100年人生のサバイバルブック

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モンスターファームが実は人生の本質を捉えていた話

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モンスターファームというゲームをご存じでしょうか?


ノストラダムスの大予言が流行っていた20世紀の終わりごろに流行っていたゲームです。

 

当時、1990年代後半は空前のモンスターゲームブームだったように思います。
きっかけは明らかにポケットモンスターでしょう。

 

私が小学生の頃にポケットモンスターは発売されましたが、以来ほとんどの日本人が認知するような、巨大な存在になりました。

 

ポケットモンスターが大ブレイクしたためかどうかは、他のゲーム会社が構想を練ったタイミングが定かではないのではっきりとは言えませんが、モンスター系のゲームは他にも続々と流行りました。

 

例えばデジタルモンスター、通称デジモンもそうでしょう。
デジモンは独自の玩具を展開してアニメ化されました。そして、デジモンのカードゲームも発売されました。

 

そんな90年代後半にテクモ社からモンスターファームが発売されました。
テクモ社と聞くとなじみのない方もいらっしゃるかもしれません。
今はコーエーテクモとして存続していますが、当時はコーエーとは別会社でテクモ社として存在していました。

 

ただモンスターを育成するだけだと、有象無象に登場していた他のモンスターゲームと差別化することは難しいので、テクモ社は後にも先にもない、画期的な方法を生み出しました。

 

それがモンスターを登場させる、つまり育成するモンスターを登場させるために所持しているCDを再生させるというものでした。

 

今ではCDが売れない時代になっていますが、90年代はCDが一番売れていた時代で、数多くのミリオンヒットが生まれていた時代です。

 

そんな家庭で誰もが持っているCDとゲームを組み合わせた発想は当時のゲーマーは大興奮でした。多分、ゲーマーでなくてもCDを入れてモンスターを再生する行為には誰もが興奮したことでしょう。

 

モンスターファームは最終的には5作品目まで発売されて、その後新作は発表されなくなりました。

 

世間的に評価が高いのは2作品目までで、大きくテイストが変わった3作品目以降は、あまり評価されていない傾向があります。
私も3作品目までプレイしましたが、結局それ以降の作品はプレイすることはありませんでした。。。

 

今プレイしても面白いので、未プレイの方はぜひトライしてみてください。
・・・というのでは、モンスターファームの紹介だけ終わってしまうので本題に入ります。

 

人生とモンスターファームの共通点


モンスターファームのゲーム性に人生に通じる部分を感じました。
特に以下の部分です。

 

① 寿命がある
② ストレスがある
③ 寿命に影響があるのは疲労とストレスで休暇を取ることが肝

 

また、モンスターファームでモンスターを上手く育成して、ゲームクリアをするにはこの疲労とストレスをコントールすることが最も大事です。

 

どうですか、段々と人間の人生とも重なる部分が見えてきませんか!

 

モンスターファームの1作目はモンスターを育てるためとお金を稼ぐために、アルバイトを行なうのが通常の育成方法です。

 

ただし、働きすぎるとモンスターが怪我したり、ストレスがたまったりして寿命が縮んでいくシステムになっています。

 

モンスターファームが私たちに教えてくれているのはゲームの面白さや楽しさもそうですが、生きていく上ではストレスを上手く解消しながら、疲労がたまらないように適度に休むことが大事ということではないでしょうか。
(なかば無理やりですが、どこか類似性を感じたので書いています)

 

日本の社会においては、頑張ることを美徳とする文化が根強い気がします。
人生の大半を占める、仕事における最たる例の一つだと思うのが、会社員の有給消化率が低いと感じる点です。

 

統計上でも数字は出ていると思いますが、それに加えて私の周りにいる友人も、企業の大小に限らず、長期休みを取得している人の方が稀で、有給休暇が余ってしまっている人の方が消化している人よりも圧倒的に多いように感じます。

 

つまり、日本の社会は休みを美徳とする文化がないように感じます。
加えて上司が先に帰らないと帰りづらい、みたいな風潮もあり、仕事をしないとサボっているとみなされる雰囲気もあったりします。

 

しかし、人生の中では今働いている会社だけがすべてではありません。
また、頑張ることも大事ですが、成果を出すための正しい努力かどうかを見極めないといけません。

 

私自身の過去の経験ですと、昔は会社の中で一番遅くまで残り、消灯係を務めていることが多々ありました。でも、満足する成果はなかなか上げることができませんでした。

 

一方で働き方をガラッと変えた時は途端に働く時間が短くなったにも関わらず、大きく成果を上げることができるようになりました。

 

というのも、これ以上働こうとしても働ける時間がないので、逆に優先度の高い仕事はどれか、疲れがたまらないように働くにはどうすればいいのか、このように考え始めたら成果は上がるし、以前よりも働かずに済むようになりました。

 

この時に私が気づいたのは、休むこと=長時間働かないこと≠サボること、ということでした。

 

このような考え方を生み出していくには、個人の意識も大事ですが、それと同時に管理職以上の人材が、長時間働くことが美徳であるという考え方から脱していかないといけません。

 

管理職以上の人たちは、モンスターファームのブリーダーくらいの権力があります。
管理職が率先して行動して働き方を変えていくことが、日本の真の働き方改革につながると、モンスターファームに思いを馳せながら感じたことでした。

 

ゲームからはだいぶ飛躍しているのはご愛敬ということでご容赦くださいm(__)m

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