100年人生のサバイバルブック

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腰痛解消・絶対に身体が柔らかくなるストレッチを見つけた話

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私は身体が固いのが長年の悩みでした。

それもあり得ないレベルのカチコチ具合でした。

特に前屈が全くできなくて、つま先を触ることなど夢のまた夢という状況でした。

 

私が取り組んだストレッチの方法と身体が柔らかくなって実感していることをお伝えします。

今回の記事はストレッチで身体を柔らかくしたい人だけでなく、

スポーツをしていてケガが多い人や腰痛持ちの方にもぜひ読んでいただきたいです!

 

私の身体固い歴

子どもの頃はめちゃくちゃ身体が固いわけではなかったような気がしますが、

年を取るにつれて身体が固くなっていったような記憶があります。

 

私は比較的運動をしていて、大学までも体育会の運動部に所属していたので、

20代前半まではもしかしたら人よりも運動をしていたかもしれません。

 

しかし、運動をしていても柔軟体操などはほぼやっていなかったので、

20代中盤くらいになると身体が異常に固くなってきたような気がします。

そして20代後半から負荷の高いトレーニングをすると、ケガをするようになりました。

筋肉系のトラブルではなく、特に関節系に問題を抱えることが多かったです。

 

例えば膝関節です。

20代後半から大会に出場するくらいにはランニングにハマっていたのですが、

何度かケガで出場を断念することもありました。

 

そして身体が固くなると同時に20代に突入してから、腰痛にかなり悩まされるようになりました。

慢性的に痛いわけではないですが、少し変な姿勢をすると腰への負担が大きく、

腰痛の症状が出ていました。

 

ところがここ半年ほどでストレッチに取り組んだところ、

身体は柔らかくなり、ケガをすることなく腰痛の症状も収まりました!

 

先日トレイルマラソンという過酷なチャレンジをしましたが、

この時もケガなしで終えることが出来たのもストレッチのおかげだと思います。

lifedesignfreak.hatenablog.com

ストレッチを始めたきっかけは半年ほど前に知り合いの方と運動をする機会があり、

一緒にストレッチをしていたのですが、自分の身体が異常に固いことに気づき、

これはマズい・・・と思い一念発起して始めました。

 

どのようにストレッチしたか?

やっぱり実際にストレッチをしている様子を見た方がマネやすいよな、

と思いYouTubeで身体が固い人向け、初心者向けの動画を探しました。

 

私が実践したのは以下の動画です。


前屈が出来るようになる2分簡単ストレッチ!体が硬い人でも出来るストレッチ

 

この動画が個人的にはとても効きました!

今日この日までで前屈は全く床に指がつきませんでしたが、

今では指をつけてそのまま静止して耐えることができるようになりました。

 

身体が固い人でも間違いなくオススメできますし、間違いなく効果出ます

私のストレッチ頻度は、毎日はやっていなくて2日か3日に一度、風呂上がりにやっていました。メニューも動画通りで数ヶ月続けた結果、明らかに柔らかくなりました。

 

ストレッチとは関係ないですが、自分に合った動画を探すコツとしては、

その人が本当に結果を出している人なのか、動画の対象者が自分と同レベルを想定されているか、この2つが満たされていれば、この動画に限らず効果は上がると思います。

 

私がこの動画をチョイスしたのも上記を元にしています。

動画投稿者の山澤さんという方は元々体操選手でプロでもあったようです。

動画を見ても明らかに身体が柔らかいですし、動画の内容も身体が固い私でも実践できる内容でしたので、この動画をチョイスしました。

 

特に私が山澤さんの信者というわけではございません(笑)

他にもストレッチ動画は無数にあると思うので、ご自身に合ったものをチョイスしましょう。

 

腰痛がなくなった話

身体が柔らかくなった話をしましたが、同時に腰痛もなくなりました

え、腰痛とストレッチは関係あるの?と、以前の僕は思っていましたが、

専門家も関係ありと指摘しています。特にハムストリング(もも裏)と腰痛は密接な関係があるようです。

 

腰痛の原因は「腰」にはあらず!? フィジカルトレーナーが教える腰痛対策 | | まなナビ

 

ハムストリングが硬いと腰が丸まりやすく、腰に負担がかかって腰痛になりやすい

と記述があります。それからこの記事以外にもハムストリングが腰痛と関係性があることを指摘している記事がありましたので、かなり信ぴょう性は高いと考えられます。

 

これまで腰痛を改善するためには腹筋を鍛えるといいという知識しかなかったので、これは本当に目から鱗でした。そして実際にハムストリングが私はコチコチでして、今もとても柔らかいと言えるレベルではないですが、改善することができています。

そして結果的に腰痛になることはなくなりました。

 

腰痛の経験者の方はわかると思いますが、腰が痛いと日常生活で普通に生活するだけでも非常にストレスが溜まります。それから解放されるのはとても大きいです。

 

私はスポーツのケガ予防で身体を柔らかくしたいと思っていましたが、

日常的にも効果があることがわかりました。

腰痛持ちの方は普段運動をしなくてもストレッチだけはした方がいいと思います。

 

ストレッチを始める前はストレッチみたいなジッとする運動はどこか億劫でしたが、

継続して身体が柔らかくなるにつれて、楽しくなっていきました。

私ももっと身体を柔らかくするために継続していきたいと思います。

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プログラミング超絶初心者のその後の勉強法②

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1ヶ月ほど前にオンラインプログラミングスクールを終えた後のその後の勉強法について記事を書きました。今回はその続編となります。

 

lifedesignfreak.hatenablog.com

 

スクールを終えてから今現在で1ヶ月半ほどとなります。

脚色せずに現時点の様子をお届けできればと思います!

 

前回同様に初心者から仕事として、つまりプロとして目指している人には物足りない内容になると思います。

どちらかと言えば、「そもそもITがよく分からないけど勉強したい」「プログラミングに興味があるけど、ハードルが高くて手が出せない」みたいな方のエネルギーに、または初心者が陥りやすい失敗等の気づきになれればと思います。

 

 

その後、どんな勉強をしているか?

前回の記事から勉強していることを以下にまとめてみました。

 

・Progate:Ruby、Ruby on Rails、Python

・Techpit:Ruby on Rails

 

まずProgateに関しては前回も紹介しましたが、

プログラミングの基本的な事項が学べるWebサイトになります。

月額980円になります。

 

■Progateホームページ

https://prog-8.com/languages

 

無料でも利用ができますが、閲覧できるレッスンが限定的なため、

ほぼ課金必須です。ただ、月額980円でしたら明らかに安いと思える情報量とシステムだと思います。

 

そして私は上述している、Ruby、Ruby on Rails、PythonについてはすべてProgate上のレッスンは終わりました。

 

正直な感想をお伝えしますと、Progateを勉強しただけでは自分で何かしらのアプリケーションを作れるようになるのは難しいと思います。

 

「え、それではProgate使う意味がないのでは?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、もちろん決してそんなことはございません。

Progateがアプリケーション開発に役に立つことは間違いありません。実際に私も利用させていただいて、役立っていることを実感しています。

 

ところが私はProgateを勉強している時にあることに気づきました。

それは、Progateはアプトプットではなく、インプットの勉強であると!

 

つまり、知識が入ってきてはいるがアウトプットにはほとんどつながっていないということです。

そしてアプリケーションを自分で作れるようになるには、

このアウトプットをいかにしていくかが大事になるということです。

 

ここで私が思うアウトプットとは、自分でアプリケーションの構造を考えて、

Ruby on Railsで言うと、どんなルーティング、コントローラー、モデル等々が必要かを考えること、そして実装する(プログラミングする)際には、調べながら自力で解決していくことではないかと思います。

 

インプットは必要ですが、アウトプットがより重要であることは色々な物事で同じだと思います。

例えば、作家を目指している方が本で物語づくりの構成についてひたすら勉強をしても、自分自身で文章を書いて改善していく行動を取らなければ、本当の意味で文章が上手になることはないでしょう。

 

運動でも同様で痩せたいと思っている人が、いくらダイエット法に詳しくなったとしても、それを行動に移さない限りは全く使い物になりません。

 

そして、このインプットだけでできる気になっている時が最も危険であることに同時に気づきました。

本当はアウトプットしていないので前進していないのですが、なぜかできる気になってきてしまうという状態です。私もこの状態に陥りかけていたような気がします・・・。

 

と、ここまで書いているとProgateをディスっているようにも見えますが、

決してそうではないです!私自身、大変活用しています。

 

特にRailsのレッスンに関しては、Twitter風のSNSを作る際にどんなことをする必要があるのかが網羅されています。

また、後述するTechpitでアプリケーションを作る際に、詰まった時にはProgateを教科書代わりにしながら、どうやって実装していけばいいんだっけ?みたいな使い方をしていました。

 

ここで私が言いたいのはインプットだけの学習方法では意味がないということです。

Webで検索していると、現役エンジニアの方が初心者が勉強するためにどうすればいいのか?という質問に対して、完成物を自分で作成してみることが良いと仰っている方がいて、大変納得しました。

 

そこで私が実践した方法が次のTechpitになります。

 

Techpitについて

Techpitはオンラインでプログラミング用の教材を販売しており、

買い切りでユーザーが購入したい教材を選択する形式になっています。

 

■Techpitホームページ

https://www.techpit.jp/

 

Techpitは“サービスを作りながら学べる学習教材”を掲げており、大体一つの教材は数千円程度です。

成果物がどんなものになるか、どうやって作成していくかは課金しない状態でも、

少々中身が見えるため、全く分からない内容の教材を買うということにはなりません。

 

私は簡易的なSNSをRailsで作る教材を購入して、先日アプリを完成することができました!成果物ができましたが、特段価格が高すぎる等の印象はありません。

なので面白そうだなと思う教材を選んで購入してみればいいと思います。

 

Progateはヒントが多く、基本的には教科書をなぞるように進めていくため、ほとんど行き詰ることはありませんでしたが、こちらのTechpitの教材は作者によると思いますが、Progateほどの補助はない教材になります。

 

例えば少々説明不足な点があり、教材通りにやっても上手くプログラムが動作せずに、インターネットで同じような不具合が発生している事例を調べて、己で解決する必要がある場面に何度か遭遇しました。まずProgateではない現象です。

 

逆に言うと自分で調べて解決する力や、どうやってアプリケーションを設計するかはProgateを勉強している時と比較して、より深まったような気がします。

 

もちろん、今回は簡単なアプリケーションを作成したに過ぎないので、

まだまだアプリケーションを作成できるレベルにはないのですが、何かようやく一歩を踏み出し始めたような気がします。

 

というわけで次回までの私の目標はより複雑なアプリケーションを作るということにしたいと思います。作るものは有名サービスのコピーでいいかなと思います。

その後、独自のアプリケーションを作れたらいいな、というのが今の私の現状です。

 

いまだに超絶初心者レベルだと認識していますが、

ここまでの学習で一般的教養レベルのコンピューターサイエンスの知識やプログラミングの知識に関しては十分なレベルに達していると思います。

要はプロでなく一般人に必要な知識は持ち合わせているということです。

 

たった数ヶ月ですが、勉強していてITやプログラミングに関する理解は深まりました。

そしてプログラミングの何となくの全体像がつかめてきた気がします。

 

また学習状況についてアップデートし、私と同じような超絶初心者のみなさまに役に立つ情報をお届けできたらと思います!

