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失敗・挫折・後悔が人を成長させる【大学部活動編】

 

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というわけで何かを頑張ろうと決めて入学した大学生活が始まりました。
久しぶりに決心して取り組もうとしている、希望に満ちた状態でした。

以下、前回の記事です。

 

lifedesignfreak.hatenablog.com

 

前回の記事でもお話ししたように、私はマイナーなマリンスポーツの体育会の部活に入部しました。

 

入部までの経緯を簡単に説明すると、よくある新入生歓迎期間に、まずいくつかの部活から有難いことに入部のお誘いをいただきました。

 

個人的にはせっかく大学で部活に入るのであれば、大学から始めても面白味のあるスポーツを選択したくて、一般的にはマイナーなスポーツに絞っていました。

 

最終的に以前、両親が入部することになるスポーツの経験があり、色々な話を聞くうちに面白そうと感じました。

 

実際に入部体験などもして、これは楽しそうなスポーツだと感じたので入部を決めました。部員数も多く、直近の実績の高さからもしっかりとした部活動であると判断しました。

 

また、部員もフレンドリーだった点も良かったポイントの一つでした。こうして4月から部活動人生が再び幕を開けることになりました。

 

■入部直後
思っていたものと違った、と感じたのは入部してわずか1ヶ月でした。
いや、むしろ最初の週で感じたと言っても過言ではありません。
なにしろ、私が入部した部活は圧倒的な、絵に描いたような体育会の部活でした。

 

具体的にどんなところで感じたかと言うと、まず全体のミーティングを始める時に、ミーティング開始の合図をする役の部員が、猛獣のように雄叫びを上げてミーティングが始まります。

 

『ミーティング、お願いしゃあああああす!』みたいな感じです。
これには入部したての一年生のメンバーはとても驚いていました。

 

部活体験会の時はこんな雄叫びを上げる儀式をやっていなかったので、驚くのも無理ないです。

 

今となっては、何やってんだコレと笑い話にできますが、4年間頑張ろうと考えていた当時の私にはインパクト大でした。

 

ちなみに新歓期間はバリバリ体育会である雰囲気を如何に消すか、というのを部員全員で協議して隠しているということを、この時は知る由もありませんでした。

 

そして、最初の週から練習も相当にタフなものでした。
基本的には合宿形式で行う部活であったため、泊まり込みで練習を行うのですが、何と夜中の1時を超えるまでトレーニングを行っていました。

 

マリンスポーツだから、夜は練習がないのかと思いきや、いわゆる野球でいうところの素振りみたいなものを延々と陸でやり続けていました。

 

練習が夜中まで及ぶのも相当に狂っていますが、なんと起床も5時半でした。
つまり、睡眠時間は4時間ちょっとというのが当たり前の部活だったということです。

 

そして、地獄のような1週目の練習が終わり、なんと早速退部者が出ました。
私の同期は9人だったのですが、1人がわずか1週で去ることになりました。

 

■1年が経過してから終わりまでの話
こうして序盤から圧倒的な体育会の部活の洗礼を受けながら、やがて1年が経過しました。その時には同期は半分の5人までになりました。

 

私の同期はまだマシだったかもしれません。1つ上の学年は6人から4人減り、わずか2人となっていました。

 

とにかく退部率の高さが異常で、今でいうところのブラック企業の概念に洩れなく当てはまるような組織でした。

 

当時は気づきませんでしたが、後によくよく考えてみると人が辞めていくのも当然だと感じました。

 

仕事はまだお金という対価をもらっていますが、部活はやるもやらないのも自由です。
無理してキツイ事、楽しくない事をやるのは理にかなっていないですからね。

 

私は学年のキャプテンを1年生の時から務め、4年生の時には部活の主将を務めていました。

 

あまりにも上下関係が厳しすぎる体育会の雰囲気に対して、違和感を覚えるようになり、私が主将になったら、組織をもっとフラットにしたいと考えて最後の年に臨みました。

 

ところが新しい試みをしようとしていたところ、様々な壁が立ちはだかってきました。まずはOB・OGたち。あまりに夜遅い練習を止めたり、必要以上に上下関係が厳しくならないようにミーティングの方法を変えたら、『お前のやり方は甘い』と攻撃されました。

 

そして厳しい上下関係の体制のおかけで甘い汁を吸っていた同期からも反発を受けました。『お前はただの人気取りをしている』と非難されました。

 

まさに八方ふさがりの状況となってしまいました。
では最終的にどうなったか。私は年功序列の体制を崩すことが結局できませんでした。
私自身が周りからの圧力に折れてしまいました。

 

例えば、私の同期よりも実力のある、下の学年のメンバーを本来は評価して試合に出るべきでしたが、そうは結局できませんでした。
私は同期の顔色を気にしてしまったのです。

 

妥協してしまった、という思いが私の部活での最大の後悔です。
何かを変えようと試みたものの、結局挫折する結果に終わりました。
そして、最後の大会の結果も全く満足できる結果ではなく、中途半端で空しい気持ちになりました。

 

私も部活の体育会気質に染まっていて、判断軸が正しくなかったという事をより実感したのが部活を引退してからでした。

 

この事がきっかけで、それ以来は何が正しいかを軸にして判断することを大事にするようになりました。

 

仮にそれが議論を呼ぶものであっても、組織にとって正しいことなら躊躇せずに行うことが大事だということを思い知りました。

 

部活編はここまでです!次回は就職活動編です。

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