないということが言いたかったのです。
今回は以上です。
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読書は量ではなく質。読み方が大事という話
今回は本の読み方について書いていきます。
結論から言うと、読書は即座に考え方や言動を変えないと、ほとんど意味がありません。
どういうことか?、についてこの後触れていきます。
まず、今回考える本の読み方は、小説などの娯楽ものには当てはまりにくいです。
あくまでも、ビジネス書や自己学習を促すために行なう読書についてです。How to系の読書にも該当するでしょう。
逆に受験勉強で使用するような、学問の勉強をする本にも当てはまりにくいです。
社会人になり、営業スキル、マネジメントスキルを向上させるため、はたまた何か人生に関する新しいヒントを得るために読む本などは該当しやすいです。
今回、読書は量より質であるということをテーマにしたのは、世の中に読書はとにかく量を読むべし、気になった本はすべて読むべし、といった論調は見るのですが、読み方について触れていることは少ないと感じていたためでした。
速読をはじめ、世の中にはどうやって無限に存在する本をいかに高速に消化していくか、といった技法についてはスポットライトが当たりやすいですが、どのように読むのかには言及されないことが多いです。
つまり、本を大量に読むことが目的にすり替わっていて、読書の効用であったり、効用を得るための方法は語られることが少ないと思います。
もちろん、本を多く読むことについて批判するつもりは全くありません。
私も過去には年間100冊以上の本を読んだことがあります。
ただ、量も大事ですが、そもそも読み方が正しいか質が高いかどうかの方が大事ということです。
野球で例えると、バットのスイングが正しいのが質の高い読書で、スイングが正しくないのが読み方を知らない読書という事になります。
ということは、本を高速に読むことができ、正しい読み方ができたら文字通り最強だと思います。バットのスイングが正しい状態で、打席に立ちまくるということになります。イチローみたいな状態です。
それでは本題に入ります。
意味のある読書とは?
何かのスキルや考え方、手法に新しいヒントを得るために本を読む時は、本が読み終わった時点で何かの行動や考え方を変えていることが意味のある読書となります。
何となく読み終わって、何かを得られたような感じになった読書は、ただの娯楽か自分を変えることに繋がらない読書ということになります。
それから過去の自分によくあったのが、著者の意見や考え方に同意して共感している状態でした。これは一見すると、読んで何かを感じているから正しいようにも見えますが、この状態もほとんど意味がありません。
必要なのは同意、共感ではなく、自分の行動や考え方をどういう風に変革するかです。
だから、同意したり共感したりするのは間違いではないのですが、その上で「あなたはこれからどうするのか?」を自分に問わないといけません。
これがないと、単にこの本は面白かったな~となって終わるだけです。
娯楽で読む本なら問題ないですが、ここではあくまでも何かを得るために読書をしていると仮定しているので、感じただけで終わりだと意味のない読書になります。
正しい本の読み方とは?
本を読みながら、自分が取り入れたいと思った箇所を線で引いて後でまとめるか、即座にメモを取ること。
これが正しい本の読み方だと思います。
本の頭から最後まで、特に何もせずに最後まで読み通した場合は、意味のない読書となる可能性が高いです。
なぜなら、仮に感心する文章があったとしても覚えていないからです。
推理小説で考えると、探偵がヒントをメモせずに最後の犯人探しに入るようなものです。
仮に文章を読了後に覚えていたとしても文章を探すのにえらい手間がかかるため、非効率的です。
私も以前は特に何もせずに本を読み終えることを長らく続けていましたが、その時は分かった気になって、その後に何も生きていないことに気づくことが多々ありました。
つまり、意味のない読書になっていたということでした。
でも、読書をしながら線を引くのは面倒くさいのでは?と思う方もいらっしゃると思います。そういう方にはkindleをはじめとする電子書籍を個人的にはオススメしたいです。
なぜなら簡単に付箋を引くことができて、かつページに栞を挟むことができます。
明らかに正しい読書をするためのツールがそろっているので、電子書籍を活用すると効果的な読書はしやすくなるでしょう。
私はkindleを使用しているのですが、読書中に気になった箇所にはすべて線を引いておき、読了後に再確認して内容をまとめ、自分はどう考えるのか、どう今後の行動を変えるのかを文章にするようにしています。
結果的に行動につながり、日常生活で試すことができるようになりました。
そんな難しいことではないのですが、これをやるかやらないかで読書の効用は大きく異なります。
今回は以上です!