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湘南ベルマーレのパワハラ問題は日本にはびこる悪習の典型例だ

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つい先日とても残念なニュースがありました。

それは湘南ベルマーレのチョウキジェ監督のパワハラ問題の調査結果が出たことです。

 

調査報告書を読みました。パワハラに該当される行動が記載されていましたが、

あまりの酷さに大変驚きました。こんなことが現代プロサッカーでも起こっているのかと衝撃的でした。

 

具体的な内容は以下のURLに調査結果の内容があります。

https://www.jleague.jp/release/wp-content/uploads/2019/10/925ec93f2e7757434f6bc923dd9beb70.pdf

 

日本のマネジメントというか教育というか、教える立場・上司に当たるような人間、またマネジメント理論が、何十年も全然成長していないことに残念な気持ちになりました。いつまでこんな悪習が日本に存在しているのだろうと。私も管理職を経験したことがあるので尚更でした。

 

今回は私自身の経験も踏まえて、日本のパワハラ問題について書いていきます。

また、湘南ベルマーレとチョウキジェ監督を糾弾したいわけではないことを先に述べておきます。

私が過去に見てきたこと

私は中学・高校で運動部に所属していました。そして、大学でも体育会の部活に所属していました。

そのいずれの環境でも、パワハラに該当しそうな事象を目の当たりにしてきました。

 

例えば部活動中に、こんな発言をよく耳にしていました。

 

「お前やる気あるのか?やる気がないなら帰れ」

「へたくそ、ふざけんな。お前のせいで負けたじゃないか」

「何でできないんだ。何度言ったらわかるんだよ」

 

主に先輩が後輩に対して上記の言葉を発することが多かったです。

発言以外にも加えて、過剰に怒鳴りつけたりとか物を叩いたりとか、

最悪の場合は人を叩いたりとか、色々なことが起こっていました。

相手の人間性を否定するような言動も多々ありました。

 

それから社会人になってからもパワハラと捉えられるような行動を取っている方を多数見てきました。

例えば営業成績の悪い人に対して、みんながいる前で大きな声で怒鳴りつけたり、

大きな音を立てて威嚇したり、なるほど社会に出ても同じようなことはあるのかと思いました。

 

またお払い箱のような部署を作って、辞めさせたい人を精神的に追い込んだり、自主的な退職を促すような仕組みを作っていることもありました。実際にうつ病のような症状で休職してしまった人がいるとも聞いたことがあります。

 

何が言いたいかと言うと、パワハラと思われる言動は学生時代から社会人になってからも、ずっと存在し続けている事象ということです。

つまり、もはや日本の悪習になっているのではないかということです。

カルチャーとして浸透してしまっている非常に不味い状況ではないかと感じました。

 

パワハラがいけないと思う理由

倫理的にダメだからです。ほぼ間違いなくパワハラが発生すると、他人の人生を破壊しています。人の人生を壊してあなたは責任を取れるのか?という話です。パワハラを受けた人が社会復帰できなくなった場合はどうするのでしょうか。

 

おそらく、相手の事をそこまで考えてパワハラをしている人はいないでしょう。

考えられていたら、そもそもパワハラなんてしないはずですから。

実際、チョウキジェ監督も調査報告書を読む限り、己を顧みるどころか内部告発者を探すという行動を取っています。もはや自己保身しか考えていません。

 

『結果を残せばパワハラがあってもいいのではないか?ついて来れない奴が辞めればいい。』と、思われる方も一定数いらっしゃるかもしれません。

 

パワハラ上司・指導者の実績の全てを否定するつもりはないです。

でも待ってください。人の人生を壊して成り立つ結果に胸を張って成功したと言えるのでしょうか。とてもではないですが言えないでしょう。またあなた自身がパワハラにあった場合、パワハラを行うような人間を尊敬できますでしょうか。

 

また結果が出ればOKだという意見には、そもそもパワハラをすることでチームの結果が出ているという前提がありますが、これは正しいのでしょうか。

 

私は結果が出ないメンバーがいることに対する責任は上司や指導者の責任だと思います。マネジメントスキルが不足しているということです。そしてここが日本のマネジメントへの考え方で弱い部分だという印象です。マネジメントスキルが足りていないと、認知できている管理者が少ないのではないでしょうか。

 

これまでパワハラ上司の下で活躍していない人が、上司が変わった途端に大活躍するという光景を何度も見てきました。

つまり、ついて来れない人間を追い込んでいくやり方よりも、その人間を引き上げることができる上司がいた場合は、もっとチームの成果が上がる可能性があるということです。

 

人の可能性を最大限見出し、指導して能力を引き上げていくことが本来の上司・指導者の役割ではないでしょうか。

 

倫理的にも全く許されないし、成果やパフォーマンスをパワハラが引き上げているとは言えません。

 

パワハラ文化がはびこる日本の問題点は?

結局、メンバーに対してパワハラを働くということは、

物事を他責にしており、マネジメント側の人間が自責で捉えることができていないからです。立場の優位性を利用して相手に圧力をかけるとは、何ともしょうもない話です。

 

ではなぜこのような状況が日本に存在し続けているのでしょうか。

色々原因は考えられるでしょうが、個人的には日本の終身雇用制が遠因かなあと思います。あくまでも感覚で明確なデータの根拠はありませんが。

 

上司の言う事を聞いていれば安心、会社もずっと居続けられるから何とかしてくれるし大丈夫だろうと。

このような状況だと上司には逆らわないし、自分で責任を取って物事を進める人は少数派ではないでしょうか。

 

その結果、上司や管理者が部下に対しての絶対的な権力を持ちます。

そういった指導を受けた部下がそのマネジメントスタイルを引き継ぎ、

そしていつしか世代を超えて、若者たちにもカルチャーとマインドが引き継がれてしまっている、というのが日本の現状だと思います。

だから中学・高校・大学レベルでも、パワハラがあるのではないでしょうか。

 

これを変えるにはどんどん社会からパワハラに対してNoの声を上げて、

パワハラ人間に徐々に社会から退場していってもらう他にはないでしょう。

あまりに根深いので、おそらく急激に変わることは難しいと思います。

 

現在は日本の終身雇用制度は終わったと言っても過言ではないので、

組織も変化し、また従来の考え方とは異なる人材が多く出てくると思います。

 

そこまで日本の将来を悲観しているわけではないのです。

でもまだこんなパワハラ問題があるのかと、今回の湘南ベルマーレの件を見て改めて思った次第でした。

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クラウドとは何か?非IT人材が適当に解説してみた

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最近クラウドという言葉をよく耳にしませんか?

だけど、クラウドって何かよくわからない・・・、雲って何や!っていう方向けに今回の記事を書きました。

 

私は非ITの人間なので、ITに携わっている方からすると、

何だよこれ、全然ちがうじゃねえか、見たいに思われる部分もあると思います。

ただ、クラウドって何となくこんな感じだよ!っていうところまで理解できるように、できるだけかみ砕いて解説していきたいと思います。

超超初心者向けです。

クラウドという言葉はいつ生まれたか

2006年に当時のGoogleのCEOだった、エリック・シュミットがクラウド(cloud computing)の言葉を使用したことが始まりだったと言われています。

 

「IT クラウド」で画像検索をすると、雲の画像がいっぱい出てきますが、

これはエリック・シュミットが、クラウドという言葉を使って広まった結果でしょう。

以下の記事に記載があります。

https://www.zdnet.com/article/google-ceos-new-paradigm-cloud-computing-and-advertising-go-hand-in-hand/

 

クラウドとは?

で、クラウドって何?という話ですが結論から言うと、

「利用者がインターネットにアクセスできれば、場所と端末に関係なく利用できるサービス」

です。端的に言うとこれに集約されるはずです。

 

身近な例で見ていきましょう。

例えばメールサービスでいうと、Gmailはクラウドサービスですが、昔のガラケーのドコモのメールサービスはその携帯端末でしか使えないので、クラウドサービスではありません(現在はドコモもクラウドのメールみたいです)。

 

それから画像やファイルを保存するのにDropboxというオンラインストレージサービスがありますが、これもクラウドサービスです。

一方で自分のパソコンのストレージはクラウドサービスではありません。

自分のパソコンの容量が余っていても、他の端末で使用することはできません。

 

GmailもDropboxもスマートフォンだろうがパソコンだろうが、あるいはタブレットだろうが、端末関係なしにアクセスでき、レイアウトは端末ごとに異なりますが、

同じようにサービスを利用することができます。

これがクラウドサービスです。

 

ここまで理解できればクラウドの8割くらいは理解できているはずです!

 

クラウドの残りの2割とは?

まだ終わりじゃないんかい、というところですが、

ここまで説明してきたのはあくまでも一般消費者向けのクラウドです。

 

次にいわゆる法人向けのクラウドサービス、つまりBtoBのサービスについても触れていきたいと思います。

なぜ触れるかと言うと、世界を変えてきためちゃくちゃ重要な存在だからです。

 

法人向けのクラウドサービスについて

一般的にこの領域のクラウドサービスは3つに分けられます。

それはSaaS(さーす)、PaaS(ぱーす)、IaaS(あいあーす、いあーす)です。

 

それぞれ解説していきますが、PaaSに関してはとても分かりにくいし、

あまり理解しなくても生きていくには問題がないので、ここでは割愛します!

さらに知りたい方はGoogle検索を。

 

ではまずSaaSですが、これはSoftware as a Serviceの略です。

そのまま訳すとサービスとしてのソフトウェアとなります。

 

ここも身近な例で例えると、テレビゲームで考えていきましょう。

昔はテレビゲームをするために、ゲームソフトを必ず買う必要がありました。

ソフトを買って、例えばプレイステーションやニンテンドー64などのハードを使い、

僕らは遊んできました。

 

ところが最近は月額1,000円みたいな形で契約して、

実物のゲームソフトは持たずに、好きなゲームを選んで遊ぶことができるようになっています。これがまさしくSaaSに近い形式です。

 

つまり、ゲームソフトで遊んでいますが、実際は月額1,000円で、

好きなゲームを遊びたい放題というサービスを買っていることになります。

これがまさしくServiceとしてのSoftware、SaaSになります。

 

法人向けのソフトウェアとなると、例えば会計、在庫管理、生産管理などに関わる、

ERPと呼ばれるソフトウェアがSaaSとして提供されています。

 

最後にIaaSについて説明します。

 

ラスボス、IaaSとは

IaaSはクラウドの中で重要だけど、最も分かりにくい概念だと思います。

それは普段ほぼ目にすることがなく、IT業界以外の人が存在を知る機会も少ないでしょう。

 

で、IaaSって何?という話ですが、こちらはInfrastructure as a Serviceとなります。

SaaSはソフトウェアで何となくわかるけど、インフラストラクチャーって何じゃそりゃとなると思います。

 

ここで言うインフラストラクチャーとは、すっごく簡単に言うとパソコン、ルーターみたいな、端末機器等のことを指します。

先述したように、クラウドが登場する前はドコモのメールはガラケーでしか使用ができず、ガラケーという端末が必要でした。

それからテレビゲームをするにはセガサターンという端末が必要でした。

それらの端末の肩代わりできるサービスがIaaSとなります。

 

ではなぜIaaSのサービスは使われるのでしょうか?

 

例えば楽天市場で考えると、とある商品がテレビ番組で放映されて、

欲しいと感じた消費者が楽天市場で商品検索を一気にした結果、

サーバーが落ちてしまい、アクセスできなくなったとしましょう。

(現実はあまりないかもしれません)

 

このケースの場合、多数の視聴者からのアクセスに耐えられない状況だったわけです。

ところがこれに耐えうる仕組みを会社で整えるには、

サーバやらNW機器やら購入する必要があります。そしてこれらは数千万円と高額です。

 

仮にアクセス集中が、年に1回あるかないかだったら購入をためらうはずです。

しかし、購入したい人が買えていない可能性もあり機会損失につながります。

 

そこで登場したサービスがIaaSになります。

例えばストレージの容量を今月は+100Gが使うために3,000円払います、

みたいな感じで使いたいときに使った分だけ払う従量課金のサービスです。

 

なのでアクセスが集中しない時期には、使用する分を減らすことができるので、

アクセスが集中していない時に稼働していない機器があることもなく、

平常時は必要のない機器を買う必要がなくなります。また実物を置かないので省スペースになります。

IaaSもインターネットにつながれば利用することができます。

 

このIaaSで飛躍したのがAWS、Amazon Web Servicesになります。

名前からも想像がつくように、インターネット通販のAmazon.comが提供しているIaaSのサービス会社になります。

Amazonの利益の多くをこのAWSが稼いでおり、日本の会社で会社のシステムをAWSで動かしている会社も非常に多いです。

 

ソフトウェアやアプリケーションはインフラが整っていないと当然ながら動作しません。そしてそのインフラを実物を持たずに使いたいときだけ使えるIaaSは革新的で、多くの企業のインフラを支えています。

 

なかなか普段は目にしませんが、法人向けのサービスとしてIaaSは非常に普及していて、実はアメリカの国防省で利用されていたり、日本の金融機関でも利用されています。

ニューヨークダウの上位6社までに、このIaaSのサービスを持つ、Microsoft、Amazon、Googleのアルファベットが入っているのも納得です。

まさしく世界にインパクトを与えています。

 

 

以上でクラウドについての説明は終わりです。

少しでもクラウドの理解への取っ掛かりになれば嬉しいです!

