100年人生のサバイバルブック

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“自分らしさ”というのは相手からの評価が始まり

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「自分らしさって何だろう?」


と何かを迷った時や、何かを意思決定する時に考えることがあると思います。
誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

 

でも自分らしさというのは、実は自分で考えるだけでは答えにたどり着くことができません。


結局は自分らしさというのは、相手からの評価が始まりです。

ではなぜそう考えるのか?について書いていきます。

 

 

自分で考えても答えが出ない


自分らしく生きよう、という言葉一見するととても綺麗な言葉です。
これまでの人生でも、何度も何度も自分らしく生きることが大事だというメッセージを目にしてきました。

 

ところが自分らしさとは何なのかを知るのに、自分らしさとは何だろうと自分だけで考えてしまう人が多いように、これまで生きてきて感じてきました。

 

これはきっと、自分らしさを認識するための方法についてはあまり言及されずに、自分らしく生きるという綺麗な言葉だけが世の中に広がってしまったからではないかと考えています。

 

私自身も以前は、自分らしさとは自分で考えた先に答えが見えてくるものだと思っていました。

 

しかし、それでは答えが出ません。
なぜなら、自分の思いだけで考えると、それは相対的な評価になっていないからです。
自分らしさとは結局、他人との相対評価の上で成り立ちます。

 

例えば、私が高校生でサッカーをやっているとします。クリスティアーノ・ロナウドやメッシくらいの、実力を兼ね備えたスター性(要はサッカーが抜群に上手い)が自分らしさだと思っているとしましょう。

 

ところが高校の部活でそもそもスタメンでなければ、誰も世界トップクラスの選手になれる人材だと私のことを思わないでしょう。
誰も認知しないということは、世界クラスのサッカー選手になれる実力=私らしさにはならないということです。なぜなら周りがそのように評価していないからです。

 

自分らしさの評価軸とは


次に自分らしさが他人から評価されるポイントが何かを考えてみたいと思います。
私は能力と性格の2点が他人から評価されるポイントだと考えています。

 

そして能力と性格のいずれにしても絶対的な評価指標というものは存在せず、自分の能力や性格がどこと比較されるかで、自分の評価が決まり自分らしさとは何かが初めて定義されます。大事なポイントは絶対的な指標はなく、あくまでも自分と何が比較されるかです。

 

もう少し具体的に見ていきましょう。
まず能力に関しては自分の運動能力であったり実績、また仕事における営業力などが能力に該当する項目です。

 

例えばあなたが100mを12秒で走れたとしましょう。これはオリンピック記録からすると、全く早くない記録になります。ところが、仮に100mを15秒くらいで走る人ばかりがいる集団にいたら、あなたは相対的に足が速い人間とみなされるでしょう。

 

これが評価ポイントに絶対的な指標がないという理由です。
あなたが何と比較されるか、その上での評価がどうなのか、これが大事な点ということです。

 

では続いて性格の評価についてはどうでしょうか。
結論から言うと性格の評価に関しては、経験の評価とは異なり、自分の性格について違う母集団の3人が同じことを言っていたら、それは確度の高い自分の評価と受け止めるべきでしょう。


つまり、これが自分らしさの指標となります。

 

例えば、私は違う母集団の人、大学の知人、先輩、加えて会社の上司などからよく言われるのが、「お前は頑固だ」という点です。

 

自分が思っている性格が頑固かどうかに関わらず、これが世間での自分の評価で、かつあなたらしい性格ということになります。
上の例で言うと、私以上の頑固者は中々いないと言うこともできるでしょう。

 

とはいえ、頑固と言われてもそれはマイナス評価に見えるし自分らしいと言えるのか?、という疑問も同時に湧いてきます。

 

ところが性格の評価に関してはプラスに見える評価、マイナスに見える評価のいずれも、良い点も悪い点も含まれている表裏一体の評価であることを認識すると良いでしょう。

 

先ほども例に出た、“頑固”というのは一般的にはあまりいい意味では用いられません。
しかし、頑固という言葉を良い意味で捉えると、自分の意見を持っている・自分の軸を持っていて曲げない、と言い換えることができます。

 

また、頼まれたら引き受けてくれる人、という一見良さそうに見える評価があったとしましょう。
これも逆に悪く捉えると、ただのイエスマンにも見えるし、断れない人という見方もできます。

 

ですので、先ほども述べたように性格の評価というのは非常に曖昧で、良くも悪くも捉えることができます。だから一見悪そうな評価をされたとしても、それは気にする必要がありません。あなたらしい良い点を把握することができます。

 

自分らしさを知るために


では最後に結局自分らしさを知るためには、どうすればいいのかをまとめます。

 

まず能力に関しては、これは社会で生きていれば否が応でも分からされることでもあります。というのも社会は競争原理で成り立っているからです。

 

世の中は会社員で暮らしている人がほとんどだと思いますが、会社員として生きていれば良くも悪くも他人との差を感じざるを得ません。
仕事の成果は自分と相手の相対評価をする時には、最も分かりやすい指標だと思います。

 

また能力は結果や数字で表されないものもあります。
例えばコミュニケーション能力に関しては、数値化することはほぼ不可能でしょう。

 

「あなたの話し方は信頼できる」「話しやすい雰囲気を作るのが上手」などといった評価も、あなたが優れている可能性の高い能力になるはずです。

 

次に性格については先述したように、3人ほど遠慮なく自分について話してくれる人に自分の性格について聞けばよく分かると思います。

 

これらの過程を通して自分らしさが見えてくるはずです!

 

最後に一つ言いたいのは、今回書いた内容は何も人の目を気にし続けろ、ということではありません。

現実的に”自分らしさ”とは周りの何と自分を比較するのか、他人の自分の評価はどうなのかを踏まえないと正しい姿が見えてこないということが言いたかったのです。


今回は以上です。

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