【転職活動】大手企業を新卒入社3ヶ月目で辞めた話とその後の人生
私は大卒新卒で入社した大手の金融機関をわずか3か月で辞めました。
辞めるに至った経緯とその後について書いていきます。
良い事ばかりではなく、苦しかった事など含めて等身大で書きました。
なぜ辞めたか?
答えとしてはシンプルに“この会社で働き続けたくないと感じたから”ということでした。
転職理由としてはNGなマイナスな点を色濃く反映して言うと、
仕事の仕方、会社の環境を考えると、その会社で働くモチベーションが全く湧いてきませんでした。
自分で文章を書いておきながらあれですが会社を全否定ですね・・・(笑)
何が合わなかったか?
上述した点をもう少し具体的に書いていきます。
仕事の仕方が合わないとは?
私が勤めていた企業は大企業だっただけあり、非常に組織立っていました。
OJTで教えてくれる上司もいましたし、チームにベテランもいるという、
まさしく均整のとれた組織でした。
しかし、やり方も画一的で指示してくる内容も画一的、
またオリジナリティを全く求めてすらいないような、
「とにかくこれをやっていればいいよ」が連発されているような環境でした。
21世紀に生きているはずなのに、まるで中世くらいまで時が戻ったような古臭いカルチャーでした。
そして、長年勤めている人はこのカルチャーに慣れきってしまっているので、
違和感すら覚えないのでしょう。
会社の環境が合わないとは?
上司の言動は絶対というカルチャーであったため、
スーパーパワハラ、差別的な発言に満ち溢れており、それが正としてまかり通っている環境でした。
社内で上司から部下への恫喝は当たり前で、成果の上がらない社員を集めた、
“ゴミ箱”という名前を裏でつけて呼ばれている部署までありました。
こんな会社で働きたいと思いますか?
それから会社の中心となる課長クラスの40代の方々にも魅力を感じませんでした。
私が辞めるという話をした時には、「女の子ですら頑張っているのに、お前は頑張らないのか?」と言われました。
女性をどのような目で見ているのかはわかりませんが、よくわからない精神論を語ってくれました。
言っておきますが、これは30年前の日本企業の話ではなく、
2010年代の日本で就職人気ランキング上位に来る超大手企業の話です。
ほぼポジティブな要素はなく、私はネガティブな要素満載でとっとと会社を辞めました。
転職先を決める前に辞めたために苦労することになるとは、この時は全く考えていませんでした・・・
会社を辞めたその後の転職活動
後先考えずに辞めた私は、その後大手の人材紹介会社に登録し面談に行きました。
ところが先に会社を辞めた話を担当コンサルタントの方にした瞬間に大変驚かれて、
恥ずかしながら、その時に離職することのデメリットの大きさを知りました。
今では笑い話にできますが、当時は考えずに行動した結果、知らないことがあまりに多かったように思います。
10社ほど応募したような記憶がありますが、半分程度は書類で落ちたような気がします。
残り半分は面接まで進み、社長や意思決定者とも会いましたが、
7~8割は選考が通過しなかったように思います。
大きな会社は前職の経験から入りたくないと思っていたので、
会社規模の小さいところに絞って受けていました。
要は一般的にあまり聞きなじみのない会社からも不採用の通知を受けていました。
これは当時の自分にはかなり応えました。
逆に就職活動の際は大手企業ばかりを志向しており、
5社ほど受けて3社内定をもらいました。
そして内定をもらった会社は誰もが知っているような会社です。
ところが会社を辞めて離職して、何も経験がなく社会人として評価すべきポイントがほとんどない自分への世間の目はあまりにも厳しかったです。
この時は精神的にも相当きつかったような覚えがあります。
また面接に進んでも面接官から聞かれることはほぼ決まっており、
「何でこんな短期間で会社を辞めたのか?」という点にフォーカスされ続きました。
当然と言えば当然ですが、理由は超ネガティブな話ばかりですし、
いくら話をしたところで、
「もう少し続ければよかったじゃない?」「決断するのが早すぎる」という応答が多かったです。
そして、“こいつは忍耐力がない、持続力がない”と評価されていたのではないでしょうか。
とにかくこの時期はとても辛かったです。
捨てる神あれば拾う神あり
結果的に私は転職活動を始めて、1ヶ月程度で企業から内定をもらうことができました。
私が選んだのは人材サービスを展開している会社で、当時は数名しかいない規模の会社でした。
選んだと上述しましたが、当時は選んだような感覚はなく、
ようやく内定を獲得できたというような安心感の方が圧倒的に上回っていました。
この会社を選んだ理由は、まず従業員がとても少なかったので前職よりは、
責務の大きな仕事を任せてもらえそう、また社長も30代と若く、
まだまだ成長戦略を持って事業を進めている印象を受けました。
正直に言うと会社の規模が小さかったら何でもよかったようなところもありました・・・(笑)
根拠薄弱かもしれませんが、格好つけずに言うとそんな感じです。
それからもう1点、この会社に入社したいと思う理由がありました。
それは面接官で会った当時のマネージャーがこれまでの面接官とは異なり、
未来志向がとても強かったことです。
どういうことか説明すると、ほとんどの面接では私が“なぜ退職したのか?”という点にフォーカスされましたが、入社した会社では“今後どうしたいのか?”という点にフォーカスしていました。
この環境だったら自身を受け入れてくれる、つまりカルチャーマッチしそうだという感覚がありました。
今振り返ってみると、当時の決断は勢いも含めてのことでしたが、
現時点でのキャリアに大きく繋がっており活きています。
以前は全く人材サービスには興味がなかったのですが、
その後も人材サービスのキャリアを続けていきました。
新卒で入社した会社を辞める決断をしていなければ、今のキャリアにはならなかったでしょう。
また好きな仕事を見つけることもできなかったでしょう。
まさに捨てる神あれば拾う神あり、ということわざがぴったりの時期でした。
周囲の目
私は1社目を早々に辞めましたが、当時はその決断に対して周囲からは、
懐疑的な目で見られていたと思います。
“何で辞めたのか?”と面接官の質問と同じようなことが日々の中でも繰り返されていきました。
今思えば会社をたった数ヶ月で辞める人間の方が珍しいので、
周りの反応は当然ですが、私はうんざりすると同時に何か悔しい気持ちもこみ上げてきました。
だからこそ私は今度こそと心機一転で頑張ろうと思い、
また自分が好きな仕事を必ず見つけたいと考え、常に考え続けてきました。
その結果、2社目に在籍している時に好きな仕事を見つけて、
その後は好きな仕事にずっと就くことができています。
キャリアを築いていく中で叶えられたこともたくさんありました。
今では1社目で私が早期に辞めたことを言われることは少なくなりました。
案外、人は忘れっぽいですし、人の目より自分の目を信じる方が、
長期的に考えたら正解になるのではないか、そう思考できるようになりました。
最後に
私が今回伝えたい事としては、どこかで躓いても何かを目指していれば、
必ずどこかで結果として帰ってくるという事です。
社会は思ったより甘くなかったです。全然転職できませんでしたから。
しかし、自分が思ったよりも厳しくもなく、どこかで何かが繋がっています。
無駄なことはありません。
常に考えながら前を向いて歩いていけば、必ず自分の道が拓けているはずです。
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