読書は量ではなく質。読み方が大事という話
今回は本の読み方について書いていきます。
結論から言うと、読書は即座に考え方や言動を変えないと、ほとんど意味がありません。
どういうことか?、についてこの後触れていきます。
まず、今回考える本の読み方は、小説などの娯楽ものには当てはまりにくいです。
あくまでも、ビジネス書や自己学習を促すために行なう読書についてです。How to系の読書にも該当するでしょう。
逆に受験勉強で使用するような、学問の勉強をする本にも当てはまりにくいです。
社会人になり、営業スキル、マネジメントスキルを向上させるため、はたまた何か人生に関する新しいヒントを得るために読む本などは該当しやすいです。
今回、読書は量より質であるということをテーマにしたのは、世の中に読書はとにかく量を読むべし、気になった本はすべて読むべし、といった論調は見るのですが、読み方について触れていることは少ないと感じていたためでした。
速読をはじめ、世の中にはどうやって無限に存在する本をいかに高速に消化していくか、といった技法についてはスポットライトが当たりやすいですが、どのように読むのかには言及されないことが多いです。
つまり、本を大量に読むことが目的にすり替わっていて、読書の効用であったり、効用を得るための方法は語られることが少ないと思います。
もちろん、本を多く読むことについて批判するつもりは全くありません。
私も過去には年間100冊以上の本を読んだことがあります。
ただ、量も大事ですが、そもそも読み方が正しいか質が高いかどうかの方が大事ということです。
野球で例えると、バットのスイングが正しいのが質の高い読書で、スイングが正しくないのが読み方を知らない読書という事になります。
ということは、本を高速に読むことができ、正しい読み方ができたら文字通り最強だと思います。バットのスイングが正しい状態で、打席に立ちまくるということになります。イチローみたいな状態です。
それでは本題に入ります。
意味のある読書とは?
何かのスキルや考え方、手法に新しいヒントを得るために本を読む時は、本が読み終わった時点で何かの行動や考え方を変えていることが意味のある読書となります。
何となく読み終わって、何かを得られたような感じになった読書は、ただの娯楽か自分を変えることに繋がらない読書ということになります。
それから過去の自分によくあったのが、著者の意見や考え方に同意して共感している状態でした。これは一見すると、読んで何かを感じているから正しいようにも見えますが、この状態もほとんど意味がありません。
必要なのは同意、共感ではなく、自分の行動や考え方をどういう風に変革するかです。
だから、同意したり共感したりするのは間違いではないのですが、その上で「あなたはこれからどうするのか?」を自分に問わないといけません。
これがないと、単にこの本は面白かったな~となって終わるだけです。
娯楽で読む本なら問題ないですが、ここではあくまでも何かを得るために読書をしていると仮定しているので、感じただけで終わりだと意味のない読書になります。
正しい本の読み方とは?
本を読みながら、自分が取り入れたいと思った箇所を線で引いて後でまとめるか、即座にメモを取ること。
これが正しい本の読み方だと思います。
本の頭から最後まで、特に何もせずに最後まで読み通した場合は、意味のない読書となる可能性が高いです。
なぜなら、仮に感心する文章があったとしても覚えていないからです。
推理小説で考えると、探偵がヒントをメモせずに最後の犯人探しに入るようなものです。
仮に文章を読了後に覚えていたとしても文章を探すのにえらい手間がかかるため、非効率的です。
私も以前は特に何もせずに本を読み終えることを長らく続けていましたが、その時は分かった気になって、その後に何も生きていないことに気づくことが多々ありました。
つまり、意味のない読書になっていたということでした。
でも、読書をしながら線を引くのは面倒くさいのでは?と思う方もいらっしゃると思います。そういう方にはkindleをはじめとする電子書籍を個人的にはオススメしたいです。
なぜなら簡単に付箋を引くことができて、かつページに栞を挟むことができます。
明らかに正しい読書をするためのツールがそろっているので、電子書籍を活用すると効果的な読書はしやすくなるでしょう。
私はkindleを使用しているのですが、読書中に気になった箇所にはすべて線を引いておき、読了後に再確認して内容をまとめ、自分はどう考えるのか、どう今後の行動を変えるのかを文章にするようにしています。
結果的に行動につながり、日常生活で試すことができるようになりました。
そんな難しいことではないのですが、これをやるかやらないかで読書の効用は大きく異なります。
今回は以上です!
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