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トレイルラン初心者が初めての大会で気づいた3つのこと

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先日、初めてトレイルランのレースに参加いたしました!

距離はフルマラソン以上ある、40km後半のレースでした。

 

一応結果をお伝えすると、今回完走することができました。

だからこそ気づいたこともたくさんありました。

 

私はこれまでトレイルランのレースに出たことがありませんでした。

かつフルマラソンのレースにも出たことがなく、ないないづくしの初レースとなりました。

 

もちろん過去にはハーフマラソンの大会には出場したことがあり、

今回もトレイルマラソンに向けてそれなりに練習を積んできてると思ってました。

 

ところが圧倒的に準備不足でした!それも色々と。

今回のレースの反省点を言語化するとともに、今後トレイルランに挑戦してみたい方向けに、反面教師としていただけるような内容になりましたら幸いです。

 

 

 

レース後に感じた課題点①:練習不足

まず一番痛感したのが何といってもこれでした。今日の記事の8割はこれです。

そもそも過ぎて申し訳ないのですが、これからレースにエントリーする方が選択する距離の参考にしたり、すでに申し込んだ方が練習量を考えるのに参考として頂ければと思います。

 

上にも書いたように過去にハーフマラソンの距離は経験したことがありますが、

もともと長距離を走るのが得意なわけではありません。

それから直近4ヶ月の練習量も振り返りました。

 

6月:63.1㎞

7月:47.2㎞

8月:26.1㎞

9月:37㎞

 

そして最大走行距離を調べたところ、たったの15㎞でした。

改めて振り返ると練習量は圧倒的に少なく感じます。特に一度で長い距離をハーフマラソンの距離も走っていないのでこれは納得の準備不足です。

 

走る以外のトレーニングとしては上半身と下半身の両方を自重トレーニングで鍛えていました。それは週5回くらいのペースで行なっていたので、運動慣れはしていたのですが、やはり走りが全く足りていない!

 

この状態で走った結果、10㎞を超えた時点で足にだいぶ疲労がきてしまいました。

今回のトレイルマラソンは4つ山があったのですが、10㎞を超えた地点というのは、

最初の山を下りきったくらいの距離になります。

 

なので1つ目を下り終えた時には相当しんどく感じており、

残りの3つの山はもう登りたくないと思いました・・・

 

トレイルマラソンの疲労感は普通のマラソンの2倍くらいと言われていますが、

まさしくそれくらいの印象を受けました。

 

レース後に感じた課題点②:コースのイメージができていなかったこと

次にこれ。どういうことか。

それはトレイルマラソンには上り坂と下り坂があり、

どのように走るのか、あるいはどのタイミングで力を使わずに温存するのか、

これらをレース前に考える必要がありました。

 

考えていなかった結果、どうなったかというと、

無駄に上り坂で走ったり、下り坂の折り方、岩の避け方、ステップの踏み方、

これらがよくわかりませんでした。

 

レース後にインターネットで検索したところ、きつい上り坂は走らないで体力を温存して、できる限り下り坂で走るということが書いてありました。

 

確かにレースの他の速いランナーを見ていると、上り坂を無理やり走っている様子はなく、下り坂で飛ばしている姿を見かけました。

 

私は4つの山のうちの1つ目の山でかなり体力を使い果たしてしまい、

残りの3つの山は地獄と化してしまいました。

 

それから上り坂、下り坂と言っても、一般的に街にあるようなキツイ坂とは、

レベルが違う坂です。本当に傾斜が以上にすごい!

それらの坂を見た瞬間に、「え、これが本当にコース?」と思うようなレベルでした。

そしてそれがまた、レースの中盤、後半にあったりします。

 

なので、できるだけ序盤で体力を使わずに温存しておくということが、

レースを完走するためには間違いなく必要になってきます。

 

それから特に下り坂も岩道がたくさんあるので、一般的なただの下り坂とも違います。

以下に岩を避けるか、またどこに足の置き場を持って行くのか、これらも下り坂で飛ばすためには練習してイメージをつけておくことが重要だと感じました。

 

レース後に感じた課題点③:装備不足

レース中に一番欲しかったものは水や食料はもちろんのこと、

トレランポールが何といっても欲しかった!特に上り坂!

 

これは必須アイテムではないと思います。

トップクラスのランナーであれば、確かにいらないです。

ただ初心者は間違いなく役に立つアイテムです!実体験をもってオススメします。

 

周りのランナーが上り坂で使っているのを見て、

何度も何度も貸してくれと思いました・・・(笑)

 

終わりに

以上、今回の初レースの反省でした。

 

レースの感想としては本当にきつかったです。

人生で一番きつかったです。止めたい、止めたいと何度も思いました。

何で出場したんだろう?と自問自答すること数時間。

 

マラソンはレースですが誰かとの戦いと言うよりも、

己との戦いが繰り広げられていました。

 

とことん自分と向き合う、そして自分の限界を超えていく。

これもマラソン、トレイルランの醍醐味かもしれません。

 

反省は死ぬほどあり、明らかな準備不足も目立ちましたが、

何といっても挑戦することが大事だということは間違いないです!

 

挑戦した結果、気づきも得ることができて、次に活かしたいと思いましたし、

どのような練習を今後に向けてすればいいのかも考えることができました。

 

今後挑戦するレースではもっともっと楽しみたいので、

今日から改めてトレーニングを積んでいきたいと思います♪

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他人が決めた人生を歩んだ結末【インファナル・アフェアより】

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今回は映画、インファナル・アフェアを取り上げたいと思います!

 

 

インファナル・アフェアとは何か?

この項ではインファナル・アフェアの基本情報について書いていきます。

この項目はネタバレなしです。

 

インファナル・アフェアは2002年に公開された香港映画です。

インファナル・アフェアという名前は、原題では仏教用語の無間道と表され、

意味としては終わらない地獄という意味です。

 

ジャンルで言うと刑事、マフィアもののサスペンス映画になるでしょうか。

物語の中心はトニーレオン演じる、ヤンというマフィアのフリをしている警察の潜入捜査官と、アンディラウ演じる、ラウという警察官のフリをしているマフィアが、

お互いの組織の中で裏切り者を探す、つまり自分とバレないように行動し組織に尽くす、というものになります。

その結末どうなるか?という手に汗握る展開です。

 

ただ、あまりアクションシーンや銃撃シーンなどはありません。どちらかと言えば個々の人間や翻弄される運命に焦点が当てられています。個人的にはヒューマンドラマのようなジャンルだと捉えています。

 

香港映画というとあまり聞きなじみがない方もいらっしゃると思います。

少し香港映画の歴史について説明すると、もともと香港映画は1980年代にマフィア系の映画で一世を風靡したのですが、その後は低迷していました。

 

そしてインファナル・アフェアが出た2000年初頭には香港映画の復活を掲げた映画が出ていました。インファナル・アフェアもその例に洩れません。

 

結果的にインファナル・アフェアは大ヒットして、香港内でのブレイクにとどまらず、

なんとハリウッド、日本でもリメイクされました!

 

ハリウッドのリメイクはディカプリオ、マットデイモン、ジャックニコルソンという、そうそうたるメンバーで、ディパーテッドという名前で作成されています。そしてアカデミー賞も受賞しています。

 

それから日本ではダブルフェイスという香川照之と西島秀俊がメインキャストで特別ドラマのような形で、テレビで放映されました。

 

原作も他国でのリメイク前に、第一作がヒットしたことから、3部作として最終的に上映されました。

最初から3部作だったとも制作側は言っていますが、実際は第一作のヒットが後続の作品の制作を後押ししたのは間違いないでしょう。

 

なぜヒットしたか?

シンプルに作品のシナリオが良かったからだと思います。

だからこそ、他国でもリメイクされたのではないでしょうか。

 

作品の毛色は全く異なりますが、Mr.ビーンのような印象です。

あのコメディドラマもシナリオ・笑いが、作成された国に限定されない共通項があったからこそのヒットだと思いますが、インファナル・アフェアも同様です。

 

シナリオが良かったと書きましたが、では具体的には何がよかったのか。

純粋にサスペンスドラマとして観ても非常に面白い作品であることは間違いないです。

 

個人的には、それに加えて人間の普遍的な性質に焦点が当てられており、

劇場の言葉で言うと「善人」「悪人」の運命について描かれている、

そして必ずしも善人のように行動をしていても、いい結果にならないという、

世の中の厳しさ、儚さが多くの人に受け入れられたポイントだと考えました。

 

実は私はこの作品が大好きで、好きな映画トップ5には確実に入り、

普段繰り返し映画は見ないのですが、何度も何度も見ています。

香港を旅行で訪れた時に、ロケ地にも足を運んだくらい好きです。

面白いだけでなく、何か感じるところがあり今回取り上げました。

 

ここまでは前置きです。この後はネタバレ含めて書くので、

ネタバレを見たくない方は、ここで記事を読むのをストップしてください!

 

とにかくまだこの映画を見たことがないという方には見ていただきたいです。

 

 

 

 

結末から考える他人が決めた人生を生きるという事

※ここからはネタバレ含みます※

 

 

 

 

 

なお、あくまでも私がこの映画を見て感じたことを書いてますので、

おそらく製作者が意図していることからは外れているということはご承知おきください。

 

ご覧になられた方はお分かりだと思いますが、

最後はヤンが殺されて、何とも後味の悪い結末となります。

 

結末をどのように捉えるかは様々な解釈があると思います。

見ての通り、何もヤンが報われることなく終わるので、バッドエンドだと捉えることもできます。

 

一方で最後は警官として埋葬されたから、やりたくもないマフィアという生き地獄から抜け出せたので、ある意味ハッピーエンドとも捉えることができます。

 

上記いずれも正しい解釈であると思います。

ただ、私はそれ以前にヤンは完全に他人が決めた人生を歩んで、生涯を終えたことが気になりました。

 

ヤンの人生に想う

インファナル・アフェアは3部作で構成されており、

2作目は1作目の前日談としての作品となります。

 

そこで描かれている過去もありますが、この記事では1作目で描かれている内容のみを参考として書かせていただきます。

 

まずヤンは警察学校に入り、そこで優秀な成績を残している姿が映像を通してわかります。

皮肉にもその結果、マフィアの潜入捜査官として選抜されて、

警察としてではなく、マフィアとして生きることになります。

 

そのため、表向きは警察学校の規則を破った者として学校から追放されました。

ヤンの潜入捜査官としての評価は、正体を知る警察の僅かな人間のみとなります。

つまりいくらマフィアとして活躍しても喜べないし、潜入捜査官として活躍しても、

やりたくないことをやっているわけですから、空しい気持ちだったと思います。

 

そしてヤンは警察官になりたくて警察学校に入ったような意思が劇中でも見られます。

何度も何度も潜入捜査官を辞めさせてくれという話が出てきました。

 

上司のウォン警視からは期間限定ですぐ終わるから・・・みたいな話がありました。

ところが結果としてヤンは実に10年マフィアの潜入捜査官として活動し、

最終的には警察にスパイとして潜入していたマフィアに命を奪われました。

 

一歩引いた目線で見るとヤンは警察という組織に上手い具合に使うだけ使われて、

日の目を見ることなく、意思を介入することもできずに、

最終的に報われることなく終わってしまったと考えることができます。

 

これは腐ったダメな組織に所属してしまった場合のキャリアにも同じようなことが言えるような気がします。

 

先日もこんな話を聞きました。

知り合いが現在の仕事に不満を持っているという話になりました。

その理由を聞いていると、ほぼほぼ上司が決めたキャリアパスに沿って人生が進んでいるということが不満というものでした。

 

