乃木坂46秋元真夏の握手から見る営業スキル
握手会はアイドルと触れ合うことができるイベント。
まさしく、昨今の会えるアイドルを体現していると言っても過言ではないでしょう。
それは乃木坂46の握手会でも一緒です。自分が応援しているメンバーと直接会える数少ない機会。ファンにはたまらないでしょう。
これはあくまでも乃木坂ファンからの視点です。
では逆に乃木坂46のメンバーからしたら握手会はどういった位置づけなのか。
もちろん本当は「大変なイベントだからやりたくない」、みたいな本音もあるかもしれません。しかし、乃木坂46のメンバーから見ても握手会の意義は大変大きいと個人的に思います。メンバーにおいての握手会の意味を考えていきます。
乃木坂メンバーから見た握手会
握手会には握手券がつきもので、これには当然個人個人で何枚売れたかという目標と売上が存在します。おそらく売り上げに応じたインセンティブみたいなものもあるのではないでしょうか。
握手券が各メンバーでどれくらい売れているのかは、ファンの方にもわかる仕組みとなっています。
握手会におけるメンバーの人気度というのは個人の握手券の売上とほぼイコールのため、これが公開されているのはメンバーにとって結構なストレスになるでしょう。
もちろん、あくまでも握手券の売り上げは一つの指標のため、握手券の売上枚数=人気ということには必ずしもならないとは思いますが。
ではここで乃木坂のメンバーからの目線で考えると、握手会においては何が重要かという点を考えます。
これは言うまでもなく、握手券の売上を伸ばして認知度・人気度を上げていくことではないでしょうか。
そのためには握手会に来てくれた人を次の握手会でもう一度来てもらえるようにして、
リピーターを増やしてくことが売上・人気拡大に近づくと思います。
要は『握手の対応が良かった』、『実際あってすごい良かった』などと感動してもらい、口コミで自分の評判を周りのファンに広めていくことが重要ではないでしょうか。
つまり、自らの人気をあげるために乃木坂ファンに対して営業をしていく必要があるのです。
彼女たちは握手しに来た人を迎え入れて受け身で対応するだけではダメなのです。
握手が評価されるかされないかの違い
握手が評価されるメンバーの対応について考えた時に、
重要なスキルが何かを考えてみました。
私の周りの友人にヒアリングしてみると、一つ重要な要素が浮かび上がってきました。
それは『前に来たことを覚えている』ということです。
友人の熱狂的な秋元真夏ファン(現・乃木坂46キャプテン)がこんなことを言っていました。
「秋元は前に来たことを絶対に覚えている」
これを友人から聞いた時にハッとしました。
なぜなら秋元は非常に高い営業スキルを擁しているのではないかと思ったからです。
乃木坂をよく知らない方向けに、簡単に秋元真夏を紹介します。
秋元は乃木坂の初期メンバーですが、個人の事情から活動に参加し始めたのは、
4枚目のシングル、『制服のマネキン』からです。
以来、握手会ではトップクラスの人気を誇る、乃木坂のトッププレイヤーです。
実際、私も過去に秋元の握手に行ったことがありますが、その営業スキルの高さに心底驚きました。
先ほどの話もそうですが、握手した瞬間にかなり手を引っ張られました。
これは人間の心理的にも距離を近づける、心理学を利用したテクニックです。
ただ握手するだけでなく、このようなスキルを持っていることに私は大変驚きました。
アイドル自体に興味はなく、握手会というものが何たるかを興味本位で参加したのですが、とにかく驚きました。
この秋元は乃木坂の冠番組である『乃木坂ってどこ?』で以前に愛読書をあげていました。
それが『100%好かれる1%の習慣』という本です。
この本は端的に言ってしまうと人に好かれるための、主に心理学的なテクニックが載っている本です。
つまりビジネススキルに近い本を読んで勉強しているということです。
アイドルというのはただ可愛いだけで、それを売りにしているものだと思っていましたが、それは違いました。
同時に可愛いだけでも生き残っていけない世界であることを実感いたしました。
話を元に戻しますが、友人が感動していた『前にあった時のことを覚えている』というのは、営業スキルでとても大切なことです。
人と以前に話していた仕事の話や、それ以外のちょっとした趣味の話を次に会った時に相手が覚えていて感動したことはないでしょうか?
「先日話していた海外旅行は楽しかったですか?」
「この間言っていた、フットサルの大会の結果はどうでしたか?」
このようにさり気なく相手が以前の話を覚えていると人は感動するものです。
多くのビジネススキル本にも相手の話を覚えていることの重要性は説かれています。
秋元だけでなく他のメンバーもやっていることではあるかと思いますが、
秋元は握手人気が高く、その他の握手におけるスキルも非常に研究をしている気がしました。
きっと、秋元真夏は相手を喜ばせる感動させるという感性に長けており、研究や勉強も欠かしていないのだと思います。よく乃木坂のバラエティ番組で、秋元はあざといキャラとして売り出されていますが、本人からしたら計算通りではないでしょうか。
まさしく一般の民間企業の営業に必要なスキルを秋元は発揮しているのです。
人気の影に裏打ちされたスキルありだなと思いました!
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