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失敗・挫折・後悔が人を成長させる【新卒入社編】
前回は「本当にこの会社で良かったのか?」という、モヤモヤを抱えながら入社日を迎えることになった様子について書きました。
lifedesignfreak.hatenablog.com
今回は新卒入社した時の話を書いていきます。
以前の記事にも書きましたが、結論から言うと3か月で私は辞めました。
私は新卒での会社選びに失敗したわけですが、本記事では入社した後に感じた後悔について書いていきたいと思います。
入社前にやっていたこと
私は4年生の春を迎えた時点で、金融機関への就職が決まっていました。
もう少し具体的に言うと、日系の大手証券会社でした。
証券会社は株を売っているイメージも強いかと思いますが、実際は多種多様な金融商品を売っています。ですので、他の金融機関、例えば銀行・保険会社が提供しているサービスとも結構かぶる部分があります。
金融の全般的な知識を取り敢えずはつけておこうと思った私は、ファイナンシャルプランナーの資格を勉強しました。
ファイナンシャルプランナーの資格は、株・債券・保険・不動産・相続など、人生でお金が関わってくることに対するアドバイザーのような資格です。
この資格一本でいきなり独立して生活をしている方は多くないと思いますが、何かしらの個人向けのコンサルサービスをされている方が取得されているイメージが強い資格です。
大学を卒業するまでにはファイナンシャルプランナー2級には合格しており、新卒の会社に入社した後はAFP(ファイナンシャルプランナーの資格の一つ)を取得するまではスムーズにいきました。
それから入社までに証券外務員の資格を取り、それから入社前か後か失念しましたが保険募集人の資格も取得しました。どれも一発合格できるもので、難易度は全然高くありません。
このように準備は万全にしていたのですが、カルチャーマッチするかどうかの不安を抱えていたのは、前回の記事でも言及した通りです。
つまり、体育会系の環境過ぎないかどうかを心配していました。
入社後。即座にギャップを感じた日々
心配は完全に的中することになりました。まず、新入社員研修からはじまりました。新入社員向けの全体講義から入りましたが、人数が数百人いる中での大講義でした。
人数がかなり多かったので、研修の班は何組かに分かれて、各組に現役社員が指導員としてつくという研修体制でした。
そして、何とも恐ろしかったのが、その現役社員の指導員がきちんと講義を新入社員が聞いているかをモニターで管理しているということでした。
大講義だからサボっている場合は、モニタールームで発見されて罰則を受けるという仕組みが出来上がっていました。
サボっていることがバレた新入社員は、全員の前で呼び出されて別室に呼び出されるという、最恐クラスの体育会のカルチャーが整っていました。
数日間の全体研修が終了した後は、個別研修に移行していきましたが、ここでも体育会のカルチャーはいかんなく力を発揮していました。
例えば、毎日新入社員は日経新聞の朝刊を持ってきて読む、であったり、宿題を必ずやってくる、みたいな決まりがありましたが、これを守れないと強烈な罰則が待っていました。
確かに宿題をやらない新入社員もどうかと思いますが・・・。
何とこの罰則が、部屋の隅に立たされて研修を受けることができないことであったり、反省文を書かせるという、なんとも古典的な方法でした。
今でこそ笑える話ではありますが、当時の研修でやらかしてしまった新入社員は生きた心地がしなかったでしょう。ちなみにそのやらかした新入社員は今でも元気に、その会社で働いています。
他にも体育会のノリは上げるときりがないのですが、突然指導員が怒声や罵声を浴びせてきたり、暴力寸前の行動を取ってくるなど期待を裏切らない、体育会っぷりでした。
正直、私はこの環境でも上手くやれていました。なぜなら大学に体育会の環境で生きてきたので、どうやったら評価されるのかは簡単にわかりました。慣れていました。
結果的に配属先にも恵まれて、希望通り首都圏での勤務を勝ち取ることができました。
大企業は新卒に取って魅力的な選択肢ですし、終身雇用が崩壊したと言われる今でも、私は大企業に入社することはかなり魅力的な選択肢だと考えています。
しかし、今でこそ気づくのは大企業の営業で全国各地に営業拠点がある会社は、入社後に配属が決まるケースがあります。いわゆる配属ガチャ、つまり配属が希望ではなく、会社の意向で判断されてしますケースがあるということです。これは大企業ならではのリスクとなります。
こうして私は研修を終えて配属されました。配属の希望も叶いましたが、なんかスッキリしない気持ちでした。上手く言い表せないのですが、おそらく全然会社が好きではなかったのかもしれません。
