20代で経験して良かった3つの事
私は2020年現在、30代前半ですが、今回はキャリア形成において20代のうちにやっておいて良かった3つの事について書いていきます。
私は大手企業、ベンチャー企業での勤務経験があり、転職を複数回経験しています。
また、20代のうちに駐在で海外勤務を経験し、外国人を含めた海外現地法人のマネジメントの経験がこれまでにあります。
そんな私の経験を元に、今回は特に20代の方向けの記事を書いてみました。
海外で働いてみたい方、若くてマネジメントを経験したい方、ちょっと人とは違うキャリアを歩んでみたい方などを想定して書きました!
① 英語の勉強
まずはこれです。想像に難くない事ではあると思いますが、海外で働くためには少なからずある程度の英語スキルが求められます。
私が20代のうちに海外駐在を経験できたのも、継続して英語を勉強していたからに他なりません。英語は短期では絶対に実力がつきません。例えばたった数週間で英語力が劇的に向上するということは天才でない限りは難しいでしょう。
簡単に英語力が上がる、ということを謳い文句にしているサービスがありますが、最も大事なことは継続して英語を勉強することです。結局これが難しいと分かっているからこそ、簡単に英語を身に着くというサービスを考える人もいるし、それに飛びつく人もいるということでしょう。
では実際に海外で求められる語学スキルはどれくらいなのか?
これは結論から言うと、行きたい国によって必要とされる英語のレベルは変わってきます。
ちなみに私は恥ずかしながら、ぺらぺらに英語が話せるわけではありません!
仕事での会話や生きていく分での英語スキルはほどほどにありますが、馴染みのないテーマの話や専門的な話を急にされたら理解できない可能性が高いです。
では具体的に必要な英語レベルについて書いていきます。
まず、英語圏であれば言うまでもないと思いますが、相当高いレベルの英語が求められることが多いです。日系企業で海外現地でも日系企業の日本人と仕事をすることが多い、あるいは社内でそこまで英語を使用しない場合、通訳がいる場合は稀に英語があまりできない方もいらっしゃると思います。
しかし、ほとんどの場合でビジネス・私生活において話される英語の理解ができ、発信ができる会話力が求められるかと思います。
一方でアジア圏であれば比較的、求められる英語レベルは英語圏に比べると下がりますし、中にはこれまで仕事で英語を使う機会がなかったけれど挑戦したい、という方もいらっしゃいます。
大事なのは自分がどこの国に行きたいのか、またそのために必要な英語スキルはどれくらいなのか、それらを考えて目標を作り努力をし続けていくことだと思います。
② 営業職
海外で働く上で営業職を経験しておいて良かったと感じています。
というのも営業職が海外で必要とされやすいポジションだからです。
ではそれはなぜか。
日系企業を例に考えていきます。
例えば日系企業が海外に進出をして拠点を作るとなると、多くの企業が営業の人材を必要とします。なぜなら、進出先の国でもビジネスを拡大したいと考えている企業が多いからです。
となると必然的に営業の人材が必要となります。
これは日本にある、欧米系の外資法人でも同じことがあります。
日本に進出している理由は日本でビジネスを拡大したいからです。
そして海外拠点でマネジメントを任せるとなると、営業出身の人材が海外拠点のトップとして白羽の矢が立つことが多いです。
つまり、割と誰でもなれる営業職が実はかなりの可能性を秘めたポジションであるということです。
③ 自分の価値観を整理
なんだかんだ抽象的な価値観の整理ということが、最もやっておいて良かった事だと感じています。
ハッキリ言って、キャリア形成というものには必ず運がつきまといます。自分自身の実力、成果だけではどうにもならないものがあります。努力しても何とでもならないものがあります。
ただし、運が来た時にその運を逃さずに掴みやすくすることもできると思います。
それは、自分自身の価値観を整理して、自分に大事なことを理解しようとし続けていることだと思います。
己を理解できている状態であれば、運がたまたま目の前に転がってきた時に大事なものだと気づいて掴むことができるでしょう。
自分の人生で何が大事か、あるいは何が大事ではないか、何をする必要があるのか、何を止めるべきなのか、これらを考えることで価値観は整理されていきます。
私は20代の後半から自身の考え方を整理してノートにつけることを始めました。
ポイントは必ず書き出すことです。思っているだけでは整理ができません。
可視化することによって、自分にとって本当に大事なものが何かが浮かび上がってきます。
私は大学4年生の時からいつかは海外で働いてみたいと考えてきました。
会社の中でも事あるごとに、上司に海外で働きたい気持ちについて話してきましたし、また海外に行けるチャンスがある時は漏れなく、手を上げ続けてきました。
そして、最終的には海外で働くことができました。
これが出来たのも、自身の価値観を認識できていたからだと思います。
“大事な事だから必ずやると決めたこと”と“面白そうだから、いつか出来たらいいね”では雲泥の差があります。
ところが、例えば海外で働きたいかと聞かれた場合に“行きたいです”という人の中には、上記のいずれの方もいらっしゃいます。そして海外で働きたいと思っていたのに機会を逃してしまう人の中には優先順位が決まっていなくて、その時に一歩を踏み出せなかったという方が少なからずいます。
全てのケースで当てはまることではないですが、機会を逃さないためにも自分の価値観の整理はしておいて良かったことだと今でも思っています。
最後に
私は運には恵まれてきたと思いますが、天才ではなく才能もないと自分のことを思っています。
大学は謙遜ではなく三流の大学卒ですし、スポーツも何かに秀でていたわけではありません。そして、新卒で入った会社も三ヶ月で退職しています。
ようするにパッと見の経歴では全然評価されないタイプの人間だと思います。
ただし、自分の好きな事を探し続け、大事なことを考え続けて行動した結果、少しずつ人生が形作られてきたような感覚があります。
学歴、経歴だけで人生が決まるわけではないと大学生や社会人の若い方に伝わればいいなと思います。昔の私は良い大学に通う友人や、新卒で良い会社に入って立派に勤め続けている人たちに対して、どこか劣等感がありました。
劣等感は相手と比較することで発生する感情ですが、相手に勝てないところでの劣等感ほど意味のないものはないです。私の場合で言うと学歴がそうですが、気にしたところで良い大学に入れるわけではないので、どこで自分が頑張りに行くか、大事にするかという事を考えて行動していくことが最も大事な事だと思います。
誰かと比較することは必要だと思いますが、それがただ劣等感を得るだけでは意味がなく、自分のポジションをどこに置くかを考えることが大切です。
今回は以上です。
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