このように不満に感じて、結果的に環境を変えることや、

他の選択肢を取ることが出来ればいいですが、それにすら気づかずに数十年後にはその会社の中でしか活きないキャリア、経験しか残らなかった場合には社会が変化した時に生き残ることは難しいでしょう。

 

世の中が変化し続けている中で、いまだにこのような会社が存在していることに改めて驚きました。人生を会社に支配されていると感じました。

当たり前ですが会社のための人生ではなく、人生のために会社があります

 

そして、ふとインファナル・アフェアのヤンの人生がまさしく組織に支配された生き方だったことを思い出して、どうしても重ね合わせてしまいました。

 

組織のために自分が何かの役を演じるのではなくて、自分が演じたい役を自らの意思で演じ切ることが、人生に納得感を持つために必要だと、インファナル・アフェアが教えてくれました。

 

私は潜入捜査官になれと言われても、やりたくなければ断ります。

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【働き方改革とは?】災害時における日本企業の違和感

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つい先日の週明け月曜日、日本の関東圏に強力な台風が直撃しました。

ちょうどその数日前まで日本に帰国しており、ニュースで台風が来そうだと情報を確認していたため、飛行機が無事動くか心配をしていましたが、結果的に私のフライトには全く影響はなく家に帰ることができました。

 

自宅に着いて日本で台風が去った事を確認すると同時に、改めて大変驚いたことがありました。

それは鉄道をはじめとする交通機関が停止しているのに、

出勤しようとしていると思われるサラリーマンの方々の映像でした。

 

鉄道の駅で人、人、人の群れ。駅の中で待つという話の以前に、

駅に入るまでに並ぶような光景まで見受けられました。

何だこれは!と大変驚きました。

 

もちろん中にはインフラがマヒしていても、仕事柄どうしても出勤しないといけないという方がいらっしゃると思います。

それこそ尚更、出勤する必要がない人は電車・車に乗らずに、出勤しないといけない人が滞りなく会社に行けるようになった方がよっぽどいいでしょう。

 

働き方改革という耳なじみの良い標語が世の中に広まるようになり、

はや数年ほどは経つと思いますが、日本の実態は今回のような災害時に色濃く表れているような気がします。

 

そこで今回はこのような災害時の状況を元に、日本の働き方について書いていきます。

特に企業の目線に立って考えました。

というのも働き方の問題に関しては、ほぼ個人の努力でどうにかなる問題ではないと思います。

企業の社員に対する考え方、働き方に対する倫理観により左右される可能性が非常に高いからです。

 

なぜ働き方改革は実行されないのか

上述したように働き方改革という言葉自体はここ数年で、

散々耳にするようになった気がします。つまり働き方を変えなくてはいけないという、社会全体としての流れはあるものの、スローガンだけできて改革は実行されずに、

実態は問題の先延ばしがされているような気がします。

 

そこでまずはなぜ働き方改革はされないのかを考えます。

 

理由①働き方を変えるべき必要性を感じていないから

世の中の流れ的に働き方を今よりも良くしようという認識はどの会社にもあるはずです。

ところが、本当に働き方を変えないといけない理由を会社の経営者たちは認識できているのでしょうか?

今回のような災害時に、出社困難な場合にも何も社員に指示を出さない会社に関しては明らかに答えはNoでしょう。

 

そんな会社ではそもそも働き方を変えようとする動きすらないのかもしれません。

そうだとしたら、その会社はブラック企業の可能性が高く、退職を検討した方がよいかもしれません。

 

理由②会社に対するデメリットばかり考えているから

災害時に企業から社員に対して、出勤しないように指示を出さない理由として、

こんな声が聞こえてくるかもしれません。

 

「出社しない分、どのようにカバーするのか?」、「営業日が1日潰れる。会社に対する影響は大きい」

 

確かにそうかもしれません。しかし、個人的にこのような側面だけで考えてしまうのは非常に単眼的な視点で、結果的に会社にとってもプラスにならないと思います。

 

というのも社員に対するデメリットが大きく、結果的に生産性を低下させている可能性が高いからです。

 

会社に行くために非常に暑い中外で待つ、それから電車を使うとしたら激混みの車内で押されながら乗る。

こんな状態で仮に会社にたどり着いたとしても本当に仕事に集中できるでしょうか?モチベーションは上がるでしょうか?

私なら確実に上がりません!そして会社への不信感も感じてしまいます。

 

それから会社の業績への影響ですが、ほとんどの会社では深刻な打撃にはならないと思います。

仮に年間休日を125日とした場合、営業日は240日です。

1日全く働かないで休んだとしても、年間の日数から考えると1営業日はわずか0.4%にしかなりません。

つまり1日程度ではほぼ影響がないことがわかります。

 

 1年の間に発生する自然災害を全て考慮したとしても、そこまで大ごとにはならないでしょう。

それよりも深刻なのは、出勤すべきでないタイミングで何も指示を出さない会社ではないでしょうか。

 

理由③社員は働いて当然というカルチャー

会社員は会社に所属して給与をもらっていますから、働くのは当然だと思います。

ただ、ここで私が言いたいのはそれ以上に社員は働いて当たり前だろ!という、

会社の圧力みたいなものを感じざるを得ません。

そういった姿勢が今回のような災害時に表れているような気がします。

 

ではなぜこのような風潮があるのか?

一つのヒントとして今の経営者たちが生きていた時代が影響しているように思います。

 

帝国データバンクの調査によると、2019年初頭時点で日本の会社の社長の平均年齢は、59.7歳という結果が出ていました。

www.tdb.co.jp

ここから読み解けるのはまだ日本が国として成長していた時代を経験していること。

それからもっと成長していた時代、つまり高度経済成長期を経験した世代が上司であったということです。

 

高度経済成長期は日本の奇跡と呼ばれるくらい、特殊な時代だったと思われます。

国全体が成長している時であれば、働けば働くほど会社の業績も上がるという状態であったのではないでしょうか。

 

今の日本は国として大きく成長しているわけでもなく、今後も大きく成長する気配があるわけでもありません。つまり今の社長たちが生きた時代とは明らかに変化しています。

ところが、その変化に気づいていないのか、あるいは気づいていないふりをしているのか、現実とのギャップが結局のところ働き方が見直されない原因の一つではないでしょうか。

 

社員は働いて当たり前、かつ労働量だけが会社の業績を上げる解決策だと考えている企業が現存していると考えます。

 

 サラリーマンとしてどう考えるべきか?

ここまで会社目線で書いてきましたが、最後にサラリーマン目線で考えていきます。

 

もし、自分の会社が出勤する必要がないのに災害時に何も指示を出さない会社で、

出勤しないといけない会社だった場合、その会社は即刻辞めるべきでしょう

 

50代後半~60代の方なら辞めなくてもいいかと思いますが、

20代~40代の方なら辞めた方が後先いいかもしれません。

 

なぜなら経営者たちが時代の変化を嗅ぎ取れていない会社の可能性が、

とても高いからです。

ここ数十年でも社会の変化から、登場してきた会社、消えていった会社があると思います。

社会の変化が読み取れていない会社は、この後生き残る可能性よりも、

消える可能性の方が高いのではないしょうか

 

これから20~40年間ほど社会で働く方なら、尚更考えるべきポイントです。

あなたの会社はどちらでしょうか?

 

本日はここまでです。

 

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【超絶初心者】週末プログラマーのその後の勉強法

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前回の記事では全くの初心者の状態から、プログラミングオンラインスクールに通った様子を書きました。

lifedesignfreak.hatenablog.com

 

今回の記事ではその後の勉強過程、現状について書いていきたいと思います。

オンラインスクールを終えて、その後の約1ヶ月の話です。

 

私は完全に趣味でプログラミングを勉強しているので、

初心者からプロを目指している方には参考にならないかもしれません。

 

どちらかと言えば、プログラミングにちょっと興味あるけど、

手が出せていない方などには参考になるかもしれません!

 

 

プログラミングスクール受講からその後

プログラミングを勉強してみて、経験したことのない新しい世界を知ることができました。

ややオーバーな表現かもしれませんが、完全文系人間の私にはとにかく新鮮でした。

 

プログラミングはかなり論理的で頭を使いますし、一つ間違えてしまうと、

全く動作しなくなります。

だけども、その壁にぶち当たったところを超えると何とも言えない達成感、快感があります

私がぶっ飛んでいるのではなく、同じような経験をしている人はたくさんいると思います。

 

つまりプログラミングスクールを通った後は、プログラミングって楽しいなということでした。

0から何か動作するものを作れると考えると本当にプログラミングはすごい、楽しいと思いました。何というかレゴで遊ぶのと近いような感覚の気がします。

1年後もこの感情を保てているかはわかりませんが・・・(笑)

 

ということで、プログラミングスクールを終えて、

まず初めに考えたことはせっかく2ヶ月ほどプログラミングを勉強したので、

そのまま勉強を継続させたい、続けられるような流れを作りたいと思っていました。

 

実際に取り組んでいること

個人的にプログラミングを勉強する理由として、

何かアプリケーションを作れるようになりたい、完成形を作りたいという目標があります。

 

そのため、アプリケーションの作成につながるような勉強法を考えました。

本での勉強も考えたのですが、あまりにボリュームが多く分厚いものばかりで、

最後まで勉強が続く気がしませんでした。

 

そこで引き続きオンラインでの勉強法を検討し、

最終的には優しそうなレイアウトで勉強が続きそうなProgateというサイトで勉強することにしました。

 

★Progate

https://prog-8.com/ 

 

Progateは途中の科目まで無料で学習することができ、途中の科目からは月額980円の課金システムになっています。

内容は初歩的で、全部一からプログラミングをするわけではないですが、

何かしらのアプリケーションを作成しながら学習を進めていくことができます

 

続いて勉強している言語ですが、今はRubyとRuby on Rails(フレームワーク)、Pythonを勉強しています。

ちなみに以前、TechAcademyではHTML、CSS、PHPを学習していました。

 

なぜ、Ruby、Ruby on Rails、Pythonかというと、最も自分が興味を持てたからです。

RubyとRuby on Railsに関してはプログラミングを楽しめる言語として開発されたことに惹かれました。

またSNSやWebアプリの作成にも使われていると聞き、勉強したくなりました。

 

Pythonに関しては、統計学に近い要素があることを知り、

データ分析などに興味があったため、Pythonを選びました。

 

ざっと上記の理由で選びました。

それから興味があることをベースに勉強をした方が、継続することができるだろうと思い、

プログラミングスクールでは勉強していない言語を選択することにしました。

 

興味があることを選択していく

ここまでプログラミングの学習の仕方について書いてきました。

それ以外にも直接プログラミングスキルの向上にはつながりませんが、

IT、プログラミング自体を理解することにつながることがあります。

 

それはITやプログラミングに関する本を読むことです。

インターネットで調べると初学者向けの本が多く取り上げています。

 

私がここ数ヶ月で読んだ本を以下に紹介したいと思います。

 

・プログラムはなぜ動くのか

よくインターネット上でも名著と評価していることが多い1冊です。

読んでみると結構難しい!完全文系人間には一読しただけだと、

理解できないことが割とありました。

 

例えば2進数、10進数などの話が出てきますが、

この理屈がそもそも難しい・・・(笑)

 

とはいえインターネットで調べながら読んでいくと理解が深まります。

またそもそも我々が普段使っているコンピュータがどのような動きをしているのかも、

書かれているので、本質的なプログラムが動く原理を学ぶことができます。

 

・世界が変わるプログラム入門

こちらの本はできるだけプログラミング言語を使わずに、というかほぼなく、

文系人間でも理解しやすい構成の本となっています。

 

三目並べを題材として、三目並べのゲームを作るためにどのようにアルゴリズムを決めるか、という点にフォーカスされています。

 

実際にアプリケーションを作りたい時に、どのようなアルゴリズムを組むか、

またどのように思考してアルゴリズムを作るか、そんなことが学べます。

 

・子どもを億万長者にしたければプログラミングの基礎を教えなさい

既に大人の私が今からこの本を読んでも参考になるのかと思いましたが、

とても面白い本でした。

 

すごく簡単にどのような本かと説明すると、

“プログラミングは勉強しておいた方がいいよ”という本です。

簡素すぎて申し訳ないですが、大体要約するとこんな感じです。

 

何かものすごい知見が得られるというタイプの本ではないと思いますが、

モチベーションは上がりました!