配属後、さらに予感は当たる
私が配属された支店は会社のエース格とも言える、トッププレイヤーたちが集まる拠点でした(すぐに辞めたので本当にエース格だったかどうかはわかりません)。
会社の営業としてはすごいのでしょうが、はっきり言うと人間としてすごいと思える人がたった一人もいませんでした。課長も支店長も年齢が近い人も全くでした。
それに最もくだらないと感じていたのが、若手の先輩たちとの飲み会でした。
若手の先輩たちの話は、自分の年上の先輩の悪口や噂話ばかりで本当に退屈でした。
絵に描いたような古き日系企業の悪しき慣習が、そこには展開されていました。
仕事においてもなぜこれをやるのか?と聞いても、黙ってやってこいの一言しか言えない、OJTの先輩にも呆れました。まるで考えることを止めて、生きている雰囲気すら感じました。
そして、わずか1ヶ月でしたが、このような環境に嫌気がさして私は会社を退職しました。
まとめると
私は何も自分が入った会社が悪いとは思っていません。この会社で今も働いている同期を見ていると、いい会社という側面も少なからずあるということです。
大事なことは私自身に合わなかったということと、それを入社する前に、もっと言うと内定承諾する前に気づけていなかった私の責任です。
こうして私は次の会社を決めていなかったので、無職状態となり仕事を探すこととなりました。この辺りも考えが甘かったですね。
今回は以上です。
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読書は紙媒体と電子書籍のどちらが良いか
新しい知見を得るには読書は非常に有効な方法の一つです。
今回は本の紙媒体と電子書籍の違いについて比較していきます。
結論から言うと、私個人としては紙媒体よりも電子書籍の方が読書のメリットを教授しやすいと考えています。
では、なぜ電子書籍の方が紙媒体よりもメリットが大きいのかを解説していきます。
それぞれのメリット・デメリット
電子書籍が登場し、現在ではかなり大衆にも存在は認知されてきました。
電子書籍については、これまで色々なことが言われてきました。
本は活字でないと頭に入らない、目が悪くなる、などなどです。
たまに極端な意見や攻撃的な意見が散見されますが、ここではまず紙媒体と電子書籍のメリット・デメリットについて冷静に考えていきます。
以下、私が考えるメリット・デメリットです。
『紙媒体』
■メリット
①書店で本の中身を読んで買うか、買わないかの判断をすることができる
②瞬時にページを開きやすい
③人から借りて読むことができる
④読み飛ばしが可能で、全体感が掴みやすい
■デメリット
①分厚い本になると持ち運びが不便
②本が増えると管理が煩雑になる
③購入するためには本屋に行くか、ECサイト経由での配達がほぼ必須
『電子書籍』
■メリット
①気になるページに線が引ける。ブックマークできる
②多くの本を一つの端末にストックできる
③価格が紙媒体よりも安いケースが多い
④暗い場所でも読める
⑤ネット環境があれば購入したい時に買える
■デメリット
①中古で買えない・売れない
②物によっては電子書籍化されていないので、読みたい本が読めないことがある
③人に貸すことが難しい
まとめてみると改めて気づくのは、当然ながら双方ともにメリット・デメリットがあります。
というわけで、そもそも紙媒体と電子書籍のどちらかが絶対的に良いということはありません。二元論に囚われる必要はないのです。
自分なりにメリット・デメリットを把握した上で、自分の読書スタイルに合う方を選択するのが最も良い選択になるでしょう。
とはいえ、私は冒頭にも書いたように電子書籍を圧倒的にオススメしたいです。
ここからは、私が何故電子書籍をオススメするかをまとめます。
電子書籍をオススメする理由
電子書籍をオススメする理由について説明する前に、私の読書スタイルと考え方について説明していきます。
まず私の読書スタイルですが、読んだ本に関しては気になった箇所をパソコンでまとめて、いつでも閲覧できるようにしています。
その上で、自分はどう感じたのか、何が変化したのか、何を今後変えていくのか、などを文章にしてまとめます。つまり、自分が読書中に気になった箇所は、その時に分かるようにしておく必要があります。
とすると、紙媒体の場合はボールペンか何かを常に持ち歩いて、そのたびに本を広げて線を引くか目印をつけるか、あるいは本の端っこを折るなどをしないといけません。
ところが電子書籍であれば、線を引くのはドラッグでできますし、読んでいるページにブックマークをつけることができるので、読書後の効率性は圧倒的に電子書籍の方が高いと考えています。
