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失敗・挫折・後悔が人を成長させる【新卒入社編】

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前回は「本当にこの会社で良かったのか?」という、モヤモヤを抱えながら入社日を迎えることになった様子について書きました。

 

lifedesignfreak.hatenablog.com

今回は新卒入社した時の話を書いていきます。

以前の記事にも書きましたが、結論から言うと3か月で私は辞めました。

 

私は新卒での会社選びに失敗したわけですが、本記事では入社した後に感じた後悔について書いていきたいと思います。

 

入社前にやっていたこと

 

私は4年生の春を迎えた時点で、金融機関への就職が決まっていました。

もう少し具体的に言うと、日系の大手証券会社でした。

 

証券会社は株を売っているイメージも強いかと思いますが、実際は多種多様な金融商品を売っています。ですので、他の金融機関、例えば銀行・保険会社が提供しているサービスとも結構かぶる部分があります。

 

金融の全般的な知識を取り敢えずはつけておこうと思った私は、ファイナンシャルプランナーの資格を勉強しました。

 

ファイナンシャルプランナーの資格は、株・債券・保険・不動産・相続など、人生でお金が関わってくることに対するアドバイザーのような資格です。

 

この資格一本でいきなり独立して生活をしている方は多くないと思いますが、何かしらの個人向けのコンサルサービスをされている方が取得されているイメージが強い資格です。

 

大学を卒業するまでにはファイナンシャルプランナー2級には合格しており、新卒の会社に入社した後はAFP(ファイナンシャルプランナーの資格の一つ)を取得するまではスムーズにいきました。

 

それから入社までに証券外務員の資格を取り、それから入社前か後か失念しましたが保険募集人の資格も取得しました。どれも一発合格できるもので、難易度は全然高くありません。

 

このように準備は万全にしていたのですが、カルチャーマッチするかどうかの不安を抱えていたのは、前回の記事でも言及した通りです。

 

つまり、体育会系の環境過ぎないかどうかを心配していました。

 

入社後。即座にギャップを感じた日々

 

心配は完全に的中することになりました。まず、新入社員研修からはじまりました。新入社員向けの全体講義から入りましたが、人数が数百人いる中での大講義でした。

 

人数がかなり多かったので、研修の班は何組かに分かれて、各組に現役社員が指導員としてつくという研修体制でした。

 

そして、何とも恐ろしかったのが、その現役社員の指導員がきちんと講義を新入社員が聞いているかをモニターで管理しているということでした。

 

大講義だからサボっている場合は、モニタールームで発見されて罰則を受けるという仕組みが出来上がっていました。

 

サボっていることがバレた新入社員は、全員の前で呼び出されて別室に呼び出されるという、最恐クラスの体育会のカルチャーが整っていました。

 

数日間の全体研修が終了した後は、個別研修に移行していきましたが、ここでも体育会のカルチャーはいかんなく力を発揮していました。

 

例えば、毎日新入社員は日経新聞の朝刊を持ってきて読む、であったり、宿題を必ずやってくる、みたいな決まりがありましたが、これを守れないと強烈な罰則が待っていました。

 

確かに宿題をやらない新入社員もどうかと思いますが・・・。

何とこの罰則が、部屋の隅に立たされて研修を受けることができないことであったり、反省文を書かせるという、なんとも古典的な方法でした。

 

今でこそ笑える話ではありますが、当時の研修でやらかしてしまった新入社員は生きた心地がしなかったでしょう。ちなみにそのやらかした新入社員は今でも元気に、その会社で働いています。

 

他にも体育会のノリは上げるときりがないのですが、突然指導員が怒声や罵声を浴びせてきたり、暴力寸前の行動を取ってくるなど期待を裏切らない、体育会っぷりでした。

 

正直、私はこの環境でも上手くやれていました。なぜなら大学に体育会の環境で生きてきたので、どうやったら評価されるのかは簡単にわかりました。慣れていました。

結果的に配属先にも恵まれて、希望通り首都圏での勤務を勝ち取ることができました。

 

大企業は新卒に取って魅力的な選択肢ですし、終身雇用が崩壊したと言われる今でも、私は大企業に入社することはかなり魅力的な選択肢だと考えています。

 

しかし、今でこそ気づくのは大企業の営業で全国各地に営業拠点がある会社は、入社後に配属が決まるケースがあります。いわゆる配属ガチャ、つまり配属が希望ではなく、会社の意向で判断されてしますケースがあるということです。これは大企業ならではのリスクとなります。

 

こうして私は研修を終えて配属されました。配属の希望も叶いましたが、なんかスッキリしない気持ちでした。上手く言い表せないのですが、おそらく全然会社が好きではなかったのかもしれません。

 

配属後、さらに予感は当たる

 

私が配属された支店は会社のエース格とも言える、トッププレイヤーたちが集まる拠点でした(すぐに辞めたので本当にエース格だったかどうかはわかりません)。

 

会社の営業としてはすごいのでしょうが、はっきり言うと人間としてすごいと思える人がたった一人もいませんでした。課長も支店長も年齢が近い人も全くでした。

 

それに最もくだらないと感じていたのが、若手の先輩たちとの飲み会でした。

若手の先輩たちの話は、自分の年上の先輩の悪口や噂話ばかりで本当に退屈でした。

絵に描いたような古き日系企業の悪しき慣習が、そこには展開されていました。

 

仕事においてもなぜこれをやるのか?と聞いても、黙ってやってこいの一言しか言えない、OJTの先輩にも呆れました。まるで考えることを止めて、生きている雰囲気すら感じました。

 

そして、わずか1ヶ月でしたが、このような環境に嫌気がさして私は会社を退職しました。

 

まとめると

 

私は何も自分が入った会社が悪いとは思っていません。この会社で今も働いている同期を見ていると、いい会社という側面も少なからずあるということです。

 

大事なことは私自身に合わなかったということと、それを入社する前に、もっと言うと内定承諾する前に気づけていなかった私の責任です。

 

こうして私は次の会社を決めていなかったので、無職状態となり仕事を探すこととなりました。この辺りも考えが甘かったですね。

 

今回は以上です。

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