 

終わりに

以上、私がここ1ヶ月程度で取り組んできた勉強法と過程です

今後もプログラミングを続けていくために、プログラミングに関する記事を書いていきたいと思います。

 

それでは良いプログラミング生活を!

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【英語】英語の勉強を継続させるコツ

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英語の勉強を始めてみたけど続かない、モチベーションが上がらない・・・

今回はそんな方に読んでいただきたい記事を書きました!

 

私も過去に英語の勉強を始めてみたものの続かずに止めてしまったことがありました。

その後、学習を再開することができましたが、

自分の過去の経験を元になぜ続かなかったのかを振り返ってみました

 

英語にテーマを絞っていますが、他の勉強やあらゆる物事につながる部分もあるかと思います。

 

 

なぜ人は続かないのか?

英語の勉強を続ける方法を考える前に、なぜ続かないかを考えたいと思います。

これは英語を勉強する上での大前提の話です。

 

私が思うに続かない最も大きな原因は、英語の勉強をする必然性がない、

つまり英語の必要性を感じていないからだと思います。

 

これを読んで「いやいや、英語の勉強をやる理由はあるよ」と思う方もいるかもしれません。

確かに学生ならまだしも、社会人になって英語を勉強するということは、

会社の昇進がかかっている、英語がもっと上手になりたい等の、

何かしらの理由があるのは間違いないでしょう。

 

ところが本当に自分自身に問わないといけないのは、

“英語を勉強してどうありたいか?”ということを考え、

最終的な自身の姿を思い描き、目標を立てることだと思います。

 

英語を勉強するということは英語を上達させることです。

そして上達させるというのは自分にとってどういうことかを考える必要があるということです。

 

人によっては話すことが上手くなりたいという方もいると思いますし、

あるいは特定の資格を取得すると会社のもらえる手当が増えるなど、

人それぞれどこを目標に学習をするべきかという指標があるはずです。

海外就業を目指しているという方もいるかもしれません。

 

英語の勉強が続かない方は、もう一度自分に目標を再確認してみるといいと思います。

そして英語の勉強以外にも人生でやりたいことがあると思いますから、

他の物事と比較してでも、今は英語の勉強をしたいと思えば、

この後に書くように、勉強のモチベーションが上げる方法を考えればよいと思います。

 

逆にそこまで英語に対して必要性が感じられないという事であれば、

私は勉強を止めてもいいと思います。

他にやりたいことに集中し熱中することの方が大事だと考えます。

 

英語の勉強を止めた場合でも、その後やっぱり必要性を感じて再開するかもしれませんし、

今までやってきたことは無駄にはなりませんから、

止める勇気も大事だと思います。

 

では大前提で英語の勉強をすべきかどうかを考えた上で続きを考えます。

 

続・英語の勉強が続かない原因

勉強する必要があるのにやる気がおきない。

モチベーションがあがらずに、勉強の進捗が滞ってしまっている場合を次に考えましょう。

 

なぜモチベーションが上がらないのでしょうか?

私は以下の二つが主な原因だと考えています。

 

・目標に対しての進捗、また自身の成長を感じ取ることができていない

・そもそも勉強を楽しむことができていない

 

進捗と成長を感じ取ることができていない時は、

大抵、目標と実際の行動が乖離してしまっている場合だと思います。

 

例えば、英語のスピーキング能力を高めたいにも関わらず、

英語のスピーキングの練習を全くしていない、アウトプットをせずにインプットばかりしている、という状態などが当てはまります。

 

もう一度自分の目標が何かを考えてみるとよいかもしれません。

TOEICのような試験の点数を高く取ることや資格取得のために勉強をしたいのか、

それとも英語のスピーキング能力を高めたいのか。

 

スピーキング能力を高めたいのに、単語の暗記や文法の取得だけをしていても、

まず話せるようにはなりません。これは自分の経験からも間違いないです。

 

次に勉強を楽しめていない場合を考えます。

楽しめていない場合は、自分に合った勉強法を選択できていない可能性が非常に高いです。

 

自分に合っていない勉強法とは何かを考えると、

例えばあまりにも難し過ぎる、あるいはあまりにも達成することが難し過ぎる、

このような状況ではないでしょうか。

 

一念発起で勉強を始めて、始めた当初はモチベーションが非常に高いので、

どうしても難易度の高い目標を設定してしまいがちです。

でもそれだと段々続けることが嫌になって結局止めてしまいます。

 

なので、まずは簡単に達成できる目標から攻略していくことがオススメです。

簡単な目標でも人は達成すると、自分の進歩を感じ取ることができます。

小さな前進をし続けていくことで、最終的には大きな飛躍につながります。

 

このように目標をしっかりと認識できていて、

かつ成長を感じ取ることができていたら、もう持続できる好循環が生まれています!

 

最後に

ここまで自分自身で省みて改めることを中心に書いてきました。

自分を変えることも重要ですが、それと同時に周りの環境も重要です。

 

物事を続ける重要な要素として一緒に同じ目標に向かう仲間も大事です。

誰かを巻き込んで一緒に勉強してみると、より継続性が増すでしょう。

 

今回はここまでです。

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【人生論】ミスチルの終わりなき旅の歌詞を真剣に考察

 

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もうかれこれ15年以上ずっと聴き続けているミスチルから、

今回は『終わりなき旅』の歌詞を解釈してみたいと思います。

 

『終わりなき旅』はこれまで人生で何度聴いてきたかわからないくらい、

大好きな曲であり、ミスチルのベストソングだと個人的に思っています。

 

そして私の友人を始め、多くの有名人もこの曲を、

ベストソングだと推しているくらい有名なので、『終わりなき旅』が好きな方も多いと思います。

 

歌詞の解釈は、人それぞれ感じ方が違うと思うので、あくまでも個人的な私の解釈として温かい目で捉えていただけると嬉しいです。

また今回、歌詞を解釈していくことで新たな発見が数多くありました。

 

特にミスチルの歌詞には人生を生きていくための哲学が詰まっていると、

改めて実感することができました。これは決してオーバーな表現ではありません。

 

音楽は娯楽の一つではあるものの、一方でその曲や歌詞から影響を受け、

人生を豊かにしてくれるという側面もあると思います。

 

 

終わりなき旅のテーマ

私が『終わりなき旅』のテーマとして自分が感じ取ったことが2つあります。

 

一つが人生は信念を持って生きるものだということ

そしてもう一つが信念を成し遂げるまでは諦めないで挑戦し続けること

この二つが自分らしく生きる人生、まさに『終わりなき旅』のことではないかと思いました。

 

ところで歌詞の中に「自分を探す」という言葉が出てきますが、そもそも「自分を探す」ってなんでしょうか

これは非常に抽象的で難しい表現だと思います。

 

自分らしい状態であること?本来はそうありたい姿になれていること?

何かしら現在とギャップを感じていて、それを乗り越えようとしている姿に思えます。

 

人は常に自分自身に完全に納得しているということはないでしょう。

だからこそ、今の自分を乗り越えるたえに「自分を探す」ことをし続けている、

それをミスチルが言葉に表したのが「自分を探す」という表現に思えます。

 

『終わりなき旅』=人生とは「自分を探す」という作業であるということ、

そんな歌のように私は捉えました。

 

そしてミスチルの『終わりなき旅』は「自分を探す」ということが、

どういったものなのかを考えるヒントを与えてくれます。

もしまだ聴いたことがなければ是非聴いてみてください。

 ※公式の動画が見つからなかったため、動画の掲載はいたしません

 

それでは前置きが長くなりましたが、以下が私の解釈になります。

 ※Mr.Childrenの終わりなき旅の歌詞から引用しています。

 

終わりなき旅の解釈

=============================================

息を切らしてさ 駆け抜けた道を 振り返りはしないのさ

ただ未来だけを見据えながら 放つ願い

カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては

また光と影を連れて 進むんだ

=============================================

 

これまで紆余曲折あり、そして歩んできた道のりを、

後悔してはいけない。

過去を後悔せずに、これからの自分の生き方を考えよう。

 

いいことも悪いこともあるけども、

信念を持って人生を生きていくんだ。

 

=============================================

大きな声で 声をからして 愛されたいと歌っているんだよ

「ガキじゃあるまいし」自分に言い聞かすけど また答え探してしまう

=============================================

 

何の捻りもない人に好かれたいという思いは、

心の奥底から湧き上がってきて、

それがどうしてなのかを自問自答して考えてしまう。

 

=============================================

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて

きっと きっとって 僕を動かしてる

いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい

もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

=============================================

 

まだ自分の知らない世界に新しい何かがあり、

それが人生の答え、自分らしさの追求なのではないかと僕は思う。

 

いいことばかりでは無いこともわかっているけど、

その新しい世界に飛び込んで挑戦してみたい。

自分らしさ、人生の答えを見つけるために。

 

=============================================

誰と話しても 誰かと過ごしても 寂しさは募るけど

どこかに自分を必要としてる人がいる

=============================================

 

誰かと一緒にいても、理由はわからないが何故かそれに違和感を覚え、

自分の居場所はここではないと、虚しくなってしまうことがある。

いつか自分のことを本当に必要としてくれる人がいるはずだ。

 

=============================================

憂鬱な恋に 胸が痛んで 愛されたいと泣いていたんだろう

心配ないぜ 時は無情な程に 全てを洗い流してくれる

=============================================

 

上手くは行かなかった恋愛でひどく傷つき、

どうしてこうなったのだろうと後悔したかもしれないが、

そんなことは気にする必要はない。

 

時間が経てば他のことを考え始めて、幸か不幸か人は忘れてしまう。

 

=============================================

難しく考え出すと 結局全てが嫌になって

そっとそっと 逃げ出したくなるけど

高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな

まだ限界だなんて認めちゃいないさ

=============================================

 

物事を難しく考えてしまうと、

あらゆることに嫌気がさして逃げ出したくなるけれども、

逆に難しければ難しいほど、答えが見つかった時はこの上ないほど嬉しい。

 

だから生きていく中でのあらゆる問題に対して、自分なりの答えを探していきたい。

 

=============================================

時代は混乱し続け その代償を探す

人はつじつまを合わす様に 型にはまってく

誰の真似もすんな 君は君でいい

生きる為のレシピなんてない ないさ

=============================================

 

世の中は遠い未来から変わらずに、未だに歴史を繰り返している。

人々は繰り返す歴史の中で生まれた常識に囚われて、生き方を翻弄され続けている。

世の中に囚われずに自分らしい生き方を考え続けて、君だけの人生を行けばいい。

あなたの人生の答えはあなたの中にしかないのだから。

 

=============================================

息を切らしてさ 駆け抜けた道を 振り返りはしないのさ

ただ未来へと夢を乗せて

=============================================

 

これまで紆余曲折あり、そして歩んできた道のりを、

後悔してはいけない。

ただ自分の信念を貫いて生きていればいいのさ。

 

=============================================

閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて

きっときっとって 君を動かしてる

いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう

もっと素晴らしいはずの自分を探して

=============================================

 

まだ自分の知らない世界に新しい何かがあり、

それが人生の答え、自分らしさの追求なのではないかと僕は思う。

 

いいことばかりでは無いこともわかっているけど、

その新しい世界に飛び込んで挑戦してみたい。

自分の人生の答えを見つけるために。

 

=============================================

胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように

いつも今日だって僕らは動いてる

嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう

もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅

=============================================

 

悩んだり迷ったりしたことを、

人間は自分の人生を理解する手助けにすることができる。

 

人生は悪いことばかりではないから、挑戦することを止めてはいけない。

自分らしさ、人生の答えを見つけるために。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。

歌詞の解釈は人それぞれで十人十色だと思います。

また人生も人それぞれです。

 

歌詞解釈してみて、改めて素晴らしい歌詞だと思うと同時に、

私も終わりなき旅という名の人生を一歩一歩進んでいきたいと思えました。

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【プログラミング】超絶初心者がプログラミングスクールに通ってみた

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今回はプログラミング初心者である私が、

プログラミングスクールに通って挑戦した話になります!