もう一つ、考え方としては紙媒体の本は場所を取り、管理するのがめんどくさいというデメリットがあります。
学生時代から本を読むことが好きだったので、売らない限りはドンドン本棚に本が溜まっていきます。そして本棚に収納したり、動かしたり、読みたい本を探すときにも手間がかかります。また、本が大量になってくると、部屋のスペースもだいぶ圧迫します。
以上、2つの理由から個人的には圧倒的に電子書籍をオススメしたいです。
はっきり言って、読書をするなら、買わない理由がほぼないです。
電子書籍ならkindleが扱っている点数も多いですし、アプリ、サイトが割と洗練されているので、kindle一択だと思います。
とはいえkindleの端末を買わずとも、スマートフォンやタブレットで読めるので、個人的には特別kindleの端末は買わなくても良いと思います。
今回は以上です。
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タイピングは一度身に付けると絶対に腐らないスキル
社会に出て役に立つスキルは何か?
このような話題をネットや雑誌などで、たまに見かけることがあります。
何かの資格を取得する等々、色々な意見があると思います。
その中で、頭の良さが関係なく、誰でも時間をかけたら必ず上達するスキルがあります。
それがタイピングのスキルです。
プログラミングではなくて、タイピングです!
如何に重要かを説明していきます。
タイピングする速さの重要性
社会人になる前に、タイピングの速さが重要だと言われたことはありませんでした。
それだけ、重要にも関わらず軽視されているスキルの一つではないかと思います。
あまりにも基本的過ぎて話題に上がることがないのでしょう。
ではなぜタイピングする速さが重要なのか。以下の二つに集約されると考えます。
① キーボードを使用する仕事がほとんど
② タイピングが速いと生産性が高くなる
現代のビジネスシーンでパソコンを使用しない仕事はほとんどないでしょう。
つまり、パソコンを使用するということは、キーボードに触れてタイピングする機会も自ずと増えてくるわけです。
特にメールを使用しない仕事はほとんど存在しないはずです。
そして、メールを打つ時はキーボードを使用してタイプします。
だから、シンプルにタイピングする速さが重要だということがわかります。
また、タイピングが早くなると生産性が高くなります。
当然ですが早く入力できるということは、早く文章を作成することができます。
そして、メールを書くスピードも速くなるということになります。
つまり、仕事の時間が短縮されて、生産性を上げることができます。
生産性を上げるメリットですが、これはかなり強力です。
例えば、同じ長さの文章をタイプするのに1時間かかる人と、30分しかかからない人がいた場合は、生産性が2倍異なることになります。
ということは30分で仕上げることが出来る人は、30分余剰の時間を手にすることができます。
また、会社員として働く場合は社内で、より評価される人間になるでしょう。
仕事が早い人と遅い人のどちらを評価するかと聞かれたら、100人中100人が仕事を早い人を評価するはずです。
生産性を高めることはいいことづくめであることが分かります。
タイピング速度が向上する=仕事の速度が上がる
と言い換えても言いでしょう。
もう一度生産性について考えてみます。
仮に1日のタイピングにかかる時間を10分と想定した場合、10分で終えることができる人と、同じ分量を打つのに20分かかる人を比較してみましょう。
営業日を240日と考えたとすると、年間で2400分の差が生まれます。
つまり、40時間程度の差が生じることになります。
タイピングのスキルは十分に投資する価値のあるスキルです。
タイピングの練習方法
具体的にどのようにタイピングを練習すればいいのかについても触れていきます。
私がタイピングを練習し始めたのは、社会人1年目で半年ほど過ぎた時でした。
しかし、ブラインドタッチすら取得していないような状況でした・・・
ただ、そこから練習を重ねてなんとかブラインドタッチはできるようになり、
タイピングを練習することが楽しくなり始めました。
そして、タイピングの速度は劇的に向上しました。
過去に私が練習したことのある、タイピングのサイトをお伝えします。
■ブラインドタッチを学ぶ
『ひよこでも出来るタイピング練習講座』
http://typing.twi1.me/training
■タイピングの練習
『イータイピング』
http://www.e-typing.ne.jp/
『寿司打』
http://typing.sakura.ne.jp/sushida/
いずれも有名なサイトかと思いますが、タイピングの練習に打ってつけです!