完全に素人の体験談です。

 

 

始めたきっかけ

もともとITに興味は持っており、仕事でもIT業界に関わることが多く、

挑戦してみたいという気持ちはぼんやりと持っていました。

 

しかしながら実際に取り組むことはなく、つい最近まで過ごしていました。

そんな時に目にしたのが、友人がIT業界と全く関係ない業界で就業していたにも関わらず、なんとITエンジニアとして転職をしていたのです!

 

私自身はITエンジニアとして就業しようという気は今のところないのですが、

これも何かのきっかけではないかと感じ、ついに始めることを決意しました。

 

ところが何から始めていいのかわからず、諸々の事情から教室に通うことも難しいと考えた結果、オンラインのプログラミングスクールに通うことを決めました。

 

私が通うことにしたのは“TechAcademy”という教室です。

決めた理由としては他の類似の教室と金額や評判等を考慮して最終的に決めました。

まあ、正直に言ってしまうと特段強いこだわりがあったわけではないのですが、

この教室なら外すことはなさそうかなと感じられたので決めました。

 

★TechAcademyのHP

https://techacademy.jp/

 

いくつかコースがあるのですが、私が選んだのは「はじめてのプログラミングコース」です。

最も初心者向けのコースで、知識がない私でも受講しやすいコースを選びました。

 

私のスペック

中学、高校、大学と一貫して文系学生として過ごしてきました。

それも圧倒的な文系学生です。

数学、理科といったいわゆる理系科目は大の苦手で、

赤点を連発することが定期テストの恒例行事でした。

 

点数も良くないから当然理系科目を好きになることもなく、

数学、生物、化学、物理すべて嫌いでした・・・(笑)

 

またプログラミングの経験ももちろんありません。

高校、大学時代に情報の科目を受けたことはありましたが、

もちろんプログラミングの授業などは一切受講したことがなく、

情報の授業はパソコンで適当に遊ぶ時間だと捉えていました。

 

社会人なってからも無論、プログラミングの経験はありません。

年齢も30を超えており、40代へと向かうところ。

まさしく新しく学ぶことがきつくなってくるような年齢にも映ります。

 

そんな私がプログラミングスクールを受講しました。

ではここからは実際に受けてみての感想を書いていきます。

 

TechAcademy受講の感想

結論から言うと、受講してよかったです。

 

一番の理由はプログラミング自体にも興味を持つことができたし、

今後もプログラミングの事を勉強して理解を深めていきたい、それからWebサービスを作っていきたいと思うことができたからです。

 

よくインターネットで初心者向けの記事を読むと、途中で挫折してプログラミングを止めてしまった、よくわからなく途中で諦めたなど、

一念発起して始めたものの、結果続かないというケースをいくつか見てきました。

 

価格は10万円を超えており、決して安いサービスではないと感じましたが、

時間とお金をかけただけあり、質の高いサービスを受けられて、

結果、IT業界・プログラミングにも興味を持つという最高の結果になりました。

 

テキスト、メンターの方が非常にわかりやすいフォローをしてくれたので、

心折れることがなく、また達成感を感じながら挑戦することができました

 

質問や確認ができるというのは非常に初心者にとって優しい仕組みだと思いました。

例えば自分だけで学習しようとして本を買って勉強しても、

結局よく分からなくて止めてしまうこともあると思います。

 

実際、私の周りにも過去にプログラミングを始めるために本を買って挑戦したけど、

難しく理解できずに止めてしまった友人がいました。

 

もちろん、インターネットで調べながらもできます。

実際、私もTechAcademyを受講しながら、インターネットで調べながら学習を進めてきました。

 

ただ、Slackというチャットを用いて、いつでも質問ができ、

また週1回のメンターのサポートがついているという点は、

初心者が躓きにくく、そして上達を早める仕組みではないかと感じました。

 

TechAcademy「はじめてのプログラミングコース」の内容

私が受講したTechAcademyのコースについても簡単に解説します。

 

まず学べる言語ですが、HTML、CSS、PHPになります。

それからデータベースのMySQLを使用します。

 

コースの流れとしては、そもそもITの基本的な知識のインプットからはじまり、

HTML、CSS、PHPと順に学習していきます。

 

また大体10章くらいにパートが分かれており、

その中で“課題”と呼ばれる、TechAcademyに提出して自身の提出物が正しいかを見てもらうものがあります。

 

内容としては学習したことの確認です。

つまり、HTML、CSS、PHPに関して学習したことを確認、

また、たまに応用的な課題が出ることもあります。

 

最終的なコースのゴールとしては、読書した本を管理する簡単なシステムを作ることになります。

つまり簡易的ですが自分でシステムを作るところまで経験できるのです!

 

先述したSlackでの質問や、週1回のメンターとのミーティングは、

テキストや課題でわからなかった時に助けを求めることができます。

またメンターとのミーティングは、お互いの画面をシェアしながら進めることができるので、とても分かりやすかったです。

画面をシェアするなんて、ITの力はすごいなと感心しました(笑)

 

まとめ

様々なプログラミングスクールがここ最近では登場してきていますから、

TechAcademyがベストかどうかは他のプログラミングスクールを体験していないので、

何とも言い難いところがあります。

しかし、安心しておすすめできるのは間違いないです!

 

受講を終えてプログラミングに更に興味が湧いてきました。

その後、私は独学でRuby、Ruby on Rails、Pythonを現在進行形で勉強しています。

 

作ってみたいなー!と思うアプリケーションもあるので、

地道ですが、週末プログラマーみたいな感じで勉強を進めていきたいと思います。

 

以上がTechAcademy受講の感想になります。

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【転職活動】大手企業を新卒入社3ヶ月目で辞めた話とその後の人生

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私は大卒新卒で入社した大手の金融機関をわずか3か月で辞めました。

辞めるに至った経緯とその後について書いていきます。

 

良い事ばかりではなく、苦しかった事など含めて等身大で書きました。

 

 

なぜ辞めたか?

答えとしてはシンプルに“この会社で働き続けたくないと感じたから”ということでした。

転職理由としてはNGなマイナスな点を色濃く反映して言うと、

仕事の仕方、会社の環境を考えると、その会社で働くモチベーションが全く湧いてきませんでした

自分で文章を書いておきながらあれですが会社を全否定ですね・・・(笑)

 

何が合わなかったか?

上述した点をもう少し具体的に書いていきます。

 

仕事の仕方が合わないとは?

私が勤めていた企業は大企業だっただけあり、非常に組織立っていました

OJTで教えてくれる上司もいましたし、チームにベテランもいるという、

まさしく均整のとれた組織でした。

 

しかし、やり方も画一的で指示してくる内容も画一的

またオリジナリティを全く求めてすらいないような、

「とにかくこれをやっていればいいよ」が連発されているような環境でした。

 

21世紀に生きているはずなのに、まるで中世くらいまで時が戻ったような古臭いカルチャーでした。

そして、長年勤めている人はこのカルチャーに慣れきってしまっているので、

違和感すら覚えないのでしょう。

 

会社の環境が合わないとは?

上司の言動は絶対というカルチャーであったため、

スーパーパワハラ、差別的な発言に満ち溢れており、それが正としてまかり通っている環境でした。

 

社内で上司から部下への恫喝は当たり前で、成果の上がらない社員を集めた、

“ゴミ箱”という名前を裏でつけて呼ばれている部署までありました。

こんな会社で働きたいと思いますか?

 

それから会社の中心となる課長クラスの40代の方々にも魅力を感じませんでした。

私が辞めるという話をした時には、「女の子ですら頑張っているのに、お前は頑張らないのか?」と言われました。

 

女性をどのような目で見ているのかはわかりませんが、よくわからない精神論を語ってくれました。

言っておきますが、これは30年前の日本企業の話ではなく、

2010年代の日本で就職人気ランキング上位に来る超大手企業の話です。

 

ほぼポジティブな要素はなく、私はネガティブな要素満載でとっとと会社を辞めました。

転職先を決める前に辞めたために苦労することになるとは、この時は全く考えていませんでした・・・

 

会社を辞めたその後の転職活動

後先考えずに辞めた私は、その後大手の人材紹介会社に登録し面談に行きました。

ところが先に会社を辞めた話を担当コンサルタントの方にした瞬間に大変驚かれて、

恥ずかしながら、その時に離職することのデメリットの大きさを知りました。

 

今では笑い話にできますが、当時は考えずに行動した結果、知らないことがあまりに多かったように思います。

 

10社ほど応募したような記憶がありますが、半分程度は書類で落ちたような気がします。

残り半分は面接まで進み、社長や意思決定者とも会いましたが、

7~8割は選考が通過しなかったように思います。

 

大きな会社は前職の経験から入りたくないと思っていたので、

会社規模の小さいところに絞って受けていました。

要は一般的にあまり聞きなじみのない会社からも不採用の通知を受けていました。

これは当時の自分にはかなり応えました。

 

逆に就職活動の際は大手企業ばかりを志向しており、

5社ほど受けて3社内定をもらいました。

そして内定をもらった会社は誰もが知っているような会社です。

 

ところが会社を辞めて離職して、何も経験がなく社会人として評価すべきポイントがほとんどない自分への世間の目はあまりにも厳しかったです。

この時は精神的にも相当きつかったような覚えがあります。

 

また面接に進んでも面接官から聞かれることはほぼ決まっており、

「何でこんな短期間で会社を辞めたのか?」という点にフォーカスされ続きました。

 

当然と言えば当然ですが、理由は超ネガティブな話ばかりですし、

いくら話をしたところで、

「もう少し続ければよかったじゃない?」「決断するのが早すぎる」という応答が多かったです。

そして、“こいつは忍耐力がない、持続力がない”と評価されていたのではないでしょうか。

 

とにかくこの時期はとても辛かったです。

 

捨てる神あれば拾う神あり

結果的に私は転職活動を始めて、1ヶ月程度で企業から内定をもらうことができました。

私が選んだのは人材サービスを展開している会社で、当時は数名しかいない規模の会社でした。

 

選んだと上述しましたが、当時は選んだような感覚はなく、

ようやく内定を獲得できたというような安心感の方が圧倒的に上回っていました。

 

この会社を選んだ理由は、まず従業員がとても少なかったので前職よりは、

責務の大きな仕事を任せてもらえそう、また社長も30代と若く、

まだまだ成長戦略を持って事業を進めている印象を受けました。

 

正直に言うと会社の規模が小さかったら何でもよかったようなところもありました・・・(笑)

根拠薄弱かもしれませんが、格好つけずに言うとそんな感じです。

 

それからもう1点、この会社に入社したいと思う理由がありました。

それは面接官で会った当時のマネージャーがこれまでの面接官とは異なり、

未来志向がとても強かったことです。

 

どういうことか説明すると、ほとんどの面接では私が“なぜ退職したのか?”という点にフォーカスされましたが、入社した会社では“今後どうしたいのか?”という点にフォーカスしていました。

 

この環境だったら自身を受け入れてくれる、つまりカルチャーマッチしそうだという感覚がありました。

 

今振り返ってみると、当時の決断は勢いも含めてのことでしたが、

現時点でのキャリアに大きく繋がっており活きています

 

以前は全く人材サービスには興味がなかったのですが、

その後も人材サービスのキャリアを続けていきました。

新卒で入社した会社を辞める決断をしていなければ、今のキャリアにはならなかったでしょう。

また好きな仕事を見つけることもできなかったでしょう。

 

まさに捨てる神あれば拾う神あり、ということわざがぴったりの時期でした。

 

周囲の目

私は1社目を早々に辞めましたが、当時はその決断に対して周囲からは、

懐疑的な目で見られていたと思います。

 

“何で辞めたのか?”と面接官の質問と同じようなことが日々の中でも繰り返されていきました。

今思えば会社をたった数ヶ月で辞める人間の方が珍しいので、

周りの反応は当然ですが、私はうんざりすると同時に何か悔しい気持ちもこみ上げてきました。

 

だからこそ私は今度こそと心機一転で頑張ろうと思い、

また自分が好きな仕事を必ず見つけたいと考え、常に考え続けてきました。

その結果、2社目に在籍している時に好きな仕事を見つけて、

その後は好きな仕事にずっと就くことができています

 