ブラインドタッチができない人は格好つけずに、ブラインドタッチの基礎から学ぶ方が、圧倒的に上達が早くなります。
私もブラインドタッチが依然できなかったので、手の置き方など基礎から学びました。結果的に、その後タイピングを練習し始めたら、上達が早いと感じました。
話は変わりますが、タイピングは何も社会人だけに必要なスキルではないと思います。
大学生もレポートの提出はWordなどを使用して、提出するのが一般的なはずです。
卒業研究の資料ともなれば膨大なタイピングが必要になってくるでしょう。
そんな時にタイピングの速度があれば、より短時間で仕上げることが可能になります。
なので、社会人になる前からタイピングの速度が早ければ、
それは大きなアドバンテージを持っていることになるでしょう。
絶対に腐らない、タイピングというスキルは一生モノです!
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モンスターファームが実は人生の本質を捉えていた話
モンスターファームというゲームをご存じでしょうか?
ノストラダムスの大予言が流行っていた20世紀の終わりごろに流行っていたゲームです。
当時、1990年代後半は空前のモンスターゲームブームだったように思います。
きっかけは明らかにポケットモンスターでしょう。
私が小学生の頃にポケットモンスターは発売されましたが、以来ほとんどの日本人が認知するような、巨大な存在になりました。
ポケットモンスターが大ブレイクしたためかどうかは、他のゲーム会社が構想を練ったタイミングが定かではないのではっきりとは言えませんが、モンスター系のゲームは他にも続々と流行りました。
例えばデジタルモンスター、通称デジモンもそうでしょう。
デジモンは独自の玩具を展開してアニメ化されました。そして、デジモンのカードゲームも発売されました。
そんな90年代後半にテクモ社からモンスターファームが発売されました。
テクモ社と聞くとなじみのない方もいらっしゃるかもしれません。
今はコーエーテクモとして存続していますが、当時はコーエーとは別会社でテクモ社として存在していました。
ただモンスターを育成するだけだと、有象無象に登場していた他のモンスターゲームと差別化することは難しいので、テクモ社は後にも先にもない、画期的な方法を生み出しました。
それがモンスターを登場させる、つまり育成するモンスターを登場させるために所持しているCDを再生させるというものでした。
今ではCDが売れない時代になっていますが、90年代はCDが一番売れていた時代で、数多くのミリオンヒットが生まれていた時代です。
そんな家庭で誰もが持っているCDとゲームを組み合わせた発想は当時のゲーマーは大興奮でした。多分、ゲーマーでなくてもCDを入れてモンスターを再生する行為には誰もが興奮したことでしょう。
モンスターファームは最終的には5作品目まで発売されて、その後新作は発表されなくなりました。
世間的に評価が高いのは2作品目までで、大きくテイストが変わった3作品目以降は、あまり評価されていない傾向があります。
私も3作品目までプレイしましたが、結局それ以降の作品はプレイすることはありませんでした。。。
今プレイしても面白いので、未プレイの方はぜひトライしてみてください。
・・・というのでは、モンスターファームの紹介だけ終わってしまうので本題に入ります。
人生とモンスターファームの共通点
モンスターファームのゲーム性に人生に通じる部分を感じました。
特に以下の部分です。
① 寿命がある
② ストレスがある
③ 寿命に影響があるのは疲労とストレスで休暇を取ることが肝
また、モンスターファームでモンスターを上手く育成して、ゲームクリアをするにはこの疲労とストレスをコントールすることが最も大事です。
どうですか、段々と人間の人生とも重なる部分が見えてきませんか!
モンスターファームの1作目はモンスターを育てるためとお金を稼ぐために、アルバイトを行なうのが通常の育成方法です。
ただし、働きすぎるとモンスターが怪我したり、ストレスがたまったりして寿命が縮んでいくシステムになっています。
モンスターファームが私たちに教えてくれているのはゲームの面白さや楽しさもそうですが、生きていく上ではストレスを上手く解消しながら、疲労がたまらないように適度に休むことが大事ということではないでしょうか。
(なかば無理やりですが、どこか類似性を感じたので書いています)
日本の社会においては、頑張ることを美徳とする文化が根強い気がします。
人生の大半を占める、仕事における最たる例の一つだと思うのが、会社員の有給消化率が低いと感じる点です。
統計上でも数字は出ていると思いますが、それに加えて私の周りにいる友人も、企業の大小に限らず、長期休みを取得している人の方が稀で、有給休暇が余ってしまっている人の方が消化している人よりも圧倒的に多いように感じます。
つまり、日本の社会は休みを美徳とする文化がないように感じます。
加えて上司が先に帰らないと帰りづらい、みたいな風潮もあり、仕事をしないとサボっているとみなされる雰囲気もあったりします。
しかし、人生の中では今働いている会社だけがすべてではありません。
また、頑張ることも大事ですが、成果を出すための正しい努力かどうかを見極めないといけません。
私自身の過去の経験ですと、昔は会社の中で一番遅くまで残り、消灯係を務めていることが多々ありました。でも、満足する成果はなかなか上げることができませんでした。
一方で働き方をガラッと変えた時は途端に働く時間が短くなったにも関わらず、大きく成果を上げることができるようになりました。
というのも、これ以上働こうとしても働ける時間がないので、逆に優先度の高い仕事はどれか、疲れがたまらないように働くにはどうすればいいのか、このように考え始めたら成果は上がるし、以前よりも働かずに済むようになりました。
この時に私が気づいたのは、休むこと=長時間働かないこと≠サボること、ということでした。
このような考え方を生み出していくには、個人の意識も大事ですが、それと同時に管理職以上の人材が、長時間働くことが美徳であるという考え方から脱していかないといけません。
管理職以上の人たちは、モンスターファームのブリーダーくらいの権力があります。
管理職が率先して行動して働き方を変えていくことが、日本の真の働き方改革につながると、モンスターファームに思いを馳せながら感じたことでした。
ゲームからはだいぶ飛躍しているのはご愛敬ということでご容赦くださいm(__)m
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転職エージェント・人材紹介業の仕事について
私は転職エージェント、いわゆる人材紹介業界で働いていた経験があります。
働いている時によく目にしてきた光景が、他業界から人材紹介業に転職してきた方、あるいは新卒入社してきた方が、合わずに早々に辞めてしまうということでした。
特に新卒に関しては、人材紹介の仕事に対してカウンセリングのイメージを持って入社してくる人もいました。
新卒・中途のいずれにしても、人材紹介業の仕事内容が伝わっていない人がいることに、私は気づきました。
何で人材紹介業をやっている会社の採用なのに、こんなに入社前と入社後にギャップがあるのか?、というのをいつも不思議に思っていました。
これはきっと、採用する側の人事の説明不足や理解力が足りていない可能性も大いにありますが、一方で入社する側も正しく仕事について認識できていないのではないかと思いました。
そこで今回は人材紹介業について、人材紹介業に興味がある方、それから転職を検討していてサービスとして人材紹介会社を使おうとしている方などに向けて、どんな仕事なのかが少しでもイメージが湧くように解説していきたいと思います。
人材紹介≠人材派遣
よく人材紹介と人材派遣を一緒にされる方がいらっしゃいますが、これらは全く違うビジネスモデルで成り立っています。
これまで学生から社会人の年配の方まで、人材紹介と人材派遣を混同してしまう姿を見てきました。Googleで検索すれば、違いについては簡単にわかりますので、いまいち違いがピンとこない方は、まずは調べてみることをオススメいたします。
人材紹介業の仕事=ド営業
まず人材紹介業の仕事を語る上ではっきりとさせておきたいのは、人材紹介業の仕事=ド営業の仕事である、ということです。
あえてド営業と書いているのは、それくらいノルマに対するプレッシャーがあり、泥臭い仕事をしないといけない営業であることを伝えるためです。
個人的には業界は全く異なりますが、証券のリテール営業のようなド営業の仕事と近しい部分があると感じています。
人材紹介の仕事をカウンセリングやコンサルティングだと思い入社してくる方がいますが、確かにそれらの要素があることは否定しませんが、営業の要素が強いことは認識しておく必要があります。
どんな営業をするのか?