キャリアを築いていく中で叶えられたこともたくさんありました。

今では1社目で私が早期に辞めたことを言われることは少なくなりました。

 

案外、人は忘れっぽいですし、人の目より自分の目を信じる方が、

長期的に考えたら正解になるのではないか、そう思考できるようになりました。

 

最後に

私が今回伝えたい事としては、どこかで躓いても何かを目指していれば、

必ずどこかで結果として帰ってくるという事です。

 

社会は思ったより甘くなかったです。全然転職できませんでしたから。

しかし、自分が思ったよりも厳しくもなく、どこかで何かが繋がっています

 

無駄なことはありません。

常に考えながら前を向いて歩いていけば、必ず自分の道が拓けているはずです。

 

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【キャリア】乃木坂46から考えるキャリア戦略

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競争激しい現代社会の中でも、個人的に特に競争が激しい業界の一つが、

アイドル業界だと思います。

 

今回はその中でも私が好きな乃木坂46を題材に、

乃木坂からわかるキャリア戦略について考えたいと思います。

 

私の乃木坂歴

まず簡単に私の乃木坂46歴について触れさせてください。

 

乃木坂46と出会ったのはおよそ5年前の冬のことでした。

当時乃木坂の最新シングルは10枚目の「何度目の青空か」でした。

今のところ、最初で最後の生田絵梨花がセンターを務めていたシングルです。

 

では具体的にどのように出会ったかと言うと、それは友人とのカラオケでした。

たまたまアイドルオタクとカラオケに行くことになり、

ももクロや乃木坂など、様々な歌が披露されていました。

当時の私はアイドルに全く興味がなかったので、自分では選曲していません。

 

ところが乃木坂のメロディを聴いていると、これは中々よいと思い、

すぐにカラオケで選曲していた曲を確認し、CDを購入して聴き始めました。

当時良いと思った曲は3曲あり、「君の名は希望」「制服のマネキン」「何度目の青空か」でした。

 

アイドルにハマったきっかけについて話すと大抵の人は、

どのアイドルがきっかけでハマったかについての話になると思います。

 

しかし、私は正真正銘、曲でハマりました。とにかくメロディが良いと感じました。

子供の頃にモーニング娘が爆流行りしていた時にアイドルの曲は耳にしたことがある程度だったため、この乃木坂の登場は自分史の中でも衝撃事件でした。

 

そんなこんなでハマって以来、握手会とライブにも足を運ぶこととなりました。

基本的に乃木坂が好きで、メンバーが大幅に増える前はほとんどのメンバーと握手に行くくらい、ハマり込んでいました。

 

“あれ、好きなのは曲じゃないの?”と思う方もいると思いますが、

この握手会という体験も個人的には味わったことのないもので、

取り敢えずあらゆるメンバーの握手を体験しました。

 

握手会の感想をまとめるのは非常に難しいのですが、

大きな要素としては、“非日常の体験”ができるという点に集約されているような気がします。

 

まさしく会えるアイドルというコンセプトで始まっている、

秋元康プロデュースの神髄を見たように感じました。

アイドル、芸能人に普通接する機会というのはないと思います。

 

テレビに出ているアイドルに会えるというのはとても興味深く、

もっと知りたいと思ううちに、足しげく通うことになっていました。

 

今でも乃木坂の曲を聴き続けていますが、基本的に握手会に参加していたのは、

3期生が加入する前までで、4期生については顔と名前が一致しなくなってきました。

 

以上が私の乃木坂歴でした。

前置きが長くなりましたが、ここからは具体的に乃木坂におけるキャリア、

それから一般的な社会人にも当てはまるキャリア戦略について考えていきたいと思います。

 

色々な意見・見解があるかと思いますが、この先は私の一意見としてお読み頂けると幸いです。

 

序章:乃木坂におけるキャリアの成功について考える

そもそも、乃木坂のキャリアにおける成功ってなんなの?という話ですが、

ここでは芸能活動を続けるという前提で考えます。

 

その前提で考えると、結論は乃木坂に在籍しているうちに、

乃木坂のネームバリューに頼らずに、個人の実力で仕事が取れる状態になっている

ということではないでしょうか(所属する芸能事務所の力も影響すると思いますが)。

 

それはなぜか。

乃木坂46での活動は期限が定められているからです。

つまり、いつかはどのメンバーも年齢を重ねた時に引退をしなければならない、

ということです。

 

これはプロサッカー選手のようなスポーツの選手寿命に近いところがあるかもしれません。

乃木坂も年々、新しくて若いメンバーが加入してグループが大きくなっていますが、

それと同時に古くから加入しているメンバーほど、辞めていきます。

 

この辞めるべき時期に個人で活躍できる実力があるかどうか

まさしくここがキーポイントになるはずです。

つまり冒頭に述べたように、芸能活動を継続する前提でいくと、

乃木坂に在籍中に個人の力で仕事を取れるかどうかがキャリアの成功のカギを握っていることになります。

 

本論:成功するメンバーとそうでないメンバーの違い

では次に成功しているメンバーの特徴について考えていきます。

以下の2点が成功しているメンバーの特徴だと私は考えます・

 

  • 一芸に秀でている
  • グループ内でのポジショニングを認識している

 

上記いずれかのスキルを持っているメンバーはほぼ間違いなく活躍しています。

一方でこれらのスキルがないメンバーは活躍できないと思います。

ここからはもう少し具体的に考えていきます。

 

一芸に秀でているとは?

アイドルを語るにおいて、一番シンプルでわかりやすいのが“ビジュアルの良さ”ではないでしょうか。

 

要するに可愛いか美人かのいずれかだということですが、

この筆頭が白石麻衣、西野七瀬、橋本奈々未であると私は考えています。

 

もちろん、この3人のビジュアルが好きでないという意見もあると思いますし、

ビジュアルだけでなく努力を重ねているということも、その通りだと思います。

 

ただアイドルにおいて、ビジュアルは最大の武器と言っても過言ではありません。

結果的に人気が出て、グループ内での露出も増えファンが増えます。

そしてもともとのビジュアルの良さからモデルや女優で活躍するという道もでてきます。

ビジュアルは強力な一芸です。

 

ではビジュアル以外には何があるのか。

他にも歌が圧倒的に上手、演技力が桁外れ、とにかく面白いキャラクター、

などなど、この辺りも一芸につながるスキルではないでしょうか。

生田絵梨花、若月佑美、高山一実などがこの辺りの代表格だと思います。

 

グループ内でのポジショニングとは?

先日、グループ卒業を発表した桜井玲香まで含めると、

乃木坂46のメンバーは総勢で44名となります。これはかなりの大所帯です。

 

これまでのメンバー数の推移をみると33~47名となります。

つまり常に多くのメンバーと競争しないといけない状況です。

 

またアイドルは人気商売の側面が相当に強いですが、

乃木坂46の活動は相当に露出の機会が限られています。

「握手会」「メディア露出」「ブログ」が主な手段でしょう。

 

上述したように常に多くのメンバーとの競争が要求されるため、

例えばテレビ出演では他のメンバーより取れ高のある言動をすることが求められます。

握手会では他のメンバーの握手よりも満足度の高いサービスをしないといけません。

 

要するに没個性では人気を高めることはできず、どんどん埋もれていくという仕組みになっています。ここは乃木坂46のかなりシビアな世界だと感じます。

率直に言うと、売れる人はさらに売れる、売れない人は売れないというスパイラルができやすい仕組みではないでしょうか。

 

またテレビ・雑誌などは、乃木坂46が運営会社として売りたいメンバーがもちろんいると思うので、そのようなメンバーが優遇されるということもあるでしょう。

 

話を戻すとテレビで自分のカットを使ってもらう事や、ファンを増やすためには、

他のメンバーとの違い、オリジナリティを確立していかないと生き残れません。

 

この最たる成功例としては深川麻衣であると思います。

乃木坂46のファンには非常に高い人気を誇っており、知らない人はいないと思いますが、

逆にファン以外の方が認知するような、テレビ番組・CMの類には、乃木坂在籍中にほぼ出ていないと記憶しています。

 

この深川麻衣は“聖母”というとにかく誰にでも優しいというキャラクターで、

乃木坂の他のメンバーにはない地位を確立していました。

運営会社のキャラ付けがあったとしても、それで売り出したいという人間性があったのだと思います。

 

彼女は乃木坂においてチーム内でのポジショニングに長けていると言えるでしょう。

ちなみに深川麻衣は乃木坂46を卒業した後は女優として活動しています。

 

最終章:サラリーマンキャリアとの共通点で考える

このように考えていくと、いわゆる一般的なサラリーマンキャリア、

社会人としてのキャリアでも乃木坂で成功するのと同様の点が、

重要な気がしてきます。

 

“一芸に秀でる”という点では、例えば圧倒的な営業実績を持っている、

コストカッターとしてバックオフィスで結果を出してきた、

あるいは経営者としては、経営を立て直すスペシャリストとして活躍してきた人などが当てはまるでしょう。

 

“ポジションニングが取れている”という点では、

例えば「この話はあの人に聞けばわかりそう」というようなセルフブランディングができていて、

周囲が自分に頼ってくるような状態、セールスであれば誰も攻め込んでいない業界に売り込みに行くなどが当てはまるでしょう。

 

ここまであくまでも会社勤めを前提に描いてきましたが、

フリーランスの場合でも同様に上記2点が大事なのは変わらないですし、

むしろより重要になってくると考えます。

 

乃木坂を例にとってみると、乃木坂を卒業後に女優やモデルになるのは、

フリーランスに近い活動と言えるでしょう(もちろん実際には事務所の力もあると思いますが)。

 

乃木坂に在籍している時、組織に所属している時から、

それ相応の力を蓄えていなければなりません。

なぜなら組織での争いより、フリーランスの方が競争相手も多いからです。

 

フリーランスで勝ち抜くためには、没個性にならずに、

一芸に秀でポジショングが意識できており、自分のテリトリーを確立できている状態が成功する条件ではないでしょうか(まあ、この状態でしたら間違いなく成功しますね・・・)。

 

個人的には今後、フリーランスの働き方は日本の社会においても、

さらに促進されるような気がするので、

乃木坂のメンバーが展開しているキャリア戦略は他人事ではないと思っています。

 

まさしく日本の多くの社会人にも適用・応用ができるものだと思います。

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【人生】村上春樹の“スプートニクの恋人”から読み解く人間の孤独

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私は村上春樹のスプートニクの恋人を大学時代にはじまり何度も何度も読んできました。

とても大好きな作品です。

この小説のテーマを一言で表すと、「孤独」だと私は考えています。

 

講談社によれば、文庫の後ろに書いてあるあらすじを読むと、“この世のものとは思えないラブ・ストーリー!!”とご丁寧に感嘆符を二つつけて大きく宣伝していますが、私からしたらこれは全く見当はずれなものです。

 

ただ講談社側からすれば少しでも売り上げを伸ばすために、このような一般受けしそうなあらすじをあえて書いているかもしれないので、ここでは特に言及はしません。

 

ではなぜこの小説のメインテーマが「孤独」であるのかをこれから読み解いていきたいと思います。

※以下、村上春樹さんのスプートニクの恋人より文章を引用しています

 

 

スプートニクとは何か?

まずこの小説のタイトルを見て欲しいと思います。

そうスプートニクの恋人です。

 

村上春樹の小説というのは長編であれ短編であれ、その物語の中に登場する例えば人物や人名、表現の中にものすごく“意味合い”を含ませていることが多いと感じます。

そしてこのスプートニクの恋人という小説も例外ではないです。

 

小説をめくって、いきなり物語の前にわざわざ“スプートニク”とは何か、ということについて解説してくれているのです。

 

これは村上春樹が意図するものをここで、

わざと暗示させているのではないかと思います。

 

つまり“スプートニク”とは何かを読み解くことが、この小説を理解するにあたって重要であるということは明らかです。

 

では“スプートニク”とはどういう意味なのでしょうか?