大きく分けて、二つの側面があります。
一つの側面は企業側の営業です。これは求人の獲得やクライアントの窓口の役割を担います。
そしてもう一つが、転職希望者に対する面談とコンサルティング業務を行なう営業担当の仕事です。
企業側と転職希望者の双方を一人で担当する人材紹介業のスタイルを両面と呼び、片側だけを担当するスタイルを片面と呼ぶことが多いです。
日系の人材紹介会社は片面の会社が目立ちますが、外資系の人材紹介会社は両面で事業を展開されているのが目立ちます。
これらのスタイルのどちらが良い、悪いというのはなくて、どちらが自分に合うかだと思います。
片面の企業は仕組みが出来上がっていることが多いので、上手くその仕組みを理解して動くことができれば、かなり仕事はしやすいと思います。
一方で、あまり深くコンサルティングをしにくいと感じる方も多いように感じます。
逆に両面の仕事は1社1社に深く入り込んで仕事をしていくスタイルになります。
その反面、自身で完結しないといけない仕事が多く、また社内が個人商店のような雰囲気で社内がライバルになりやすいという環境でもあります。
このように、どちらもメリット・デメリットがありますので、一概にどちらが優れているということは言えません。
どんな風にノルマが課されるのか?
人材紹介の営業のノルマは当然ながら売上が最も重要な指標です。
通常、大体どの会社も年間の個人予算が割り振られていて、それが月間の売り上げ目標に落とし込まれています。
そして、人材紹介業の会社がド営業だと思う理由につながるのですが、毎週・毎日の売り上げを出すためのいわゆるKPIが設定されていることがほとんどです。
例えば、企業営業の担当であれば訪問件数・候補者の書類の推薦数、それから登録者の面談を担当する営業であれば、面談件数・求人の紹介数などが指標になることがあります。
マネージャーの方針によって大きく異なりますが、基本的に人材紹介業のマネージャーはマイクロマネジメントの方が多い印象です。
マイクロマネジメントというのは、細かい数値の管理という意味合いでここでは使用しています。
それから、売上至上主義の傾向が強いので、売上が大きい人=偉い人みたいな風潮がどうしてもあります。
そしてその結果、マネジメントスキルはないけどマネージャーを任される人が一定数いる傾向もあります。
人材紹介の仕事は面白くないの?
ここまで聞くと全然良い仕事に見えてこないかもしれませんが、そんなことはありません!
私自身も人材紹介業の仕事が好きで、人材紹介業の仕事に携わっていました。
何が面白いのかと言うと、大きく分けて二つあります。
まず、ダイレクトに感謝の気持ちを企業・登録者様から聞けた時です。
“あなたのおかげで良い人を採用できた”
“自分では気づかなかったキャリアの提案をしてもらえた”
などのフィードバックを聞ける瞬間は、この仕事・瞬間に携わってよかったと心の底から思えます。こういった感謝の気持ちを聞けた時は、やはりやりがいにつながるものです。
そしてもう一つが、仕事のプロセスを改善していくと、結果に直結しやすい仕事である、という点です。
よく人材紹介の仕事は縁とタイミングという言い方もされますし、その見立ては正しいと思います。無理に押し込むことが人材紹介業の仕事ではないので、どうしても自分でコントロールできないことがあるのは確かです。
ただ、仕事のプロセスを改善していけば必ず成果につながります。
つまり、正しい仕事をしていれば、それが成果につながるので、これもまたやりがいを感じるポイントになります。
今回は以上です。
もし人材紹介業の仕事をもっと詳しく知りたい、という場合は単発のご質問でも結構ですので、コメント・メッセージ等をいただけますと幸いです。
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