まず小説冒頭に書かれているものを引用すると、一般的な意味での“スプートニク”とは

 

1957年10月4日、ソヴィエト連邦はカザフ共和国にあるバイコヌール宇宙基地から世界初の人工衛星スプートニク1号を打ち上げた。直径58センチ、重さ83.6kg、地球を96分12秒で一周した。

翌月3日にはライカ犬を乗せたスプートニク2号の打ち上げにも成功。宇宙空間に出た最初の動物となるが、衛星は回収されず、宇宙における生物研究の犠牲となった。

 

と書いてあります。

 

次に言語的な意味においての“スプートニク”とはどういう意味かというと、本文のP.151におけるぼくとミュウの会話シーンでミュウは次のように発言しています。

 

ねえ、あなたはスプートニクというのがロシア語で何を意味するか知っている?それは英語でtraveling companionという意味なのよ。『旅の連れ』。

 

そして、この物語における“スプートニク”の意味について考えたいと思います。

P.98~99のぼくとすみれの会話には次のように記されています。

 

「(前略)ときどきとても心細くなるの。枠組みがいっぺんに取り払われてしまったような頼りなさ。引力の絆もなく、真っ暗な宇宙空間の空間をひとりぼっちでながされているような気持。自分がどこに向かっているのかさえわからない」

「迷子になったスプートニクみたいに?」

「そうかもしれない」(以下略)

 

続いてP.179のミュウがすみれを拒絶した時の以下の文章を見ていただきたいです。

 

「(前略)わたしにはそのときに理解できたの。わたしたちは素敵な旅の連れであったけれど、結局はそれぞれの軌道を描く孤独な金属の塊に過ぎなかったんだって。遠くから見ると、それは流星のように美しく見える。でも実際のわたしたちは、ひとりずつそこに閉じ込められたまま、どこに行くこともできない囚人のようなものに過ぎない。ふたつの衛星の軌道がたまたまかさなりあうとき、わたしたちはこうして顔を合わせる。あるいは心を触れ合わせることもできるかもしれない。でもそれは束の間のこと。次の瞬間にはわたしたちはまた絶対の孤独のなかにいる。いつか燃え尽きてゼロになってしまうまでね」

 

この文章では“スプートニク”という単語は出てきませんが、明らかに自分たちを言語的な意味での“スプートニク”である“旅の連れ”という言葉を用いて表し、私たちは“スプートニク”であると述べると同時に“スプートニク”とは「孤独」を意味するものとして解説しています。

 

おそらく、ここの文章は村上春樹が強く主張したい部分であると私は考えています。

それは先ほども言ったように“スプートニク”という単語が極めて重要な意味を持っていること、そして実はもう一つ決定的な証拠があるのです。

 

孤独とは人間の普遍的な性質

すみれが失踪した後、自分自身について見つめなおしているぼくが自問自答を繰り返すところの中からP.272~273の以下の文章を見ていただきたいと思います。

 

どうしてみんなこれほどまで孤独にならなくてはならないのだろう。ぼくはそう思った。どうしてそんなに孤独になる必要があるのだ。これだけ多くの人々がこの世界に生きていて、それぞれに他者の中になにかを求めあっていて、なのになぜ我々はここまで孤絶しなくてはならないのだ。何のために?この惑星は人々の寂寥を滋養として回転をつづけているのか。

ぼくはその平らな岩の上に仰向けになって空を見上げ、今も地球の軌道をまわりつづけているはずの多くの人工衛星のことを考えた。(中略)ぼくは眼を閉じ、耳を澄ませ、地球の引力を唯ひとつの絆として天空を通過しつづけているスプートニクの末裔たちのことを思った。彼らは孤独な金属な塊として、さえぎるものもない宇宙の暗黒の中でふとめぐり会い、すれ違い、そして永遠に別れていくのだ。かわす言葉もなく、結ぶ約束もなく。

 

ここで“みんな”という言葉を用いることで、「孤独」とは人間の普遍的な性質であると村上春樹は主張していると捉えることができます。

そしてここでの“スプートニクの末裔”とは、我々のことを言っているのは自明でしょう。

 

以上の解釈を元に私が思う村上春樹の孤独論をここで展開させて頂きます。

 

村上春樹の孤独論

我々はある他者に対しては何かを求めているのも関わらず、

ある他者に対しては非常に無関心であり他者の痛みも考えずにいて、

お互いがお互いを同じ様に求めている事は稀である。

 

故に我々は孤独にならざるを得ない。

 

これが村上春樹の孤独論の肝でしょう。

他人に対する無関心さ、ということに関してこの折に少しふれておきましょう。

この物語には多くの自分にしか関心のないエゴイストが登場します。

例えばぼく。

 

ぼくは相手の家庭環境、特に教え子でもある息子のことを気にも留めずに何食わぬ顔で、その母親と不倫をしていました。

 

この物語の終盤でその教え子である“にんじん”が万引きをして捕まるというシーンがありますが、この事件を起こすきっかけを作ったのは実は“ぼく”にあるのではないかと私は考えています。

 

どういうことかと言うと、にんじんは万引きを繰り返していましたが、

その万引きの対象はなぜかずっとホッチキスでした。

なぜホッチキスなのかというのは文中では語られていないですし、

ホッチキスである必然性を理解するのは難しいでしょう。

 

がしかし逆に考えてみれば、むしろ意味がないのはおかしくないのです。

そもそもこのにんじんの万引きというのは、

ぼくと母に対する自分が何か問題を抱えているという、

ある種のサインであったのではないでしょうか。

 

だから物欲しさに万引きを繰り返していたわけではないのです。

盗むものがホッチキスであろうがなんだろうが構わないのです。

そしてこの万引き事件の最後ににんじんの母親が実は息子は不倫に気付いていたのでは、と疑うシーンがあるが私はその通りであると思います。

 

近くにいながら、なおかつ自分たちによって生まれたと思われる問題に対して無関心であったか、あるいは気付いていないふりをしていたこの二人の存在は、

現代の日本に生きる、我々に対する村上春樹の批判ではないかと思います。

 

この他人に対する無関心さあるいは気付いていないふりというのは、

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの人間とやみくろの関係性からも見てとれるように、村上春樹が繰り返し主張していることでもあります。

 

そしてこの人に対する無関心さ、つまり孤絶することで、

我々は孤独を逆に補強しているのです。

 

再び村上春樹の孤独論に戻りましょう。

先ほどの続きで2つ目のポイントになります。

 

我々は他者を理解していると思っていても実は理解できていないこともある。

そして自分の期待あるいは理想に反する“現実”を突きつけられた時、

受け入れられずに“現実”から目を背ける。

 

現実”から逃げた我々は実現不可能であるが、自分に都合のいい“夢”の世界を妄想する。

あたかもそれが僅かには可能性があるように信じて孤独に生きているのである。

 

我々は同じ地球上で生きているのだから、

少しくらいはお互いの距離を縮められるのではないだろうか、

そう信じながら生きている。

 

 

以上が私の思う、村上春樹の孤独論とスプートニクの恋人の解説です。

 

スプートニクの恋人の感想

最後にこの本を読んでの感想を少し書きます。

私は初めてこの本を読んだ時は、

正直ここまで深い意味が込められている作品であるとは感じませんでした。

 

物語を通して謎がものすごく散りばめられているとは感じましたが、

それが何を表しているのかは理解できませんでした。

 

しかし、この本を再読した時に謎と謎が実は深いところで関連していたことがわかり、

段々とこの本に対する理解ができるようになっていきました。

そして今では偉大な作品であると思っています。

なぜなら自分自身を見つめなおす機会を与えてくれる稀有な作品だからです。

 

もちろん今回私が感じ取った孤独論も、

単なる一つの見方でしかなく、インターネットを探しても色々な捉え方があります。

それだけ色々な要素が詰まっている名作であると改めて感じました。

 

確かにエンターテイメント性では私自身も大好きである、宮部みゆきや東野圭吾などの売れっ子ミステリー作家と比べると見劣りするところがあるかもしれないです。

 

しかし、村上春樹の作品にはそういった作品とは違ったベクトルがあり、良さがあります。

また村上春樹は人間と社会を非常によく観察しているな、と感じました。

それは著作の一つである、アンダーグラウンドのあとがきを読んで更にそう感じるようになりました。

 

それに加えて小説を通して言いたいこと、これがかなり一貫性を持って感じられます。

村上春樹の主張したい事の全てが納得感のあるものではないですが、

このような、ある種の頑固な作家は現代ではあまりいないでしょう。

 

繰り返しになりますが、人間の孤独に触れているスプートニクの恋人は、

改めてハッとすることも多く、傑出した作品だと感じました。

 

 

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【人生】自分の感覚≠他人の感覚という前提で生きる

 

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今回は動画を元にした記事です。

 

一見何の変哲もない動画です。

エレベーターホールで白いシャツを着たチームと、

黒いシャツを着たチームがバスケットボールを使い、

お互いのチーム内でパス交換をしています。

 

ただし動画を見る際に一つだけルールがあります。

白いシャツを着たチームのパスを交換した回数を数えて下さい。

黒いシャツを着たチームの回数はカウントする必要はありません。

白いシャツのチームだけです。

 

動画を見る際のルールはこれだけです。

それでは早速動画を見て下さい。見落とさないように全神経を使って集中しましょう!

 


selective attention test

 

 

※※ここから下は動画を見た後に読んで下さい※※

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

そうです、ボールの数を数えられたかが重要だったわけではないのです。

 

実はこの動画は1999年にハーバード大学で実験された、

人間の認知に関するものなのです。

行動経済学でも度々引用されている有名なものです。

 

実際のテスト結果はどうだったかと言うと、

実に述べ数千人がこのテストを受けたそうですが、

その約半数がこの動画を見ても、何の異常に気づかなかったそうです。

 

ちなみに“白いシャツを着たチームのパス回数を数える”、

ということを指示しないで実験をした結果、全員見落とさずに気がついたそうです。

 

つまりこの実験から言えることは、人間の意識は何かに集中していると、

普通気づくようなものであっても、気づかなくなってしまうということです。

 

白いシャツを着たチームのパス回数を数えることに、

意識を集中したがために見落としてしまった人が、数多くいたということになります。

 

またこの実験の結果を見た被験者たちは、

大いに驚いたそうで、見落としてしまった被験者の中には、

「そんなもの(ゴリラ)はいなかった」とさえ答えたようです。

 

あまりにも自分の認識や感覚を信じすぎてしまい、

ある意味、自信過剰のような状態になってしまっています。

 

そしてまた、人が物事を認知して気づくためには、

ある程度の注意力・観察力が必要だということもわかります。

 

この動画を見て最も興味深いと感じるのは、

『目にした、あるいはしたと思われる情報について、人間は全てを同じように認知しているわけではない』

ということです。

 

つまり、ある情報を不特定多数が見た際には、

その人それぞれにおける状況下がとても重要だということです。

 

例えばお腹が空いている人が牛丼を見たら、

“美味しそう、食べたい”と思うかもしれませんが、

逆にお腹いっぱいの人が見たら、“見るだけでお腹がいっぱい、食べたくない”と、

思う方もいるでしょう。

同じ物事を見ていても、人によって感じ方が違うということです。

 

これはあらゆる物事に通ずる認識だと思います。

また現代におけるダイバーシティへの考え方へのズレ、

Twitterをはじめとする、アルバイトの炎上事件についても繋がる部分があると思います。

 

大切なことは、“~は〇〇だ”、“〇〇だからあいつは~だ”のようには思い込まずに、

一歩自分を外に置いて、客観的に見る視点を設けること、

これこそが教訓だと思います。

 

人は自分の考えや想い、それが全てだと思っているわけではないですが、

どうしても自分は正しいと思い込んで視野は狭くなりがちです。

 

“どうしてそう思うのか”“なぜ自分と考え方が違うのか”

これこそ相手を理解する一歩でしょうし、自身の物事への捉え方が多様になります。

結果的に人生を楽しく生きるための秘訣にもなるような気がします。

 

哲学的な考え方にもなりますが、あらゆる物事を疑ってみることを実践していくことで、

自分の知的な感覚が広がっていくかもしれません。

今風に言うとメタ認知も近いところがあるような気がします。

 

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